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幸福ホルモンで検証:長寿のエルフが仲間と再会したらなぜ面白いのか


こんにちは、アルです。
今回は物語作りにおいて、幸福ホルモンであるオキシトシンを活用する試みです。
タイトルのように「葬送のフリーレン」の冒頭のストーリーがなぜ面白いのかを、幸福ホルモンを使って考えます。

これまでいくつか幸福ホルモンとストーリー作りを掛け合わせた記事を書いてまして、今回はその続きです。

一連の記事はこちらになります。
オキシトシンと対にして考えているドーパミンとともに、ChatGPTから引用した概要も貼っておきます。



オキシトシンとドーパミンは、それぞれ異なる役割を持つ神経伝達物質ですが、感情や社会的結びつき、報酬の感覚など、人の行動や感情に重要な影響を与えています。ここでは、オキシトシンとドーパミンの主な特性と、それらがどのように異なるかについて比較します。

### オキシトシン

- **役割**: オキシトシンは、「愛情ホルモン」や「抱擁ホルモン」とも呼ばれ、親子の絆、恋愛感情、友情など、社会的結びつきや信頼感を強化する役割があります。

- **作用**: 出産時に子宮の収縮を促し、授乳時に母乳の分泌を促す生物学的な作用も持っています。また、人との絆を深めることでストレスを軽減する効果があります。

- **分泌部位**: 脳の視床下部で生成され、下垂体後葉から分泌されます。

### ドーパミン

- **役割**: ドーパミンは、「快楽ホルモン」とも呼ばれ、報酬や快楽、動機付けに関連する神経伝達物質です。何か目標を達成した時や、食事、性行為などの快楽を感じるときに分泌されます。

- **作用**: 学習、注意、気分、睡眠、運動など、多岐にわたる脳の機能に関与しています。また、依存症の形成にも関わっているとされています。

- **分泌部位**: 脳内のいくつかの領域で生成されますが、特に中脳の黒質と腹側被蓋野が重要な役割を果たしています。

### 比較

- **社会的結びつき**: オキシトシンは、社会的結びつきや信頼の構築に特化していますが、ドーパミンは快楽や報酬に応じた動機付けや喜びの感覚に関連しています。

- **生理的作用**: オキシトシンは、出産や授乳といった生理的プロセスに直接関わっていますが、ドーパミンは運動制御や注意、学習などの脳の認知機能により直接関与しています。

- **影響範囲**: 両者は脳内で異なる回路と経路を介して作用します。オキシトシンは特定の社会的行動や絆の形成に影響を及ぼしますが、ドーパミンはより広範な脳機能と行動に影響を与える可能性があります。

これらの違いを理解することで、人間の行動や感情、社会的相互作用がどのように複雑な神経化学的プロセスによって形成されているかが明らかになります。

ChatGPT

今回はより詳細にオキシトシンの使い方について深掘りしていこうと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。

▶︎AIをストーリー作りに役立てたい方
(特に感動のシーンづくりに再現性を持たせたい方)
▶︎AIに興味がある方

オキシトシンがどのように活かされているか


オキシトシンが分泌されるシーンについてGPTに聞いてみる

まず、そもそもどんなシーンを観た時、人の脳はオキシトシンを分泌するのか、GPTに聞いてみました。
教えてくれたものを羅列します。



シーン

共通の困難や試練の克服
思いやりの行動
互いの弱点や欠点の受容
喜びや成功の共有
悲しみや失敗の共有
危機的状況での相互援助
感情的なサポートの提供
過去の思い出を振り返る
互いへの深い理解の示し
無条件の愛や受け入れ
互いの夢や目標に対する支持
困難な決断や選択の支援
個人的な成長や変化の共有
秘密の共有
互いの文化や背景への理解と尊重
互いの成功を祝う
難しい時期を支え合う
互いの過ちを許し合う
趣味や興味を共有する
将来について計画を立てる
お互いの家族との関わりを深める
信頼を築くための試練を乗り越える
互いの成長を認め合うこと
長期間離れていた後の再会
感情的な弱さを見せ合うこと
一緒に新しい体験をすること
危険を共に冒すこと
複雑な感情や悩みを共有する
一緒に旅行や冒険をする
喜びや悲しみを共にする
誕生日や記念日を一緒に祝う

