映画感想:クワイエットプレイス DAY1


あらすじ


末期がん患者の主人公。

疼痛がひどくフェンタニルを腕に貼付したりグループセラピーで吐き出して日々を乗り切る。

いつ状態が悪化してもおかしくない日々。

そんなひどく鬱屈したある日に突然空から何か落ちてくる。

その何かが人々を襲い町中大パニックになる。

どうやら目は見えないようだが音に反応して襲ってくるらしい。

鬱屈した日々が変質する。

日々死を意識してきた主人公にとっては思い残すことなく生きていくという意味で特に状況は変わらない。

息をひそめ、それでも父との思い出の店で「ピザを食べたい」と思いをはせる。

前作クワイエットプレイスの状況に陥る前の世界。

見どころ

①緊張感
少しでも音を立てると襲ってくる怪物という設定。
そのため映画のすべての場面が致命的になりうる緊張感。
歩いているときに何か蹴とばして音がたったら。
食事しているときにフォークか何かが落ちて音がたったら。
映画のどの場面でも唐突に何かあるかもしれないという緊張感があって目が離せない。

②音
映画館ならではあるが、音のメリハリが本当にすごい。
日々の生活音が怪物に見つからないように抑えられているから、唐突に襲ってきたときの音量がマジでびっくりする。
グロテスクな怪物の見た目も相まって心臓に響く。
余談だが、映画館ではポップコーンはやめたほうがいい。
映画の主人公に入り込んでこっちも息をひそめるから、周りの音に本当に敏感になる。

終わりに


コンセプト面白いし、映画館ならではの面白さもあって、本当に2000円払ってみたほうがいい映画だと思います。
前作のクワイエットプレイスはアメリカの映画批評サイト、Rotten tomatoes で批評家支持率95%を記録するほど。現在Netflixで公開されているがこれこそめちゃくちゃ面白く、その面白さを踏襲して面白い。

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