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犬の歯科治療について

犬の歯科治療のいきさつ

うちには現在11歳はなちゃん♀と15歳くうちゃん♂の2匹のミニチュアダックスがいます。
もともと歯磨きが苦手で、(特にくうちゃん)それでも何とか歯ブラシをやっていました。
ただ人間の都合でサボったりしてしまった日もあります(反省)
そして15歳になり、顎をカクカクする様になりました。これは何?って調べると歯石が溜まって噛み合わせが変になるとやるらしい…
でも、歯石を取るには全身麻酔…
15歳の老犬が耐えられるだろうか?
と心配もあり問題を先延ばしにしていました。
近所のかかりつけの獣医さんも、年だからこのまま行くって言う考えもありますって言ってくれていたので安心していたのですが、歯が痛いのか食欲が無くなってきました。
食べないので元気もありません。
このままではいけない…と調べ始めました。
そうしたら、これまたラッキーな事に意外と近所の動物病院に歯科治療の設備が整っている病院があり、評判もなかなか良さそうなのでセカンドオピニオンを兼ねて行ってみる事にしました。
かなり歯の状態は深刻で治療はしてあげたいけれど年なので検査してみないと全身麻酔がかけられるかわからないと。
一日も早く治療して欲しかったので、その日のうちに血液検査とレントゲンをお願いしました。
レントゲンの結果はその場で見る事が出来ました。
丁寧に説明していただき、何処にも異常がありませんでした。
血液検査の結果は後日。

血液検査の結果

検査の結果
貧血→慢性炎症か鉄欠乏か?でもたぶん歯周病の炎症で血が出てるからという結果
アルブミンの数値が低い→たくぱく漏出性腎症、腸症の可能性で追加尿検査
腎数値、膵酵素の数値高い
いろいろと調べていただき、サプリメントを一週間で再検査その間に尿検査の結果も。

再検査の結果

アルブミンの数値も正常になり、サプリのおかげか全身麻酔に耐えられるであろうぐらいになったので、歯科治療の予約を入れました。

歯科治療の日

朝9:00に受付
点滴を始めて、お昼過ぎに治療開始。
麻酔をかけてから歯科用のレントゲンで歯の根の状態まで見てから、抜歯かしなくても良いかを検討してくれるとの事。
治療終了時にお電話をいただける事にしていたので、電話が来るまで生きた心地がしませんでした。
その病院では過去に検査では問題なかったのに、麻酔をかけた途端に心拍が低下した事があったそうで…直ぐに麻酔を切り、麻酔から覚めるあいだに処理した事があると言っていました。
結果くうちゃんは無事に治療出来ました。
夕方にお迎えに行った時は、早く帰ると言う元気もありました。

治療結果

抜歯18本 残りの歯12本 欠歯8(何故かない歯)
歯周病も歯石も重度で残せる歯も歯周病が進行している為、注意が必要との事でした。
何とか歯磨きを徹底していきたいと思います。

治療後

家に帰ってご飯を少しあげてみて、食べられる様だったら残りをあげて下さいとの事だったので、様子見ながらあげたのですが、心配いらず…
完食してくれました。最近食欲も無かったので、本当に嬉しいです。

寝ている時によだれに血と膿が混じった様なものがあちこちについていましたが、それも2日ぐらいで無くなりました。
やはり食欲は大事です。元気を取り戻しました。
次ははなちゃん見てもらいます。

はなちゃんの治療

はなちゃん

くうちゃんが上手くいったので、はなちゃんも少しでも早く治療しておいた方が良いかと、相談に行きました。くうちゃんよりは若いけれど、11歳。
立派なシニア犬。
でも、元気が取り柄見たいな犬なので治療当日の検査で大丈夫との事。
その場で予約をしました。
治療当日
朝9:00に受付、血液検査、レントゲン、問題があったら連絡が来る。無かったら、点滴を開始して
治療。夕方お迎え。
くうちゃんで大丈夫だったので、心配はしていなかったのですが(先生を信頼しているという意味)
はなちゃんの歯の状態もだいぶ悪く…
11本抜歯 残りの歯30本 欠歯1本
特に奥歯を残す為に、歯石を取ってから縫い合わせしたりして、くうちゃんよりも大変だったりしたらしいです。
はなちゃんも帰宅後の食欲は変わらず、治療当日の夜はベッドに少し血がつきましたが、翌日は大丈夫でした。
一週間の診察でも問題なく無事に治療終了です。

人間も犬も歯は大事ですね。
この後に、治療前治療後の写真(ちょっとグロいです。)を載せますので、
参考にしたい方だけ見てください。
この情報が少しでもお役に立てれば幸いです。







歯科治療報告書


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