ChatGPT

このようなシーンを観たときにオキシトシンが分泌されるようです。
「長期間離れていた後の再会」もありましたね。

続いてこれらのシーンを面白く見せるための「前準備」について考えます。
物語が始まってすぐ「やあフリーレン、50年振りだね」といきなり言われたとしても当然感動は生まれないですよね。
「勇者のパーティーとして苦楽を共にし、エーラ流星をまた一緒に見ようと約束し、その後50年会っていない」
という前提を知っているから感動出来ます。この前提が重要です。

ここで料理に例えさせてください。料理と物語はとても良く似ていますので。
さきほどの羅列されたシーンは「具材」でしかないと言えます。生のお肉や野菜だと思っていただけるとわかりやすいかと思います。野菜はともかくお肉はそのままじゃ食べられないですよね。
なのでその前提シーンを「調理」としましょう。


具材(シーン)の調理方法をGPTに教えてもらう

以下が、それぞれのシーンの調理の一例です。
助走→調理 と変換して読んでください。
長期間離れていた後の再会のところは太字にしました。
後で抜き出してありますので、ここは飛ばしていただいても大丈夫です。

たとえば、

「共通の困難や試練の克服」の調理として、キャラクターがその困難に直面する前の日常や彼らの関係性を描き、徐々に状況が悪化していく様子を示すことができます。これにより、困難に立ち向かう決意やその過程での絆の強化がより印象的になります。

「思いやりの行動」の場合、キャラクターが他者への思いやりを持つようになった背景や過去の経験を描くことで、その行動が単なる一時的なものではなく、キャラクターの本質から来ていることを示すことができます。

「互いの弱点や欠点の受容」においては、キャラクターが自己受容に至るまでの内面の旅や、他者との関わりの中で徐々に互いの欠点を認め合っていく過程を描くことが効果的です。

「喜びや成功の共有」や「悲しみや失敗の共有」では、それぞれの感情が生まれる前のキャラクターの努力や挑戦、そしてその過程での葛藤や希望を詳細に描写することで、最終的な共有の瞬間がより強い感動を呼び起こします。

危機的状況での相互援助: 助走として、キャラクターたちがそれぞれの弱点や恐怖に直面し、協力する以外に乗り越えられないことを理解するシーンを描く。

感情的なサポートの提供: 助走には、キャラクターが個々の悲しみや不安を内面で抱え込む様子を示し、その後、互いに心を開くプロセスを描く。

過去の思い出を振り返る: 助走として、キャラクターたちが共有した過去の出来事を個別に回想し、それが現在の絆にどう影響しているかを示すシーンを設ける。

互いへの深い理解の示し: 助走には、キャラクターが相手を誤解しているシーンを描き、徐々にその誤解が解けていく過程を通じて、深い理解に至る瞬間を描く。

無条件の愛や受け入れ: 助走として、キャラクターが自己受容に苦労する様子や、相手に対する疑念や不安を抱えているシーンを描き、その後、無条件の受け入れに至る心の変化を描く。

互いの夢や目標に対する支持: 助走では、キャラクターが自身の夢や目標に向けて努力する様子と、その過程で直面する挑戦や失敗を描くことが重要です。これにより、後に来る相互のサポートや鼓舞がより意味深く感じられます。

困難な決断や選択の支援: 助走として、キャラクターが重大な決断の前に立ち止まり、その選択の重みや可能性を内省するシーンを設けることが効果的です。これにより、後の支援や助言がより力強い影響を与えることになります。

個人的な成長や変化の共有: 助走では、キャラクターが成長に至るまでの苦悩や努力、そして変化を望む動機を詳しく描写することが重要です。そうすることで、成長を共に祝う瞬間がより感動的になります。

秘密の共有: 助走として、キャラクターが秘密を抱え込み、それを誰かに打ち明けることの葛藤や不安を描くことが効果的です。秘密が明かされたときの解放感や信頼感が強調されます。

互いの文化や背景への理解と尊重: 助走では、キャラクターが自分の文化や背景に誇りを持ちつつも、異なる文化に対する好奇心や誤解を抱えている様子を描くことで、後の相互理解や尊重がより深まる瞬間を強化できます。

