番外編②~メンタル自重トレ

SMバーへの誘いに併せて。


最初に書いた通り、私はずっと自己評価の低い子どもでした。身体が小させいでいじめにも遭いましたし、スポーツは大の苦手。学業成績はまあ人並でしたが、小中学校において学業成績の良し悪しなんてものは自己評価には繋がらないものです。性的なコンプレックスもありましたし、自分に自信を持てることなんて何もなかったのです。

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ところが、性的なコンプレックスを別にすれば(これには本当に悩まされ、克服するのに20年近くかかりましたました)、基本的には自己肯定感に満たされている方だったと思います。
私は子どものころから様々なコンプレックスに悩まされていました。
特に、最初に述べた通り、子どもの頃の自己評価において身体能力の占める割合はかなり大きいものです。私は運動神経抜群のクラスメートたちを羨みましたが、一方で幼いながらにこうも思ったのです。

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「いくら小学生レベルで少々運動神経が良くても、プロ野球選手になれるわけじゃない。彼らの上にはもっと上がいて、彼らもいつか頭をぶつけて劣等感に苛まれるだろう。その劣等感は、むしろ自分のようにずっと下にいた人間より惨めかもしれない。それは美男美女でも、頭脳明晰な秀才でも同じことじゃないか。」
私にとっての自己評価とはこういうことなのです。

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そして、自己肯定感とは、
「今のままの自分でいいわけではないけれども、一先ず今の自分を受け入れて、頑張れるところまで頑張ってみよう。」ということ。
つまり、自己評価と自己肯定を割り切らないと、次のステップにすら進めないのです。
ところが、大人になって気づいたのは、肥大化した自己評価モンスター(主に男性に多い)と、自己肯定感を持てない自傷モンスター(主に女性に多い)があまりに多いということ。そして、自己評価モンスターに比べると、自傷モンスターの方がまだ寛解の余地があります。
素敵な恋人に出会うとか、筋トレを始めるとか、音楽でも美術でも何でもいいのでアートに触れるとか、縛るも良し、縛られるも良し、ぶつも良し、ぶたれるも良し、SMプレイに興じてみるとか、自己評価と自己肯定を割り切る入り口はたくさんあると思いますよ。


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