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時間についてみんなに理解してもらうことが働き方につながる

 先生「〇〇の提出物持ってきた人出して〜」

 生徒A「お願いします。」

 生徒B「忘れたので放課後持ってきます。」

 生徒C「……忘れたので明日持ってきます」


 このような会話先生をしている方ならよくあることではないでしょうか。

 今回ピックアップするのは生徒Bのような考え方をしている生徒に対しての意識の変容です。

 生徒Bは、今忘れてしまったけれど、早急に持ってきてなんとか出そうとしている生徒です。

 その思いは素敵ですし、自分は価値があると思っています。

 しかし、以前今日中に持ってくるという言葉を信じ(大事な書類だったので)待っていましたが、持ってきたのは19:00でした。

 明らかにいらない時間外勤務が発生してしまいました。

 生徒と約束した手前帰るわけにいかず、悔しい思いをしました。

 その後、同じことがあったら時間の大切さを生徒に感じてもらい、自分ができる範囲での最善を選択できるようにさせました。

 具体的には、放課後何時にもってくるのかをはっきりさせました。

 「18:00頃には…」といった生徒に対してはきちんと教員の勤務時間を伝えました。

 そして、「6時間目の後の放課後に無駄に18:00まで学校に残らさせられたらどうか」などと考えさせ、先生も家庭があることなどをきちんと話しました。

 すると、ほとんどの生徒が「それじゃあ先生は可哀想だ」とか「相手の時間大切にするためにも提出期限は守らないとな…」「できるだけその日中に出したいけれど、放課後16:50までに間に合わなかったら次の日に提出したい」と話してくれました。

 そのほかにも「そもそも期限を守ることを意識したい」「提出したあとに待っている人がいるから期限は守りたい」といってくれた生徒もいます。

 この話を自分のクラスにした後からは提出率が以上に上がり、また、忘れてしまった生徒も時間を見て自分で判断して早めに出してくれるようになりました。


 なぜか先生という人は学校に住んでるがの如く常に学校にいる存在と思われています。

 早く帰るためにも、先生の働き方を生徒にも保護者にもこういった時間の大切さを広めていきたいものです。

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