互いの成功を祝う: それぞれのキャラクターが個人的な目標に向かって努力する様子を描き、達成感や喜びを強調することで、成功の共有がより印象的になります。

難しい時期を支え合う: キャラクターが個々に直面する困難や挑戦を通じて、相互の支援の必要性や価値を描くことで、支え合うシーンの感動を深めます。

互いの過ちを許し合う: 間違いや誤解が生じた経緯を詳しく描き、それを乗り越える過程での心の成長や変化を強調することで、許し合う瞬間の意味を深めます。

趣味や興味を共有する: キャラクターが個々の趣味や興味に没頭する様子を描き、その情熱がどのように関係性を深めるかを示すことで、共有の瞬間がより楽しく感じられます。

将来について計画を立てる: キャラクターが自身の将来に対する希望や不安を表現するシーンを通じて、共に未来を見据えることの重要性を描くことで、計画を立てるプロセスがより重みを持ちます。

お互いの家族との関わりを深める: キャラクターがそれぞれの家族との関係を築く様子を描き、家族がキャラクターの人生や選択にどう影響するかを示すことで、家族との絆の深まりがより感動的になります。

信頼を築くための試練を乗り越える: キャラクターが信頼関係を築くための挑戦や障害に直面する様子を描き、それを乗り越えることでの絆の強化を強調することで、信頼の築き方がより印象的になります。

互いの成長を認め合うこと: キャラクターが個人的な挑戦や困難に立ち向かう姿を描き、その過程で見せる成長や変化を強調します。互いの変化を認め合うシーンは、過去と現在をつなぐ回想や対比を用いて、より感動的に描かれます。

長期間離れていた後の再会: キャラクターが離れていた期間中に経験したことや、再会を望む心情を詳しく描写します。再会の瞬間には、喜びや驚き、時には複雑な感情が交錯する様子を表現し、その深い感情を引き出します。

感情的な弱さを見せ合うこと: 各キャラクターが感情的な脆弱性を内面でどのように扱っているかを描き、信頼関係が築かれる中でこれらの弱点をさらけ出す決意を示します。このプロセスは、キャラクター間の絆の深さを強調し、共感を呼び起こします。

一緒に新しい体験をすること: キャラクターが新しい冒険や体験に踏み出す前の期待や不安を描き、その体験を通じて得られる喜びや驚きを詳細に表現します。共通の体験がもたらす絆の強化を描くことで、物語に深みを与えます。

危険を共に冒すこと: キャラクターが危険な状況に立ち向かう決意をする背景や、その状況に至るまでの経緯を詳しく描写します。共に危険を冒すことでの信頼と勇気のテストを通じて、キャラクター間の絆の強さを強調します。

複雑な感情や悩みを共有する: 個々のキャラクターが内面で抱える悩みや感情の葛藤を描き、それを共有することで解放される瞬間を描写します。

一緒に旅行や冒険をする: 旅の始まりに対する期待や不安を描き、共に経験する困難や驚きが絆を深めるプロセスを描写します。

喜びや悲しみを共にする: 喜びや悲しみの原因となる出来事を詳細に描写し、それを通じて感情を共有する瞬間がより鮮明になります。

誕生日や記念日を一緒に祝う: 特別な日の意味や、それに対するキャラクターの感情を描き、共に祝うことで関係が強化される様子を描写します。

ChatGPT

長期間離れていた後の再会:
キャラクターが離れていた期間中に経験したことや、再会を望む心情を詳しく描写します。再会の瞬間には、喜びや驚き、時には複雑な感情が交錯する様子を表現し、その深い感情を引き出します。

とあります。
確かにそうだなと思いますよね、一般の作品では。
ここがまさに「葬送のフリーレン」の特徴で、
仲間にはこの様子が見えたものの、
フリーレンはこの50年間、魔法収集をしていたりでとりたてて特別なことはしておらず特に強く再会を望んだわけでもないですよね。再会したときも複雑な感情などは抱いていません。
しかしヒンメルの死後、人間の寿命の短さを実感し、過去を後悔し旅に出るのですね。


