見出し画像

不思議なことってあるんです。 九州一人旅日記。

九州を旅してました。先ほど自宅に帰宅。

今回の旅は、鹿児島県から、宮崎県、大分県、福岡県と縦断、北上。

九州は全県行ったことあるけど、実は宮崎県内、大分県内での「宿泊」は初だった。

その土地で、土地のものを食べるのもそうだし、そこで眠るのって、その土地のさまざまなものと繋がれる行為。あと温泉もいいね(笑)

ちょっと不思議なことがあった。

まあ、こういうことはちょいちょい起きて、

ネタが豊富でこんな本になるくらいですが笑。

それが起きたのは大分県の国東半島でした。

その前に、それまでの経緯、ざっくり旅の日記として記しておく。

初日はまず、鹿児島市内を観光しました。

展望台からの絶景。
展望台の公園にいた猫さん。
夜は居酒屋で、大好きな鳥刺。にんにくたっぷり。

温泉も入り、ホテルのサウナも入り、ご馳走を食べて、翌朝はレンタカーを借りて、大隅半島へ。

鹿児島は、屋久島や奄美大島も入れると、今回で四回目だけど、大隅半島方面は行ったことがなかった。

ちなみにレンタカーにもしも同乗者がいたら、かなり前日に食べたニンニク臭がすごかったかもしれない(笑)

大隅半島へドライブ。約2時間。

ここに行きたかった。

「ウガヤフキアエズ」とは、初代天皇とされる「イワレビコ」こと、神武天皇のお父さん、という位置付けなんだけど、「ウガヤフキアエズ王朝」という王朝が何百年も続いたと、竹内文書やウエツフミという古代文書に書かれている。

それらの歴史的な真相は定かではないけど、とりあえずこの場所はウガヤフキアエズのお墓とされている。

美しいところでした。

この辺りの古い神社をいくつか回った。神社巡りというより、神社というのはほとんどが「元々なにかあった場所」に作られている可能性が高く、古事記や日本書紀に載ってる、神社庁という宗教が管理している「神」以前の、日本古来の、原初からかる存在の気配がある。

その後は、溝ノ口洞窟へ。

探求クラブには、この洞窟での動画とかもシェアしたけど、とにかくすげえ場所だった。懐中電灯が置いてあって、そこそこ奥には行った。途中で「立ち入り禁止」だったけど、ライトの装備つけて、もう少し奥まで行ってみたい。(しかし、ぶっちゃけ一人だと怖い…)

その後、夕方にはレンタカーを返して、鹿児島中央駅から特急電車で宮崎まで行った。

宮崎名物、地鶏の炭火焼きを食す。

宮崎で美味しいご飯を食べて、夜はさっさと寝る。そして朝は早起きして、宮崎駅から、電車に乗って「延岡駅」に行き、そこからレンタカー。

高千穂方面へ。

山深い…。

この日は祭日だけあって、有名な高千穂神社や天岩戸神社などは、かなりの混み合い。まあ、最初からその辺の有名どころは行く気はなかった。数年前にそういうメジャーどころは行ってたし。

ぐねぐねぐねぐねぐねぐねと、細い道路を走り、たどり着いた「秋元神社」へ。

素晴らしかったです。どう素晴らしいって?それは口では言えんし、文章に書くとなんかね…。

湧水があって、たくさんペットボトルを一輪車で運んで汲んでる人がいて、ちょっとお話をしたら、

もらってしまった!ちなみに、むちゃくそうまいです。湧水ソムリエのケンスケさんが唸る美味しさ。柔らかい飲み口なのに、硬度とは違う、しっかりとした味わいがある。でも、後味がすっと引いて、即座に体の細胞に染み渡るようなイメージだ。

