見出し画像

Character Animatorが抱える問題

Adobe Character Animator(以降Ch)でアニメーションを創っているが、この国では圧倒的にLive2Dが優勢でChに関するドキュメントの少なさを憂いこのノートに至った。
Adobeが誇る高性能AI(イラレではなく人工知能)によりウェブカメラ一つあれば顔認識を用いたモーションキャプチャーで笑い、嘆き、怒り、困り、ウインクをし、完璧なリップシンクまでこなす。その上全身で簡単に歩く、勿論喋りながら、こんなにも高性能なChが何故敬遠されるのか?最も考えられる理由として、リグがレイヤー構造に依って構成される事にあると思う。IllustratorまたはPhotoshopの複雑なレイヤーをいとも簡単に読み込みアニメーション化する恐るべきChだが、そもそもキャラクターイラストをイラレやフォトショで描くイラストレーターがどれだけいるだろうか?
イラレ使いの当方としては、この上なく有難いソフトだが、手を掛ければいくらでも表情が豊かになる為レイヤーの凄まじさは想像を絶するものとなり、画像のキャラのレイヤー数はなんと1000近くにもなる!
通常アイコンやロゴを描く、イラストと云ってもカートゥーン的なものが殆どのベクターイラストで、これまで長編マンガやファッションイラストを描いてきた。言わば過去のレガシーあっての事とは言え、ここまで足を突っ込んでしまったからには、このChが今後どの様に進化し普及して行くのかは大いに興味のあるところではある。
Ch以外にもFuseやMixamoと云った、あまり知られていない割には恐るべき戦略を感じさせるAdobeの製品群の今後に期待である。

気が付いている人は少ないみたいですが、誰がどう邪魔しようと、ディランが歌ったように「好むと好まざるとに関わらず」時代は変っているのです。既に!

こちらのPVもご覧ください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?