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3月4日:今週のアーユルヴェーダ~体の声を聞いてみる

かつて
アーユルヴェーダサロンを運営していた関係で、
今でもときどき、知り合いの方から
これこれの不調について、
アーユルヴェーダで何かいい方法ない?っていう
質問が届くことがあります。

こういう場合は、きっと、
こんなスパイスを摂ればいい、とか、
こんなトリートメントするといい、とか
アーユルヴェーダのこれこれを飲むといい、とか
そんな返事を期待されているのだろうと思います。

けれど、まず最初にお伝えするのは、
症状がひどい、あるいは続くようならぜひ病院へ、です。

そのうえで、
お伝えするのは次のようなことです。

アーユルヴェーダ式でまずやるべきことは、
①原因の特定
②原因の排除
です、と。

例えば、今盛りの花粉症。

くしゃみが止まらない の場合。

①原因の特定:花粉
②原因の排除:花粉を体内に取り込まない工夫をする
 花粉をつきにくい服装で出かける
 マスクや眼鏡で防御する など
が基本になります。

他にも、頭痛
①原因の特定:どうして頭痛が起きるのかを特定する
 睡眠不足?首や肩の凝り?目の疲れ?
 その他、頭痛の原因になりそうなことはないか?
②原因の排除:上記で特定されたことを排除する
 睡眠不足なら睡眠を十分とる
 首や肩の凝りなら、ほぐす・温めるなどして凝りをとる
 目の疲れなら、何も見ないで休ませる・ホットタオルなどで温める
 など、それぞれの対処法で、原因となっているものを排除する

アーユルヴェーダでよく伝えられるのが
汚れた布はきれいに染まらない です。

例えば、花粉症のせいでくしゃみや鼻水が止まらない場合、
くしゃみや鼻水を止めるには○○がいいよ、となっても
まずは花粉が入ってこない仕組みを作らないと
いくら○○をとっても、花粉が入ってくる限り
堂々巡りになるということです。

なんとなく不調、、、の場合には、
その不調がどこからくるのか
何が原因でそうなっているのかを
ご自身の体に質問してみることが大切です。

体に聞いてみる。

そんなことを頭の隅において
今週はお過ごしください。

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