お金の話が苦手っつー話
学校で必要なお金の話をするたびに、親と家庭環境が荒れて、妹と弟にもとばっちり暴力が行く(逆も然り)というのが日常だった過去から、金の話そのものが苦手なまま成人してしまった結果、何も考えずに物を買ってしまったり、店員に買い物中に金額を伺ったり己の中の予算を強く意識して買い物をするのがめちゃめちゃ苦手かもしれない事に今更気づいてしまった。
自分の使いたい事(ブランドバッグ、服、香水、靴、占い、ダイエット、健康食品、FX)にしか金を使わないネグ親の元であらゆる飢餓と貧困に耐えながら、金金うるさい親を忌み嫌ってたから「金に執着する事も悪」という図式ができ上がって無意識に拒絶反応起きてたのかもしれない。
人とご飯を食べて、さぁお会計しようかってなった時に慌ててしまうのも多分これで、せっかくの楽しい雰囲気に水をさして不機嫌にしてしまわないかを条件反射で警戒していた。ご飯を一緒に食べる間柄の相手なんてちゃんと信頼があって、親と違って些細な事で逆上する人格破綻者ではないし、支払いを渋ったり不機嫌でコントロールしてくるような人間じゃないって頭では認識してるのに。問題の根が深い。
貯蓄や金策について考えようとしても思考が停止するし、買い物中は意識から抜け落ちる。脳の底の両開きの蓋が開いて垂直に落下していく感覚。改めて意識しようと必死に掬っても指の間から水か砂みたいにすり抜けていく。大人として致命的過ぎる。
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