この秋元神社の存在がなければ、今回は宮崎やスルーしていたと思う。

数日前に、こちらのご夫婦と「高尾山」へ登った。

片岡ひろ子さんから、秋元神社の話を聞いて気になってしまった。

旦那さんは、片岡ジョージさん。シュールな4コマ漫画「コロナは概念☆プランでミック」で、ベストセラーになった方です。

お二人は「タオ」の探求を同じくする仲間です。

高千穂の道の駅をひやかし、

荒立神社へ。ここのは前も来たことがあるけど、裏山がいい感じなんです。

そして、こちらも片岡ひろ子さんオススメの、

滝へ。けっこう奥地にあるので、ここも人がいなくててよかったです。

高千穂を満喫し、延岡駅に戻り、再び特急へ。

別府へ。この看板がたまらんね(笑)

小さな旅館に宿を取り、そこにも温泉はあったけど、家庭サイズの風呂だったので、せっかく別府にいるんだもん、色々入りたい。

有名な竹瓦温泉。ここは前も一度来たことある。レトロな風呂が最高です。入浴料300円。値上がりしたとはいえ、それでも安い。ただ、ドライヤー100円はちょっとなぁ(笑)

温泉ソムリエのケンスケはすっかり満足して、湯上がりに食事。

大分名物、とり天!ポン酢で食べるんですね。初めて食べました。ビールが進む!

こちらは「琉球」と呼ばれる、刺身を甘だれで絡めたもの。こちらも絶品でした。

朝も早くから、温泉へ。

不老泉

こちら、絶品です!熱湯とぬる湯の2種類あって、そこそこ広い。おすすめします。

さて、別府でレンタカーを借りて、国東半島へ向かいました。

お待たせしました。冒頭の「不思議な体験」です。

ここには有名な「ペトログリフ」の巨石がある場所があって、前から気になってたんです。

ペトログリフ(英語:petroglyph)とは、象徴となる岩石や洞窟内部の壁面に、意匠、文字が刻まれた彫刻のこと。ギリシア語で石を意味するペトロとグリフ(彫刻)の造語である。日本語では線刻(画・文字)と呼ばれる。

いろんな方がブログやYoutubeで説明しているので、スピリチュアルというより「都市伝説」系で有名だ。

実は僕も今回は動画にしてドキュメンタリータッチでYoutubeで紹介しようと張り切ってカメラ回したんだけど…。

途中にある六地蔵。

巨石が閲覧禁止!黒いシート巻かれて、周りにはロープ貼られて「立ち入り禁止」「撮影禁止」「防犯カメラ常時監視」などの張り紙が何十個も…!!

泣く泣く諦めました(涙)。

ちなみにそこに行くまで、山道を10分くらい歩きますし、かなりわかりにくいです。

どんな巨石なのかは、まあ、「国東半島 ペトログリフ」で検索すると、あれこれ出てくるから、適当に見てくだされ。ちなみに、上記した「ウガヤフキアエズ」王朝と関係がある。

ただ、ここで変なことがあったんです。

尾根に出て、左に巨石(シート巻かれてるけどな)があって、実は右側の方が気になった。そっちは山道が続く。

古代文字の巨石にフラれ、反対側をせっかくだから歩いてみた。

すぐに、腰の高さくらいの岩があった。

(おっ!これは座るのにいい!あとでここで瞑想しよう!)

と思いました。瞑想家には実に魅力的な岩だったんです。

僕は山とか、誰もいない自然の中で瞑想するのが趣味なので、はっきりと覚えています。

しばらく山道を進み、木をくぐり、蜘蛛の巣をかき分け、少し開けた場所があった。まだまだ先へ行こうと思えば行けたけど、キリがないし、他の場所も行きたいからそこで止まり、静かな気持ちで立ち、まっすぐに「声」を出した。

だれもいない時、僕は「そういう場所」では大抵歌を歌ったり、声を使ってチューニング、つまり「調える」んです。

声を出してすぐに、今まで感じたことのない「響き」があることに気づいた。とても不思議な鳴り方だった。自分の声ではないような、ものすごい倍音が森の中から戻ってきて、それが自分の内側に、繊細だけど非常に強いバイブレーションをもたらした。

(ふー、いい感じだなぁ)

