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2月5日:今週のアーユルヴェーダ

今日は全国的に天気が悪いようです。

特に関東方面は、午後からの雪に注意するようにと
天気予報で大きく取り上げていました。

冬の間はこうした雪による影響も含めて
どうしても日照時間が短くなります。

そして、日照時間が短くなることが
身体に与える影響のひとつとして
冬季うつがあります。

日照時間が短いことが、
脳内神経伝達物質のセロトニンに影響し、
冬季うつの原因のひとつになるとされています。

ざっくりとした説明になりますが、
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ
他の神経伝達物質の働きをコントロールし、
精神を安定させる働きがあります。

このセロトニンは
日照時間が減ると減ることが分かっています。

そのため、
冬季うつ対策のひとつとして、
外へ出て太陽の光を浴びることが勧められています。

晴れた日には
20分~30分程度でよいので、
外へ出て太陽の光を浴びるのがよいようです。

推奨されているのは、
10,000ルクスの光を1時間程度ですが、
1日1時間を外で過ごすのはなかなか難しいと思うので、
あくまでも参考まで。

ちなみに
晴れた日の太陽光は10,000ルクス。
これが屋内の人工照明だと1,000ルクス程度だそうです。

緑のある公園や神社などでもよさそうですが、
普段の生活に組み込めることが理想なので、
家の周辺をぐるっと歩く程度でよいと思います。

外へ出て、太陽の光を浴びながら
体を動かすことは自律神経を整えるのにも役立ちます。

アーユルヴェーダでは、
食事の後のそぞろ歩きが勧められています。

食事の後ですので、
激しい運動は避けた方がよいのですが、
ぶらぶらと散歩することは
消化を助けることにもつながるという考え方です。

東京のアーユルヴェーダスクールに通っていたころ、
年に一度、河口湖で合宿がありました。

その際、朝食の後や夕食の後、
そぞろ歩きの時間がありました。

食事が終わると
合宿所の周辺を
先生や生徒みんなでぞろぞろと歩くわけです。

合宿中は午前も午後も勉強詰めですから、
ちょっとしたリフレッシュにもなりました。

これと同じように、
今の季節であれば、朝食後と昼食後に
外にでて少しぶらっと歩くのはどうでしょう。

夕食後はすでに日が落ちているかと思うので、
太陽光にあたるためには、
朝食後と昼食後の時間帯がお勧めです。

あるいは、
消化力サポートと関係なく行うのであれば、
夕食前の時間もよいと思います。

時間的には、その頃はヴァータが優勢の時間帯。
つまり、運動に適した時間帯ですので。

+++++

天気のよくない日から始まった今週ですが、
晴れた日、あるいは、曇りの日でも
1日1回は外に出て太陽の光を浴びながら歩く
をテーマにお過ごしください。

特に、
特別な理由がないのに、
なんとなく気持ちが落ち込むように感じる方には
外に出て太陽の光を浴びる、歩く、ことがお勧めです。

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