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教員採用試験 集団面接(集団討論)の練習は早めに!!その理由と面接時の立ち振る舞いについて解説

1.なぜ、集団面接(集団討論)の練習を早くやるべきなのか? 

 教員採用試験では自治体によって集団面接があることがあります。

 集団面接の対策は「1次試験が合格してからでいいや~」と考えている人多いのではないでしょうか?

しかし、集団面接の練習や対策を早め早めにしておくことで、1次試験などで実施される個人面接も圧倒的に強くなります!

 理由は3つあります。

 ①質問の全体像が見える。

 ②質問の本質が見える。

 ③自分の受け答えがシンプルになり、面接官に印象付けることができる。

 特に③の効果は大きいです。だらだら質問したことに答えていても面接官は「結局何なの?」「ながいなー」と心の中で思ってしまいます。自分の伝えたいことがたくさんあるからこそ、なるべくシンプルに的確に的を得られる受け答えが大切になってきます。

 基本は1つの質問に長くても30秒以内で答えないとよくないのではないかと思います。面接官だって聞きたいことはたくさんあるはずですよね?あなたが一方的に話すだけでは相手はつまらないものです。

 ちなみに、筆者の同期の中で中学校の1次試験の個人面接で長く話過ぎた人は途中で「長いからもういいよ」といわれ、個人面接を中断されたそうです。もちろんその人は不合格でした...

 端的にまとめるためにも集団面接の練習は有効ですので是非お試しください。


2.集団面接(集団討論)の立ち振る舞いについて

 集団面接(集団討論)を意味あるものにしていくためにも、集団での自分の立ち位置というものが非常に大切になってきます。あくまで教員としての資質能力を見極めるための試験が、教員採用試験なのですから「教師になった時大丈夫かな?」という視点で採用者も見るのではないかなと思います。


 では、集団面接(集団討論)での立ち位置を図を用いて説明します。

図4

 このなかの2つのポジションに属することを意識して集団面接のとき取り組むことで”うまく立ち振る舞えている”ように見えます。

 まず、絶対ならないといけないのは【聞き上手】のポジションです。教員としてここは欠かせないので、相手の意見をまず受け入れる姿勢を大切にしましょう。

 つぎに、他の3つのポジションから1つ選ぶわけですが、【革新的リーダー】はセンスがある発言など、なかなか狙ってその発言をしようとしてできるポジションではありません。言おう言おうとしてよくわからないと言われてしまうこともありますから...

 つまり、【批判的聞き手】になるか【協調的リーダー】になるかということになります。このどちらも一見難しいですが、質問に対して自分なりに全体像がはっきりと見えていることでどちらのポジションにもなることができます。後は自分にあった得意な方をやるだけです。

 議論が白熱してくると話し合うべき方向性を見失ってしまうことがあります。そんなときに軌道修正をするのが【批判的聞き手】です。自分は全体像を明確に持つことができていたので、こちらのポジションで集団面接を受けました。

 また、同じ具体的な経験をもとに話してきて、なかなか前に進まないなと思うときもあります。そんなとき、「皆さんのおっしゃったことをまとめると○○ということですね。そこに関わって△△ということも◇◇という理由で大切だと思うのですがいかがでしょうか?」などと、意見を一旦うまくまとめ、次のステップに進めてあげる【協調的リーダー】です。

 しかし、全員が同じポジションであると困ってしまいます。面接官の印象に残りません。だからこそ、集団面接のときにはじまってからどのポジションでいこうか考えながら議論できるようになるといいと思います。すると、自分がどのポジションに行けばこの討論がうまく回るのか考えながら討論でき、結果としてその集団面接で印象的な人になることができます。


自分がどのポジションで戦うか明確にしておくことで、今後の面接対策の質が飛躍的に向上します。ぜひ、意識してみてください。


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