ご満悦で、道を戻る。いい気分だから、仕上げに10分くらいこの森で目を閉じて過ごそう、そう思ったのだが…。

「あれれ?」と、ペトログリフの巨石との分岐点に着いてしまった。座ろうと思った石を見過ごしてしまったと、再び森を上る。確かに左手にあった。形も覚えている。瞑想にぴったりの石だった。

しかし、ない。

再び、先ほどの倒木や、蜘蛛の巣があった場所。また戻るが、分岐点へ。どこにも、岩が、ない。

「……いやいやいやいや」

形や、苔むした色合いなど、はっきりと、覚えている。瞑想好きにとって、座り心地の良い石は、おしゃれなマダムが家具屋で理想のソファーに出会ったのと同じだ(多分…!)。だから、忘れるはずないし、間違えるはずない。

しかし、ないのだ!どこにも、ないのだ。痕跡すらない。いや、手のひらに乗るくらいの石と、両手でひょいと持ち上げれるくらいの石ならいくつかあったが、さっき見たのは60✖️75✖️55くらいのサイズの、見事な石だったのだ。

そんな大きな石が、消えてしまった…。

消えた、のか?

しばし、その場で考える。一つ考えられるのは、さっきの「声」の、妙な響きだ。やっぱここ、なんか“変”なんだな…。

そう結論づけた。「ここはちょっと、変な場所」ってこと。

こういう時、考えてもわからないことの理由探しをしても意味がない。

実はこの世界には、ちょいちょいこういうことがあるんです。

あなたも「ぜったいぜったいここに置いたのに急に無くなってて、次の日見たら同じ場所にあった!あんなに探したのに!」みたいな経験あるでしょ?そういうもので溢れているんです。気づくか、気づかないか、なんです。ただ、気づいたところで、「ああ、配置が変わったね」ってだけです。それ以上でもそれ以下でもなく。

さて、そんな不思議な気分に包まれ、山道を降りて、車に乗り込み、宇佐へ。

宇佐八幡

全国の八幡神社のトップ。「宇佐八幡」。2回目の参拝です。

しかし、ここって謎の多い神社なんですよ。

祭神の真ん中の「ヒメオオカミ」って、「ヒメ」って、女性って意味で、つまり「女神」ってことしかわからない。他には応神天皇、神功皇后と、伝説状の人物が並ぶのに、真ん中に、曖昧な女神…。

噂では「卑弥呼の墓」とも呼ばれている。そもそも、上にも書いたけど、神社は「元々何かあった場所」なんです。そこに別のものを作って、そこにあったものを神格化して、エネルギーを閉じ込めたりしてる。

こちらでも、その辺の仕組みを軽くお話ししていますが、

日本の歴史を紐解く上で、海外にもある、人間普遍の「支配構造・方法」だけでなく、「先祖信仰」「怨霊」という部分を考えないと見えてこないんです。

紅葉が美しいですね。

さて、そこから車で10分ちょっと走らせ、

登山道へ。実はこの山が、宇佐神宮の「御神体」である“山”であり、宇佐神宮の奥宮です。

登山道は片道45分程度と書いてあったが、早いペースで登ったら30分もかからなかった。前半は比較的急登だけど、途中から穏やかです。道が狭いので、足元注意。あとは気楽に登れます。階段とかの整備はない分、「山らしく」てとても良かった。

