アレルギーっ子、アレルゲンを除去されている方へ
こんにちは。
今日は、アレルギーっ子の末っ子ちゃんの経験談をご紹介しようとおもいます。
※食物アレルギーの治療、経過についての個人の体験談です。実際の治療に際しては、主治医の先生の指示のとおり進めてください※
以下に当てはまる方に、ぜひ読んで頂きたい内容です。
〇お子さんに何らかのアレルギーがある(と診断されている)
〇血液検査などで、アレルゲンが特定(疑いも含む)され、主治医の先生の指導の元、アレルゲンを除去している
末っ子ちゃんのアレルギー発覚の時のこと
我が家の末っ子ちゃんのアレルギー発覚のきっかけは、乳児期の湿疹でした。
6ヶ月くらいから、お顔、首、手足に湿疹が目立つようになり、皮膚科で処方されたお薬を塗ってもなかなか良くならないような状態が続きました。
その時に、アレルギーを疑い、かかりつけの小児科の先生に血液検査をお願いし、複数のアレルギーが発覚します。
血液検査をして、原因が特定できたら、と思ったのは、
同じような湿疹を経験した長男が、後に卵アレルギーと診断されていたからです。
10歳離れているのですが、1歳過ぎに行った血液検査で卵の数値が高い状態でした。
それから、半年に一度血液検査をし、家庭では”3歳まで(疑わしい)卵を完全除去する”という経過観察になります。
当時、アレルギー(疑い)という診断後は、このようにアレルゲンを完全除去するというのが一般的な進め方でした。
経過の検査で、数値が少しずつ下がっていき、3歳~は卵黄から卵を食べ始めて、特に重篤な症状が出ることもなく、量もあまり気にしたことがないまま、今は生卵も食べられています。
末っ子のアレルギーが発覚した時は、
長男の時のように、個別のアレルゲンが高いのではなく、view39の検査項目すべて陽性という、途方にくれる結果で、この先何を食べていけばいいんだろう、、、という状態でした。主食である、お米もクラス3の値でした。。。
その当時の主治医の先生は、「少しずつ食べてみるしかないですね、、、」とお話しされたのですが、長男の時の除去が記憶に残る私は、高い数値のものを食べさせることに不安がありました。
それから、セカンドオピニオンを求めふたつの小児科(ひとつはアレルギー科も標榜)にかかってみました。
どちらも、完全除去をすすめるわけでもなく、少しずつ食べてみよう、というお話になるのですが、こちらの”食べさせる不安”については解消されず、、、という状態でした。
(実際、末っ子は乳は5mmくらいでアナフィラキシー症状が出てしまうので、家で少し食べてみるをやっていたら、どうなったことか 。。。少しという表現では、5mm以上あげてしまったと思うので。。。)
結局、最初のお医者さんが一番通いやすいところでもあったので、また戻ることになったのですが、戻ってから初めて”負荷試験”という方法があることを教えてもらいました。
数値が軽い場合は、その医院の院内でも負荷試験ができるようでしたが、末っ子の数値はアナフィラキシーの危険もあるから、と市外の総合病院に紹介状を書いてもらう事になったのです。
それから、今のように数カ月に1度、経口負荷試験をさせてもらい、”今食べられる量”を明らかにしています。
経口負荷試験のすすめ
経口負荷試験の意義は、実際に食べられる量を安全に(先生に立ち会ってもらいながら)確かめられることです。
かつてのアレルギーの治療の多くは、長男の時のように、”除去”でしたが、今は経口負荷試験をして”食べられる量”を見つけること。そして継続して食べていくこと、安全の範囲ですこしずつ量を増やしていくこと、で症状を出さずにアレルゲン食材を食べられるようにしていくことが効果的と言われています。
反対に、アレルゲンを除去することにより、食べない期間が長期化することで、その後に食べた時の反応が強くなってしまうことがあるようです。
ですが、経口負荷試験は、まだまだ一般的な方法とは言えないところもあり、個人開業医では実施していないのはもちろん、その必要性の認識が広がっていない場合も多そうです。地方では特に、かもしれません。
(セカンドオピニオン的に行った、前出の2つの医院ではそう感じました。)
もし、お子さんが今、お医者さんにかかっていて
何かの食物をアレルゲンとして除去することが指導されている場合、ぜひ一度 経口負荷試験のことを聞いてみてほしいなとおもいます。
もちろん、今の状態がべストの進め方ということも多いとおもいます。
ですが、より安全に、お子さんの食物アレルギーに対してアプローチすることができるかもしれません。
ちなみに、経口負荷試験の実施病院をネットで検索してみる方法もありますが、検索後のリストに出てなくても実際は実施しているという場合もあります。(うちの末っ子が通う総合病院も、ネット上では実施していることになっていません)
そこは、お医者さんのネットワークでの情報も有力かと思うので、主治医の先生に直接聞いてみてもらうのがいいと思います。
お医者さんに、意見をお伺いする時ってすごく緊張しますよね、でも、アレルギーは長いお付き合いになる疾患です。信頼できる先生とのご縁ができると、気持ちの面ではとてもラクになります。この記事がきっかけになって、今のお医者さまと今までと違うお話ができたり、はたまたアレルギー専門のお医者さまとのご縁がつながることになれば、うれしいです。
長文、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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