女性画家ジョーン・ミッチェル:感情的で強烈なスタイル
女性画家ジョーン・ミッチェル:感情的で強烈なスタイル
ジョーン・ミッチェル(Joan Mitchell)
ジョーン・ミッチェル(Joan Mitchell、1925年2月12日 – 1992年10月30日)は、主に絵画と版画で活動し、パステルも使用する。そして、ペーパーや、他のメディウムでの作品を制作したアーティストだった。その作品は、アメリカの*抽象表現主義運動と結びつく。
(註)*抽象表現主義運動:US/1940後半-50年代、具体的なモチーフを持たず、純粋な美的感動を表現したスタイル
その絵画スタイルは
絵画スタイルは年月とともに進化したが、ミッチェルは 1950 年代初頭から 1992 年の最後の作品まで抽象画にこだわり続けた。
ミッチェルは、下塗りされたキャンバスまたは白地に主に油絵具を使用し、身振り手振りで、時には暴力的な筆致を使用して描いている。彼女は絵画を「空間の中で回転する生物」と表現していた。
経歴 - Joan Mitchell
Smith College(Northampton, Massachusetts/私立 リベラルアーツ 女子大学)、Columbia University(NY)、School of the Art Institute of Chicago(シカゴ美術館大学院)に学ぶ。1949年(学士)/ 1950年(修士)所得
シカゴ出身の彼女は、フランスに居住の時にキャリアの多くはあるが、アメリカの抽象表現主義運動(US/1940後半-50年、具体的なモチーフを持たず、純粋な美的感動を表現したスタイル)と結びついている事は確かだろう。
How to look at an abstract painting | Joan Mitchell | PROGRAM
35:28min
作品は、感情的に強烈なスタイルだ
そのジョーン・ミッチェルの作品は、感情的に強烈なスタイルだ。
彼女の風景の記憶が、作品にインスピレーションを与えている。彼女が美術評論家のIrving Sandler(1925 – 2018 /アメリカの美術評論家)に「私は自分の風景を持ち歩いています」と語ったことは著名だ。
だが、ジョーン・ミッチェルのその後の仕事は、彼女の健康状態の悪化に影響され、制約された。
ミッチェルは、その時代において批評家や世間の高い評価を得た数少ない女性画家の1人だった。
彼女の絵画、図面、版画は、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ、そして、世界中の主要なミュージアム(San Francisco Museum of Modern Art、Baltimore Museum of Art….)での展示や収蔵されている。
ジョーン・ミッチェル:障がいと画業
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