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50代・行政書士副業開業の記録(4)~法務局にて~

地元の法務局で相続登記を行った話。

まず事前に電話で相談の予約を入れる。1週間先の予約が取れた。時間は約30分とのこと。なるべく30分で決着をつける(不明な点をなくす)ために、ネットで相続登記について調べる。亡き父の出生からの戸籍謄本がいる。相続関係説明図(系図のようなもの)も作成。申請書もネットを参考にA4サイズ1枚で作ってみる。遺産分割協議書をつくり、母ときょうだい(法定相続人)の実印・印鑑証明書をもらう。身内と疎遠でなくてよかった。

さらに春先に届く固定資産の評価証明書。相続人(母)の私への委任状も必要。ざっと準備はそんなところ。これでも素人には十分むずかしい。どうりで士業の仕事が成立するわけだ。1回目の相談は必要なものの確認。2回目はそろえた書類と、手数料の確認。3回目で申請できたことになる。ベテランの相談員はどんなことにも答えてくれる。いつかこんな風になりたいものだ。

亡き父の戸籍は都道府県をまたぎ、大阪市へ郵送で依頼した。費用は定額小為替で。いくらになるかわからないので竹内豊氏の本のアドバイスにならい、3,000円分入れる。おつりはきちんと定額小為替で同封される。3週間ほどかかった。終戦前の戸籍のためか、手書きの文字がたいへん読みにくく、先方(大阪市)が解読したメモを付箋でつけてくれた。知らない地名も出てきて、自分の親なのに知らないことはたくさんあるものだ。まさにファミリーヒストリーである。

不動産のうち、土地ではない建物は未登記だったので、土地家屋調査士を探すことに。市役所の無料相談で見つけ、事情を話し、後日測量を依頼。費用は約10万かかったが、今後もさまざまな相談もできそうである。これで書類はととのった。

相続登記は他人のものについては、司法書士の独占業務である。来年4月に義務化されるようで、司法書士さんには追い風となる。

できたのものは相続登記完了書の1枚のみ。固有の番号がついている。これでようやく自宅を事務所にできる。薄い1枚だが、最初の大きな1枚である。





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