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アンコントローラブルに抗わない

Voicyでフォローしている「荒木博行のbook cafe」という番組で、三宅香帆さんとの対談を聞いた。三宅香帆さんは、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の著者である。

荒木博行さんは、浦幌で毎年セミナーを開催していて、1次産業に従事している方を交えて都会のビジネスマンとセッションしているらしい。1次産業(農業など)は天候に大きく左右される。ビジネスの世界は、アンコントロールラブルなこともコントロールしがちなので、目から鱗のセミナーとなるようだ。この話を聞いて三宅さんは、「子育てはアンコントローラブル」と言っていた。

確かに、子育ては間違いなくアンコントローラブルだ。昨日の朝も上の息子が朝から部活の試合だったのでバタバタしていたら、下の娘が早起きしてきたので、私の日課の朝活ができなかった。息子を送り出したあとは、娘が実験したいと言うので、朝のゴールデンタイムに片付けたい仕事が11時頃まで手がつけれなかった。

でも、子供の強制的なアンコントローラブルがなかったら、どんな休日を過ごすだろうか?常に何か学んでいないと気がすまない性分なので、気が焦って心が落ち着くときがないのかもしれない。強制的に子供のことを考えるから、無茶な学びや働き方もせず、心の安寧は保たれているのかもしれない。

三宅香帆さんは著書で、半身で働くことの考え方を提示していた。半身で働くためには、アンコントローラブルによる、強制的な半身状態も必要なのかもしれない。何かに熱中しやすい人は特に、アンコントローラブルに抗わずに受け入れる姿勢が求められているのかもしれないな、と思った。

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