大きな銀杏の木があり、写真はないけど古い社殿があります。とても静かな場所でした。

とても良い時間を過ごした。暖かい時間だった。

下山し、レンタカーを返しに。

行く途中で、ふらっと海へ。海に足を浸かり、しばしアーシング。なんか、どっと疲労感を感じた。ここ数日、ガツガツと巡ったからなぁ。

別府から、特急スーパーソニックに乗り、福岡県博多へ。

これで九州縦断。

夜に、さっそく友人と会う。

勘違いヒーロー、ラブレイブの「ゼウス」さん。

実はこの方は、もう長い付き合いで、大変お世話になっています。2019年の秋以来、かな。

「イカの活けづくりが食べたい!」

福岡来たらほぼ必ず食べる活き作りのイカ。

しかし、「今日は大きいのしかないので、お二人では…」

と店員さんから言われる。

しかしゼウスは、

「せっかくだから食え食え」

ということで、巨大イカを、刺身、寿司、仕上げに塩焼きと天ぷら。

イカを食いながら、日本酒を飲みながら、色々と近況を伺い、たくさんのアドバイスなどをいただいた。ありがたいことです。

「良くなりたいなら、欲が大事」

という名言が飛び出て(大抵いつも名言をいただく)、なるほどなぁと。ただし、そこには「欲がないから、欲が出る」という現象が先立つ。欲を捨て、自分に真っ直ぐだからこそ、出てくる欲。それは「我」ではないし、外部からの反応や、刺激されたものではない。

ちなみに「イカ焼売をぜひ一度食ってほしい」と言われ、さらにイカ焼売を追加オーダー(笑)。イカ三昧の夜でした。人生であんなにイカを食ったのは初めてです。

「イカしてるばい」と、ゼウスが言うとおり、イカした男になろうと思います。

翌日は、大好きなカフェへ。

COFFEE COUNTY

普段から、ここの浅煎りのスペシャリティ・コーヒーの豆を通販で買っているけど、福岡来たらそりゃ行くでしょ!

天神の繁華街からちょっと離れた場所にあるけど、内装もおしゃれで、とても素敵なお店です。

そのあとは、ホテルのチェックインまでまだ時間があるので、スタバでちょっとお仕事。

中身は「イングリッシュ・ブレックファースト・ティー」です。

旅の間は執筆とか動画編集とか、あまり進まないから、やることはたくさんある。

夕方に「探求クラブ」の福岡メンバーと会い、警固神社の横の警固公園でおしゃべりした。(写真を一枚も撮ってない笑)

天気が良くて気持ちよかった。こうして地方にも友人がいるというのはありがたいもんです。

連日飲み食いし過ぎで、この日は休肝日。夜も軽めに済ませ、ネトフリで映画を観て(あまりおもろくなかった笑)、22時には寝てしまった。さすがに疲れた〜って感じです。

翌朝、市場でお土産を買って(息子が大好きな明太子)、

柳橋市場

早めに空港へ。御神水があるのでとにかく荷物が重い、、今回は荷物少なめで、スーツケースでなく、スポーツバックとリュック。スーツケースにすればよかった…😭😭

にしても、空港も混んでるね。いや、いたるところが混雑していた。博多のホテルも、外国人団体客が多くて(中国人は多いが、欧米人も多い)、ロビーがごった返していた。コロナ前より来てるんじゃないの?って印象。円安だからかな。

世界ではサッカーワールドカップ。日本代表、強豪ドイツに勝利!おめでとう。

しかし、その裏ではこんなことが問題になってるが、日本のメディアは取り上げないんだろうな…。

常に利権です。ビジネスです。ファン心理を利用した、巧みなマーケティングのもと、巨額のお金が動いて、そこから既得権益が生まれ続けている。

オリンピックもそうだったけど、一体スポーツとはなんのためなのか?国際大会とはなんのためなのか?という、本当の意義、意味に、一人一人が考え、立ち返るべきなのでは? 勝った負けたに一喜一憂していては、その巨大なマーケットを仕組んだ勢力の思うツボで、すでに世界の大半の人がそこにハマってるし、こうしてこれを書いている自分も、どこまでそこにハマり、抜け出せているのはわからない。

というわけで、九州の旅。終わります。旅をすると、たくさんの『古い記憶』にで出会います。九州は特に歴史が深い。つまり、人間のドラマが多い。たくさんのことを感じる旅でした。




サポートという「応援」。共感したり、感動したり、気づきを得たりした気持ちを、ぜひ応援へ!このサポートで、ケンスケの新たな活動へと繋げてまいります。よろしくお願いします。