沈黙する友。

仕上げようと決めたのに、仕上げられなかったことは、全てにおいて言い訳でしかない。

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人は人と交流するものです。
家族同士、友人同士、仕事仲間同士、子供同士、他人同士、、。

僕は、昔から社交的だと言われてきました。お調子者のＢ型で、おしゃべりで落ち着きがない。人を笑わせたいなといつも考えてました。
家族も、父や母や妹も、とてもおしゃべりです。（Ｂ型家族です）。
祖母もよく話しました。母方の親戚も父方の親戚も、特に女性はとてもおしゃべりでパワフルです。
逆に男性は亭主関白で「男は黙っている方がいい」という観念がしぶとく根付いてました。

さて、僕の友達の話をしますと、交友において、物静かなタイプがほとんどです。
妻もそうです。どちらかというと人見知り。友人たちも、どうでしょう、社交的に見えるのは仕事や鍛錬のおかげで、基本は人見知りなのではないでしょうか。

僕からしてみれば、「人に興味が一切ない」と思えるくらい、必要なやり取りしかしません。もしくは必要なやり取りも、返事がなかったりします。
「既読スルー」が悪いことだと思わないタイプです。（伝わった）と思えば、返事はしなくてもOK。

これは天変地異です。
くらべて、僕は過剰に反応しているかもしれません。卓球のように反射して、脳内が疲れてヘトヘトになるタイプですね。

だから友人たちをを尊敬し、憧れているし、居心地良く感じるわけです。

これは決して、僕自身の話を聞いてくれるから友だ、という自己満足ではありません。
きっと、本人の確固たる視点で、物事を見ているのでしょう。だから大きな視野で、「相手がわかる」のだと思います。そして、僕も伝わっている、と安心するのです。100の言葉より、1つの言葉の重さよ。

僕は沈黙を心がけてます。
いつもいつも、脳内の思考のラジオが止まらなくて、毎晩毎晩夢にうなされて、ヘトヘトです。
世界の情報はどんどん頭の中に入り込んでくる。バリアーがない。
だから、自分を守るために、鎮めるために絵を描いているところもあります。

彼らは、いつも沈黙してるのだと思います。少なくとも、人の反応に対して過敏でないことは確かです。
自分が人に反応をしなくても、余計なことは考えません。自己完結出来るのです。

いつか、彼らのように沈黙を手に入れたい。人への反応も、ニュートラルで、静かに受け止めるような。反応せずとも、死ぬことはないのだと。
僕は、自身の恐怖を受け入れて、待つこと、沈黙することを手に入れるために、友から影響を受けて行きたいのだと思います。

おしゃべりも長所。それで、得られたこともたくさんありました。これからは沈黙を手に入れて、今までに気づけなかった世界を垣間見たい。

そして、いつか夢を一切覚えてないくらいになりたい。