繰り返しますが、再会したときには特別な感情は抱いていません。老いぼれたね、なんて軽口をきいてしまうくらいです。ですがヒンメル死後にそれが過ちだったと気づきます。ここがすごく面白いですよね。
これはつまり的確な設定(ジャンル)選び具材・調理の成果を引き上げていると言えると思います。

この設定・ジャンルを「調味料」としましょう。

50年来の再会、というシーンに
長寿のエルフという調味料が最高に効いているというわけです。
まとめると、
①オキシトシンを分泌させるシーン(具材)があり
②それを美味しく食べられるように調理(前提シーン)するために
③よく合う調味料(設定・ジャンル)を使う
と言えると思います。


調味料を変えるとどう物語は変化するのか

これは③→①→②としても上手くいきそうですね。
なので今度はこの調味料を変えた場合どうなるか、ずっと料理に例えてきたので、また料理を例にしてみようと思います。

今たまたま冷蔵庫に豚バラ肉と大根がありますので、これを料理するとします。
まずは和食である「豚バラ大根」の作り方です。

豚バラ大根の作り方は以下の通りです。シンプルで家庭でも簡単に作れる料理です。

材料(4人分)大根:1本(約600g)
豚バラ肉:400g(薄切りがおすすめ)
しょうが:1片
だし汁:600ml(水600mlにだしの素小さじ2を溶かしたもの)
醤油:大さじ4
みりん:大さじ4
砂糖:大さじ2


作り方大根の下処理: 大根は皮をむき、一口大の乱切りにします。大きめの鍋に水を入れ、大根を入れて中火にかけ、沸騰したら2〜3分茹でてざるに上げ、水気を切ります。
しょうがの準備: しょうがは皮をむき、薄切りにします。
煮込み: 同じ鍋にだし汁を入れて中火にかけ、しょうがと下処理した大根を加えます。沸騰したらアクを取り除き、豚バラ肉を一枚ずつ広げながら加えます。
調味: 醤油、みりん、砂糖を加え、アクを取りながら中火で煮込みます。肉が柔らかく、大根が透明になるまで20分程度煮込みます。途中、蓋をして煮汁が飛ばないように注意してください。
仕上げ: 味を見て、足りない場合は醤油や砂糖を加えて調整します。全体に味がなじんだら、火を止めて完成です。

ChatGPT
どう見ても角煮ですが、豚バラ大根だと脳をだましてください。

見てるとなんだかホっとするレシピです。食べたときの味を想像できるからでしょうか。

今度はこの調味料を変えてみます。調理はほとんど変わっていません。

豚バラ肉と大根を使い、調味料を唐辛子と魚醤などに変えて作る韓国料理として、「豚バラ大根キムチ煮込み」をご紹介します。辛味と旨味が特徴の一品です。

材料(4人分)大根:1本(約600g)
豚バラ肉:400g(薄切りがおすすめ)
キムチ:200g
にんにく:2片(みじん切り)
唐辛子(粉末):大さじ1(お好みで調整)
魚醤:大さじ2
ごま油:大さじ1
砂糖:大さじ1
水:500ml
長ねぎ:1本(斜め切り)
塩:少々(味を見て調整)


作り方大根の下処理: 大根は皮をむき、一口大の乱切りにします。水でさっと洗い、水気を切ります。
豚バラ肉の下処理: 豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
炒める: 鍋にごま油を熱し、にんにくを炒め香りが出たら、豚バラ肉を加えて中火で炒めます。肉の色が変わったら、大根を加えてさらに炒め合わせます。
調味料を加える: キムチ、唐辛子、魚醤、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。
煮込む: 水を加えて中火で煮込みます。沸騰したらアクを取り除き、蓋をして弱火で20分程度煮込みます。
仕上げ: 長ねぎを加え、さらに5分程度煮込みます。塩で味を調整し、全体に味がなじんだら完成です。

ChatGPT
相変わらずブロック…

このように具材と調理方法はあまり変わっていないのに、全く別の料理になりますね。さきほどの豚バラ大根はホっとする味ですが、豚バラ大根キムチ煮込みはきっとビールが飲みたくなるような刺激的な味をしていることでしょう。


