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それってホントに意味あるの?

☆ お知らせ 「インタビュー#2 荒川祐二」

日本全国で講演会をし、神話の舞台を上映し、神さまに関する本を書き、市新宿駅でゴミ拾いをして、ラーメン屋を経営する、そんな男の素顔に迫りました。

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それってホントに意味あるの?


「それをやったらどうなるんですか?」
「それを覚えたらどんな意味があるんですか?」

瞑想にしろ、なんらかのワークを提供した際に、こういう質問をする人っています。

まあ、僕が伝えているものは、精妙な「感覚」の世界ですから、一概に算数の足し算のように「〇〇したら▲▲になります」と言えないものが多いので、そう言いたくなる気持ちはわかります。

「いつできるようになりますか?」
「一日何回、何分やればいいですか?」

みたいな質問もありますよね。

しかしその考え方が、実は成長を遅らせたりします。

このポストのように、保険がないと動けないのは「恐れ」でもあります。恐れの意識は、自分の意識の拡大に対して、とても“重たい”ものです。軽やかに飛翔して成長したいのに、重石をつけているようなものです。

僕は「それをやったらどうなるんですか?」という質問があったら、この映画を思い出します。

知ってますか?「ベスト・キッド」という映画。

1985年の映画で、いじめられっこのダニエルが、日本人空手家「ミヤギ」から空手を教わり、強くなるストーリー。ちなみにミヤギは沖縄の生まれで、琉球空手の達人。いじめっこグループの空手ヤンキーたちをあっという間に打ち倒す凄腕。

リメイク版で、ジャッキーチェンと、ウィル・スミスの息子くんのもあって、なかなか良かった。

映画ベスト・キッドのシーンに、ダニエルは空手の稽古に行ったのに、ペンキ塗りとか、車のワックスがけをやらされる、というものがある。

当然ダニエル少年は「こんなことして意味あるのか!強くなれるのか_」と憤ります。

しかし師匠のミヤギは「ただ、やれ」としか言いません。その意味は伝えないのです。答えは教えません。

ダニエルはとにかく強くなりたい一心で、半信半疑ながらも、言われた通り黙々とこなしますが…、

「やっぱこんなん意味ない!」

と、癇癪を起こしそうになった時に、ペンキ塗りの動きや、ワックスがけの動きが、実は空手の「防御」の動作になっていたことに気づきます。

ダニエルは散々やらされた反復運動のおかげで、敵からの攻撃を防ぐ動きを自然と身につけていたのです。

(最初から意味も教えてやればいいじゃん…)

というツッコミもあるし(笑)、そもそもそんな簡単なものではないかもしれないけど、もし「このペンキ塗りの動きは、〇〇の意味だ」と教えられたらどうだったでしょう?

映画だからなんとも言えないけど、僕はこの「答えを教えないでやらせる」という指導と、「答えはわからないけどとにかくやってみる」という行動こそが、一番の成長への近道だと思います。

なぜなら「体で覚える」って、「頭で覚える」とは全然違うからです。

そして、我々が「実力」とか「モノにする」とか「腹に落ちる」とか、色んな言い方がありますが、物事をきちんと身につけるってことは、「頭」だけではないですよね?

よくある例ですが、自転車の乗り方を、理屈で説明されてもできませんよね? ハンドル持って、バランスを取って〜、と言われても、できっこありません。

だけど僕ら人間は面白いことに、理屈を先に知ってしまうと、どうにかして「理屈先行」でやろうとしますし、なぜか思考だけで「できた気」になってしまうという愚かな一面があります。

だから自転車を理屈から入ると、体で覚えることより、頭で作った「形式をなぞる」ことになるでしょう。

自転車のコツを覚えるために最近は「ストライダー」というベダルのない自転車のような二輪車で遊ばせることで、実はあっという間に自転車が乗れるようになります。

僕らの時代って、自転車を覚えるには、何度も何度も転んで転んで覚えたものですが、それって多分、理屈でやろうとしたからです。説明なしで、二輪車で遊ばせる方が、簡単に覚えてしまうのです。

だって自転車は「頭」でなく「体」だから。

実際にうちの息子。5、6歳の頃に、従来通りの、我々がやった「やり方」で、教えようとしました。最初は補助輪で、そこから補助輪を外し、親が後ろを押さえて、乗れたら手を離して…みたいな。

でも息子はなかなかできなかったし、あれこれ教えても、そもそもあまり興味もなかったから、乗れなかった。転ぶことをものすごく恐れるビビり性格だったし。

でもストライダーを友人から借りたら、2日目でバランスを取れました。そして自転車乗ったら乗れました。

(俺の時代にこんなものがあったらよかった…!)

と、マジで思いましたね(笑)。擦り傷だらけで覚えたのはなんだったのか?

さて、体とか感情って、思考でコントロールできる部分もあるけど、コントロールできない部分がたくさんあります。頭で簡単んコントロールできることなら、頭から入ってもいいと思います。

「はい、右腕上げて〜、その後左手上げないで、右下げて〜」みたいな。

でも、我々の肉体の動作って、そんな単純なもんじゃないです。口で言われて、頭でわかっていても、なかなかできません。試しに、利き手じゃない方で箸を持ってみてください。使い方は完璧に知ってるのに、うまく使えないでしょう?

