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長崎の素材探し。

長崎生まれ長崎育ち、石川県輪島の朝市に行くと山田たかおと言われ、たかおって、、、と思いながら、笑顔で試食して帰って行く、、、輪島の山田たかおことtomohiroです。

ここ二ヶ月間図書館で長崎の文化や歴史を調べるか、工芸の素材や工房を巡る事をやってきました。
その中の一つを紹介します。

長崎県の伝統工芸に指定されている長崎ハタ。ビードロよま。

凧「タコ」という読みじゃなくて長崎では「ハタ」と言います。
 実家近くの金比羅山でハタ上げ大会というのが4月にあって、
先着で無料でハタをもらえるから子供の頃朝早く山に登ってた思い出に浸りながからの見学。
 風頭にある小川ハタ店さん。中にはハタの資料館もあり、ハタの歴史や文化を知ることができます。
 昔ながらの工房の雰囲気と匂いを感じ取れる空間。

 凧を作る工程、材料を産地から教えてもらうことができました。真竹、手すき和紙、麻糸。そしてビードロよま。

長崎の特徴として、「ビードロよま」という材料。麻糸に米のりですりつぶしたガラスの粉をつける糸。ビードロはガラス、よまは糸の意味。ザラザラとして肌が切れそうな感触をしてます。長崎のハタ揚げはこのビードロよまを使って、切り合うのが特徴で喧嘩バタとも呼ばれているそうです。調べたら、インドやインドネシアの方も使用しているとのこと。出島から異国情緒ある長崎ならではの文化ですね。

手すき和紙は鳥取の因州和紙。真竹は長崎。麻糸は、、、聞くのを忘れました。

第一弾の勝手にプロジェクトとして長崎ハタの材料を使って制作して行きます。少しでも長崎の伝統工芸を知ってもらえると嬉しいです。

漆を使うので、時間がかなりかかってしまい、全部手作業で自然の物はいいのですが、こんなに手間がかかるのに受け入れられるのだろうか。考えても物がないので売ることもできません。

とりあえず楽しみながら作りたいと思います。

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