物語づくりに活用する

すいません、余談っぽくなりました。
ではこれを物語に活かしてみましょう。
フリーレンと仲間たちの50年来の再開のシーンを、
調味料を大きく、調理を少々変えてみます。
まず
①具材は「50年来の盟友との再会」
②調理は「会っていない間色々なことがあった」
これらはそのままで、
③調味料はまずジャンルをSFにします。
そして設定を
・異星人の襲来により人口が大きく減少した近未来。激動の時代を潜り抜けた主人公と仲間たち。
最高の戦士だった主人公は本人の要望もあり、次の襲来までコールドスリープすることに。
そして50年後、新たな襲来。目覚めた主人公はかつての仲間を訪れるが、みな年老いており、その弟子たちを仲間とし、ふたたび異星人と戦うことになる。

としてみます。
フリーレンと久しぶりにあった仲間たちは様々に複雑な反応を示します。
でもやっぱり久しぶりに仲間と会えてうれしい、というのが一番感じられますよね。

このSF物語ではどうでしょう。再会を当然喜ぶでしょう。年老いた仲間の姿に驚いたり、からかったり。
仲間はどうか。当然喜びはすると思いますが、
コールドスリープで若いままの姿を保った主人公に対し、こんなことを思う仲間がいそうです。
「(俺たちは50年間平和な世界を享受した。結婚し、子どもが生まれ、孫もこの手で抱いた。けどお前はまたあいつらと命を懸けて戦うんだな。あのときの姿のままで…)」

こんな風に、作品のテイストがだいぶ変わってきます。主人公への哀れみ、平和を享受した罪悪感、自分の子孫や弟子たちの未来を託す気持ち、などなど。使う調味料とほんの少し調理を変えるだけで全く別の作品になりますね。

平和を生きた仲間と、平和な世の中を見ることなくまた命をかけて戦う主人公の対比ですが、このどちらに対しても視聴者は感情移入できるでしょう。仲間の気持ちの方がわかりやすく、主人公のことは思わず応援したくなります。


このように、シーンを3つの要素に分解し、再結合することで自分オリジナルの情緒豊かなシーン再現性高く作ることが可能です。
もしよかったらリストを用いて、ぜひこの方法使ってみてくださいね。


さいごに、オキシトシンの重要性をもう一度

おまけにオキシトシンの大事さについてもう一度お話しておこうと思います。

私が子どもの頃と比べ、世の中は本当に変わったなと感じます。
芸能人・有名人はかつて憧れの感情でみていましたが、現代人は親近感をより重要視します。

育児チャンネルペットチャンネルが本当に増えました。これらのジャンルはいわゆるレッドオーシャンで、新規参入はオススメされないほどだそうです。かくいう私もいつも楽しみに見させていただいています。
これからの時代、ますます需要は上がるでしょう。生涯独身率、子なし率は間違いなく上がっていきますよね。

ネットやAIが進化すればするほどリモートワークやフリーランサーが増えます。会社でしていた他者との交流が減る可能性が高いといえます。

オキシトシンの持つ「愛情ホルモン」や「抱擁ホルモン」とも呼ばれ、親子の絆、恋愛感情、友情など、社会的結びつきや信頼感を強化する役割。
これはますます大きな役割を持ちます。
オキシトシンが足りないと健康を司る「セロトニン」が分泌されづらくなるそうです。つまり他者との結びつきを感じないと健康を害するということです。また、逆もしかりです。


私はGPTを使ったショートショート小説というのを作ったことがあるのですが、オキシトシン優位のストーリーがやはり好まれるようでした。スキの数が増えたんです。

これは元旦に大きな災害があったことをうけて、なるべく心温まるようなストーリーにしようと思って作りました。
いつもは皮肉なストーリーばかりでしたが、やはり時代は今「大オキシトシン時代」と言っていいと思うくらい反応が違いました。
みなさんもストーリー作りの際はオキシトシンを意識してみてください。


ということで、今回のお話はこれで終わろうと思います。
次回はたぶん「ドーパミン」を主題にした記事になるかな?と思います。
エモは最高ですが、やはり熱い展開も観たいですよね。

では、ここまで長らくお読みいただきありがとうございました。
もし記事が面白いと感じていただけていたら、スキやフォローしていただけると嬉しいです。ありがとうございました。


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