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読書力を拡張する

「わたし」を拡張する

 先日、ChatGPTが華々しく登場して以来、人間プラスアルファで生きていく時代に加速がかかったように感じます。
 ところで、先月、生まれて初めて「リーディンググラス」を作りました。店員さんは「老眼鏡」という言葉を決して、使いませんでした。よくICT活用で用いられる例えですが、眼鏡で視力を補うように、便利な道具を使って苦手を補足すればいい。つまりは、道具を上手に使って、能力を拡張すればいい。

 そこで、忘れっぽさの補足、つまりは「記憶力の拡張」に、スマートウォッチを使い始め、手間の削減、つまりは「労働時間の拡張」に、Google Form + GASで効率化、暗記力の拡張には忘却曲線を生かした「ReminDo」アプリ、文書作成にはもちろんChatGPTと、いくつかスタートしています。そこで、noteで備忘録をかねて記録をしていこうと思います。

読書力を拡張

 勤務している学校は、国際バカロレア教育の認定候補校で、かつ英語イマージョン教育を行っています。参考にするために読みたい本が沢山あっても、時間を上手く作れず焦るばかり。さらに講演会や研究発表会に出ると、参考文献が紹介され、積読の山の頂はもう雲のはるか上までそびえ立つかのようです。
 これまで、通勤途中にAmazonのAudibleで『聴く読書』を時々してはいましたが、ネックは、Audibleにある本しか聴けないことです。英語の勉強には役立ちましたが、「国際バカロレア」での検索結果は、見事にゼロ件です。

PDFを音声化する

ーPDFの文書をMP3化して、通勤途中に車で聴き、読書力をちょっと拡張するー

 国際バカロレア教育の資料は、PDFで配布されているものが多くあります。タブレットやPCでより、紙で読みたい(書き込みをしたい)ことから、これまでは一旦印刷をしていました。紙の資料があった方が、俯瞰して見るのも楽です。
 まずざっくりと頭に入れて、専門用語に慣れたいだけなら音声が楽ですし、紙で読む際の効率も上がりそうです。
 そこで、上のページを参考に、PDFをMP3にしてスマホに保存、通勤途中に車で聴くことを試します。

Adobe Acrobat Reader DC(無料版)をダウンロード

変換したいPDFをAcrobat Reader DCで開く

引用元:国際バカロレア(IB)の教育とは
https://www.ibo.org/contentassets/76d2b6d4731f44ff800d0d06d371a892/what-is-an-ib-education-2017-ja.pdf

「表示」タブをクリックして、「読み上げ」>「読み上げを起動」を選択


ボイスレコーダーで録音。
 今回、Windows環境で行ったので、標準アプリのボイスレコーダーで録音しました。ただし、事前にステレオミキサーの設定をしました。

ボイスレコーダーから内部音声を録音するための設定

  1. 「スタート」ボタン→「設定」→「システム」をクリック

  2. 「サウンド」をクリック

  3. 「サウンドコントロールパネル」をクリック

  4. 「サウンド」で「録音」タブをクリック

  5. 「ステレオミキサー」を選び、プロパティから「有効」および「既定のデバイスとして設定」にする。
    (ここで、ステレオミキサーが無いことが発覚し、ドライバの更新に1時間費やしました。Realtekのドライバーを入れて解決。。。)

  6. ボイスレコーダーを起動し、ようやく、録音

気付いたこと

 ステレオミキサーを、”「既定のデバイスとして設定」”とするので、別の機会にマイクから録音したいときに、忘れずに設定を変更しないといけないのかもしれません。

 また、Adobe Acrobat Readerで、読み上げ機能を起動したときに、読み上げを開始する位置や終了する位置をうまく指定できませんでした。なにか文書の構造のようなものが影響するのかもしれません。PDFの中にある文字データだけを抽出して、別のPDFファイルにできたらいいのかもしれません。

参考記事

つづきは、こちら

あとがき

 この記事の背景として、小学校の先生の忙しさがあります。今の職場に転職して約4年経ちました。開校準備が一年と、開校後は小学校の先生として3年。
 そもそもマイペースな私が、学校の先生の激務や自分のキャパシティを乗り越えていくために、現実に直面しつつも、まだまだ改善の余地はあるのではないかと思いました。そこで、いろいろ試みることにしました。

おまけ。noteも拡張されていた

ちなみに、この記事を書いていて気付きました。noteのメニューにもAIが!? 有料のオプションですが、よく記事を書く人にはありがたいでしょうね。


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