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ホシノタイムズ vol.1〜Matcher使ってみた〜

「ホシノタイムズ」という形で新卒市場や採用に関して定期的に発信をしていきます。今回は第一弾として、学生時代から利用していた「Matcher」について、実際の使用感を含めて書いていきます。

<目次>
①Matcherとは?
②Matcher使ってみた!
③料金は?

①Matcherとは?

「Matcher」はMatcher株式会社が運営するOB・OG訪問マッチングサービスです。同企業は2015年に創業され、他にも「Matcher Dictionary」という就活情報メディアを運営しています。今回は私自身も週1で面談を行っている「Matcher」にフォーカスしてまとめていきます。

「Matcher」は従来、大学のキャリアセンターでしか依頼することができなかったOB・OG訪問をオンライン上で可能にしたサービスとなっております。競合サービスでは、「VISITS OB」「ビズリーチ・キャンパス」「OBトーク」などがあげられます。

Google Trendsの結果からも見てわかるように、他サービスと比較した際に、平均的に知名度が高いですね。

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使用しているユーザーは?

利用者は大きく社会人と学生の二つに分かれます。(※内定者は社会人としてカウント)
社会人側は、商社やメーカー、マスコミといったTHE大手からベンチャー企業まで幅広い業界・業態の企業が利用しています。ちなみに2019年10月現在で社会人側の登録数は16263人となっています。

一方で学生側は、GMARCH・関関同立クラスの学生を中心に利用されているようです。(学生利用数はわからず...)

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データベースを利用したスカウト機能も?

「Matcher」と聞くと、OB・OG訪問のマッチングプラットフォームのイメージが強いと思いますが、「Matcher Scout」というダイレクトリクルーティング機能もあるのです。特徴は大きく3つ。1つ目は、「スカウト対象がMatcherのデータベース上にいる学生のため、キャリアに主体的な学生が多い」こと。2つ目は、「運用代行機能により、採用工数を削減できる」こと。3つ目は、「完全成功報酬で初期費用0円」。スカウト開封率がやや低いという噂も現場で聞くことはありますが、完全成功報酬なので安心して利用できそうですね。

②Matcher使ってみた!

実は私自身もMatcherのユーザーです。バリバリ競合サービスなのですが、「一人でも多くの学生が"自分を飾らず"納得感をもった上で、就活時の意思決定をする世界観の創造」というwillを叶えるためのツールとして愛用しております(笑)
私は人事では全くないのですが、willを叶える傍らで自社に興味がある子をちゃっかりダイレクトリクルーティングしております。

どれくらい依頼はくるの?

実際の使用感としては、かなりOB訪問の依頼がくる印象です。大体週に2-3件は平均的に申し込みがきます。これは、学生が面談後に自分の面談にレビューをつけてくれた際に、自分のページが上位表示されるアルゴリズムになっているからだと思います。(※自分は以下の4つのプランで内定者時代から運用していました。)

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申し込みを増やしたいという社会人の方は、面談体験を良くすることに努めるのはもちろん、レビューを書いてもらえるようにクロージングすることが大事かなと思います。
また、肌感覚ですがお申し込みの数から実際にお会いできる学生さんの転換率は60%くらいだと思います。

どんな学生から申し込みはくるの?

就活習熟度も学歴も本当に様々な方から依頼をいただくことが多いです。私は早慶MARCHクラスの方からの申し込みが一番多いです。ですが、本当に全国津々浦々の方が使っているのだなという実感はあり、北海道大学や熊本大学、海をわたりサセックス大学やニューヨーク州立大学の学生さんと面談したことがあります。
基本的にどの学生さんにもお会いする前にアジェンダを送っていただいているので、目的意識が明確になった形で面談ができておりとても有意義な時間を過ごさせてもらうことが多いです。

Matcherのここが不便...

オンライン面談をする際に、スカイプなどの別ツールを用いなければいけないのが個人的にはすごく手間です。昨今、OB・OG訪問のコンプライアンス問題が取り上げられている中で、夜遅い時間帯の対面での面談は原則サービス上で禁止されています。そのため、夜遅くにしか双方の時間を確保できない時はスカイプ上でやりとりをするのですが、いちいちIDを交換する工数が負担だなと感じています。(ただの面倒臭がりです。)

③料金は?

基本的に学生側・社会人側ともに無料です。ダイレクトリクルーティング機能を企業側が契約して使用する時のみ、完全成功報酬型で70万円のフィーが発生する仕組みになっています。

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以上、簡単ですがMatcherについてまとめさせていただきました。個人的にはかなり使いやすいサービスだと思っていて、学生さんが就活に対してどういう風に取り組んでいるのかを知れる良い機会なので、今後も利用させていただきたいと思っています!

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