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アート・宙の家に使われている素材、一体どこからきているの?

アート・宙の展示場や完成見学会に足をお運びいただいたお客様からよくいただく感想に、「家に入った瞬間から、うまく言えないのだけど、とにかく木を感じる家で……」という言葉があります。

木の温かみを感じられる空間デザイン、足から伝わる肌ざわり、木の香りなど、「木を感じる」ことができる理由はいろいろありますが、なんと言っても本物の木の良さをお客様自身が自然と感じられる、素材そのものの力にあるのではないでしょうか。

本物の素材を使っているアート・宙の家づくりを紐解くために、今日は私たちが家づくりで使っている素材について、木以外のものにも目を向けながらお話ししてみましょう。

■熊野の木を、この土地で使う

アート・宙の家づくりで使われている木材は、内装材だけでなく壁の中や天井の裏に使われている構造材まで、全てに三重県で育った木材を使っています。

全国的にも雨が多く、温暖な熊野は、古くから木の産地として知られてきました。
三重県の森林面積は、なんと全体の約64%。
特に、尾鷲地域で作られるヒノキは、尾鷲ヒノキと呼ばれ、美しい光沢や赤み、そして粘りの強さなども特徴です。

住まいは見た目の美しさだけでなく、長く暮らし続けるための頑丈さ、そして心地よさが求められます。三重県の気候風土で育ったスギやヒノキは、耐久性の高い家づくりにも欠かせません。

もう一つ、地元産の木材を使うことの良さは、私たちの子どもや孫世代の暮らしを守ることができること。今年は異常気象で世界各国で熱波や洪水、大雨などが発生しています。こうした気候変動を抑えるためには、脱炭素社会(カーボンニュートラル)のために、できることを少しずつ一人ひとりが始めることが大切なんです。
地元産の木材を使うことは、木材の輸送距離を最小限に抑えるという意味で、環境にも配慮することにつながるんですよ!

■蜜蝋ワックス、トイレの手洗いボウルも三重県産

三重県産の素材として使っているのは木材だけではありません。
無垢の床を美しく保つための蜜蝋ワックスにつかっている蜜蝋は、四日市産。
トイレの手洗いボウルには、四日市の萬古焼を使っています。

また、三重県産ではありませんが珪藻土は国産のものを。砂利は岐阜砂利を。障子の神は越前和紙を使うなど、国産の素材を使うことにもこだわっています。

住まいは、家が完成した時がピークではありません。
完成し、住み始めてから少しずつ住み手が暮らしやすくなるような工夫や家族の思い出、そして年月と共に味わいを増していく素材の魅力が重なり、成長していくものです。

今日ご紹介した、私たちが使っている素材は、こうした年月と共に住まいの味わいを作ってくれる素材ばかり。ぜひ、展示場や見学会などで、その魅力を感じてみてください!

◎アート・宙 イベント情報
https://www.artsora.com/event/

◎アート・宙 展示場
https://www.artsora.com/modelhouse/

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