リーダー研修と息子の通知表
昨日、仕事のリーダー研修があった。色んな学びのある研修ではあったが、もっとも印象に残ったのは講師の方の経歴紹介だった。講師の方は小学生の時に学級委員を経験したものの、クラスメイトに言うことを聞いてもらえず、小学生のうちに心を閉ざして、以降は学級委員にならなかったそうだ。講師の方にとっての、初めてのリーダーの挫折となったらしい。大人になってから、学生の時にもっと学級委員になっておけばよかったと後悔したそうだ。
なるほど、これはケースは違えど私も経験がある。小学生の時に私が学級委員となった。この時クラスでイジメがあり、学級委員の私が先生に怒られる経験をしたときに「もう学級委員はやりたくないな」と思った。クラスメイトを率いることができなければ、先生からクラスを代表して責任を負わされるのだ。でも、今考えるともっと色んな活動をしておけば良かったなとは思う。公立小学中学の多様なメンバーを学級委員として率いた経験は、今の仕事のリーダー経験に役立っている気がしている。高校は受験でふるいがかかるし、特に私は私立だった事もありクラスメイトが比較的同質だったと思う。同質のため居心地は良かったが、大人の仕事上のチーム(多様なメンバー構成)とは異なっている気がする。
話は変わるが、昨日は中2息子の終業式でもあった。息子は今学期は学級委員を担っていて、クラスでの様子は分からないが運動会では諸所作業を担い、忙しく活動していた。
貰ってきた通知表のコメント欄には学級委員としての活躍について以下のように書いてくれていた。「堂々とした姿勢で、個性的なクラスでも立派にリーダーシップを発揮しています。」
やるじゃん、息子!多少誇張はされていると思うが、この経験が役に立つときが来るよ。本人的には成績の数値が思ったほど取れていなくて落ち込んでいたが、私はコメントについて触れ、研修の話をもとに息子を褒めた。数値悪いと言っても、目標としていた早稲アカのクラス維持の基準は超えてるし、良いじゃん。
リーダー研修が、仕事より先に家庭での気付きにつながるとは思いもしなかった。次回の研修も学びを得て来ようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?