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art geek home
2020年4月1日 20:29
美術ってどう楽しめば良いんだろう?そんな事を一度は考えた事があるのではないでしょうか。というのもここ数年「美術の見方」的な本を頻繁に本屋で目にするようになりました。これは多くの人が美術に関心を持っているからだと思います。そして特に最近は美術を感性ではなく理性で見る事を勧める本や記事を多く見かけます。いくつかそれらの記事から文章を抜粋してみました。 しかし西洋美術は、単に見ただけでは
2020年4月1日 19:45
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック作《アリスティド・ブリュアン》Aristide Bruant1893年 グワッシュ、油彩,紙 81.2×105.0cm ロートレックの作品の前に立ったとき、額縁の向こう側の空間を覗いているような気持ちになることがよくある。タッチは必ずしも写実的ではないのだけれど、人物の何気ない一瞬の動き、その時の身体のラインや表情、目線……。多分、見たものを《