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「集団免疫」と、小説「五分後の世界 2-ヒュウガウイルス-」について。

世界中の話題を独占する“コロナウイルス”の真意は、一般報道はもちろん、ネットの裏情報、陰謀論なんかを見ても、何が正しいのかわからず、情報は錯綜しているが、とりあえず一般的に各国政府が行ってる作戦として「封じ込め作戦」だろう。

日本も「自粛」政策により、感染を防いでいて、ヨーロッパは(特にイタリア)が自粛しなかったから広がった、とも言われている。

しかし、こういう考え方もある。

一部抜粋します。

“集団免疫の用語はジョンソンの演説の中にはでてこないが、主席科学アドバイザーのサー・パトリック・バレスがこの方針作成を主導したといわれている。バレスはBBCラジオにおいて、集団免疫の効能を説明している。彼によれば、コロナウイルスに罹ったひとの大多数はごく軽微な症状しかおこさないが、免疫は成立するため、ウイルスのひとからひとへの伝染が減少する。そして、感染に弱い人たち(老人やある種の持病をもつひとたち)を守ることができるという。

すなわちコロナウイルスにかかっても普通の風邪の程度ですむひとたちが圧倒的多数なのだから、そのひとたちが増えれば自然と流行はおさまり、かつ感染して免疫をもっているひとたちが盾になって弱者を守ってくれるという理論である。理論上、人口の60%程度が免疫をもつようになれば、流行は収束すると考えられている。

主席科学アドバイザーであるバレスがこのように主張する根拠は、長期的には集団免疫が成立するまでは、過大な努力をして一旦流行をおさえこんでも、どこかの時点で再び流行が再燃することが予想されることである。

現在の政府の理論では、市中で感染がひろがって比較的若い健康なひとたちが感染し免疫を成立させているあいだに、高齢者や持病を持つ弱者を隔離・保護して、流行が収まったときに彼らに社会に復帰してもらうというデザインになっている”

引用終わり

つまり、今コロナウイルスを、自粛活動の徹底で封じ込めても、また人々が今まで通りに動き出したら、感染は一斉に広がるだろうと。

つまり、“止めることはできない”のだから、かなり乱暴な言い方をすると、『いっそかかってしまって、抗体をつけよう』という事だ。

実際、まともな思考ができる人はご存知の通り、コロナウイルスの症状は、ほとんどが「ただの風邪」か、陽性反応者の半数は「無症状」だ。

「コロナウイルスで〇〇人の死者!」と、マスメディアは大げさに騒ぐが、実際はコロナウイルス原因で肺炎になり、死亡するのは一部の老人ばかりだ。インフルエンザの方がはるかに致死率が高いし、実際の死者数も、インフル患者の方が桁違いに多いのは事実だ(一般報道されないけどな)。

オレもこの『集団免疫獲得』の考え方には賛成だ。若い人は実際のところ症状はほとんどないし、案外自分が感染することに恐れていない。オレもそうだ。都内をうろうろしても、まったく気を使っていなかった。免疫力が決めてだと思うので、塩分をしっかり摂ることや、麹菌、納豆菌、植物性乳酸菌を摂ったり、運動したり、睡眠をしっかり取ったり。

(体の事、健康のことを見直す良い機会ですね)

つまり、ほとんどの人にとってコロナウイルスは「ただの風邪」なのだが、一部の高齢者や免疫疾患のある人を守るために、経済活動を世界中で止めていると言っても過言ではない。

年寄りは死ねばいい、なんて極論を言うわけではなく、どうやって免疫の弱い人を守るか?が、大事なことなのだろう。

ただ「集団免疫」をつけることで、コロナウイルスが、今現在普通に存在し、冬になると季節風の風邪症状を起こすウイルスと同じ扱いになれば、こんなパニックは治るだろう。

さて、オレはこの状況から、昔読んだある小説を思い出した。

「村上龍」著。 “五分後の世界

の、続編になる、“ヒュウガウイルス”だ。(1998年)

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