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おいしいの手前の時間

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去年収穫して、貯蔵していた赤玉ねぎ。

先日、最後の1個を食べ終えました。

とてもおいしく、一年間、楽しませてもらいました。


玉ねぎを栽培しても、上手に育てることができず、ピンポン玉のようなかわいい玉ねぎしか収穫したことがありませんでした。

でも、去年は、とても大きくとてもジューシーな玉ねぎが収穫できました。


いしごはんのメニューにも、たくさん使用しました。


使わせていただいていた畑はなくなってしまったけど、畑で過ごした時間は、ギュッと濃縮されて思い出になりました。


早いもので、そろそろ夏野菜の準備が始まる時期になりました。

年々、ホームセンターに夏野菜の苗が並ぶのが早くなってきているような気がしますが、ぼくは今の時期に、苗売り場をウロウロすることが好きです。

まだまだ幼いいろんな夏野菜の赤ちゃん苗たちが、きれいに整列している姿がかわいいからです。

その赤ちゃん苗たちも、何か月か後にはたくましい大人になります。

生命ってすごいなぁと感じます。

いろんな生命がつながりながら、この世界はまわっています。

とても美しいことだと思います。


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先日、我が家に、大好きな方が作った新玉ねぎがやってきました。

愛情を注いで作っている方の顔が浮かぶだけでも、旨みが倍増していると思います。

新玉ねぎは、故郷徳島のワカメとあわせ、ポン酢でシンプルにいただきました。

みずみずしくフレッシュなシャキシャキと、コリコリが口の中で合わさって、本当においしかったです。

ビールがスルスルと進みました。


ぼくは、もともと野菜が嫌いでした。

もっと言えば、食に対して全く関心がありませんでした。

ある日、あるきっかけで、自分で野菜を育てることになりました。

畑での時間は、絵にかけるようなハッピーな時間は少なく、きついことのほうが多かったです。

ですが、何気ない一瞬一瞬が輝いていることが幸せでした。

自分で作る野菜に、自分しかわからないこだわりがでてきはじめた頃から、[本当のおいしい]とは何なのかと考えることが増えました。

答えが出たわけではありませんが、その頃から、食材のストーリーや生産者の想い・考えなどについて興味を持つようになりました。

不思議なことに、嫌いだった食べ物も食べられるようになりました。(蟹だけは、まだ苦手です・・・・・・。)

自分で野菜を作る機会があったことで、おいしいの手前には、大切な時間があるということに気づきました。

ぼくには、知らない時間がまだまだあります。

もっとたくさんの時間と触れあいながら、明日も明後日も、おいしい時間を堪能できたらいいなと思います。


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いつもより長く感じたフワフワした桜の時間も、今日の雨風で終わりに近づいたかもしれません。

また一歩進める。

そんな気がしています。

ゆっくりといきましょう。


ARIGATO.


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