皿洗いだって、包丁で食材を切る時だって、「知ってる」と「やってる」はまるで違います。「やってる」人は、体で覚えています。

もちろん、頭でも理解してますが、頭と体、両方の理解が必要で、頭から入るものもあれば、体から入るものもあります。映画ベストキッドは、まさしく「体」から覚えさえ、頭の理解は後です。

空手の話でしたら、大事なことは空手を使えるようなり、強くなること。理論や理屈なんて「後からついてくる」ものでです。

以前このnoteで、

学者を「物知り」として一蹴する禅僧の話がありましたが、世の中はなんだか「知識」に偏った判断や評価が多いと思います。

例えば登山をいつもするAさんは、山をよく知ってるけど、話が下手です。一方、まったく山に登ったことないけど、山の知識をたくさん持ってて、話が上手い人Bさんがいるとして、純粋に「山の話」だけなら、「話が上手い人」が重宝されるでしょう。登山経験を語らなければ、Bさんにみんな食い付きます。

上のnoteの「牛のケツ」の話では、仏道の「修行」をしてない学者が、仏教に対してあれこれ喋りますが、そんな人が「仏教学者」として世間では通用したりします。

そのような「肩書き」では本質はわかりませんし、口でもなんてとでも言えてしまいます。でも、それでなんだかまかり通っていることが多いのがこの社会です。

そこを批判してもしょうがいないので、我々はそれらの口先三寸ではなく、その人の体験から来る本質なのかを見抜く力が必要です。

とはいえ、本質を見るって難しいです。それが冒頭から書いている「とにかくやってみる」ってことです。頭でやらない。思考で解決しようとしない。思考で納得しようとしない。

体を使ったり、感情を感じながら、アプローチするのです。頭の理解は後です。もちろん、ダニエル少年が最初納得いかなかったように、頭は納得できないことに苦しむでしょうけど、この世界で何かを「会得」するとか、反対に「手放す」にしても、それは「頭」でやるものではないので、とにかく「やってみる」ということですね。

僕はよくセミナーやワークショップ、僕のお話会でお伝えするのですが、

「僕の考え方や意見は鵜呑みにしないでください。自分で考えること。ただし、提供するワークは、とりあえずしのごの考えず、結果云々も忘れて、鵜呑みにしてやってみること」

それをこなしている人は、確実に変化していきます。そしてそのうち、頭でも理解します。そんなもんです。僕自身もそうやって、数々のワークを実践してきました。 

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お知らせ

月3回、約45分程度の講習と、実践的なワークの紹介。vision瞑想。その後は45分ほど、シェア(共有)タイムと、質疑応答。

質疑応答によるコミュニケーションを取り入れる理由は、現実の社会生活の中で、visionを視るための具体的、実践的な内容を、一緒に探していきたいからです。

4週目は、vision瞑想の後は、メンバーとのシェア、交流です。

なお、4週目のシェア、交流は、顔出しが条件です。

録画アーカイブ視聴は、『講習とワーク内容のみ』で、質疑応答や個人的なシェアなどは、その場にいたメンバーのみの共有となります。録画はありません。常にリアルタイムのLIVEで取り組みたいと思います。講習とワークのアーカイブ動画公開は5日間のみです。

☆ 参加条件  2023年の8月に、東京と京都で行われたvision、またはオンラインvision受講者です。

オンラインvisionは、こちらで販売しております。

https://innerpeace-kensuke.stores.jp/items/64e456a5e0a19e0034bf1bd1

こちらのvisionセミナーにおける、「マインド、ハート、ボディ」の基礎知識がないと進めません。

*「エネルギー解放ワーク・ニュータイプになる」セミナーは含まれておりません。

オンラインレッスンは、4月のみの1ヶ月のみのご参加か、3ヶ月のご参加かを選べます。(1ヶ月コースをやってから、追加料金で延長もできます)

すべての参加者に、「vision瞑想」の誘導音声をプレゼントします。日々、visionと共に生きるための瞑想にご活用ください。

visionオンラインレッスンの受講はZoomにて行います。Zoomアカウントや、機器については各自で設定してください。

後半の質疑応答やシェア、交流においては、顔出しが条件です。顔を出し、自分を出してご参加ください。

☆ 受講費用  4月のみ1ヶ月    18000円(銀行振込)

      3ヶ月コース   16000円×3  (毎月末までの銀行振込みか一括払い。一括払いだと5%オフです。Paypalサブスクリクションの引き落としも検討しています)

講習日(予定日) 

4月 3日(水)10日(水)18日(木)24日(水) 21時〜22時半

5月 1日(水)8日(水)16日(木)22日(水)  21時〜22時半

6月 5日(水)12日(水)19日(水)26日(水) 21時〜22時半

*お申し込み後、24時間以内に入金案内のメールを返信します。

*上記日程は都合によって変更する場合がございます。その際はメールで連絡します。ご了承ください。

*キャンセルポリシーとして、返金対応は行っておりません。ご了承ください。

募集は26日〜です。

サポートという「応援」。共感したり、感動したり、気づきを得たりした気持ちを、ぜひ応援へ!このサポートで、ケンスケの新たな活動へと繋げてまいります。よろしくお願いします。