白き世界(詩画集)
白き世界
あいまいで
かつて愛した人も
もはや
どこにも見当たらず
無
といえばそうかもしれぬ
命という手応えすらも
こぼれ落ちるように
何もない
白き世界
包み込まれて
気分は悪くない
それもまた
消えゆくものとして
かつて
信じていたものを
思い出せず
ただ
わかるという感覚だけ
再び眠りにつけば
これでほんとのおしまい
さようなら
わたしの日々
ありがとう
(白き世界・了)
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