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シブヤフォントで地域をつなげるアートファシリテーター育成事業第3回講座

1、開催日時  2022年10月3日 13:00〜17:00

2、参加者
    運営:東京工芸大学 福島治、シブヤフォント 磯村歩、水野弘子(記)
 ゲスト講師:桑沢デザイン研究所 非常勤教員/シブヤフォントアートディレクター ライラ・カセム
       桑沢デザイン研究所 学生/齊藤 さくら、楊 振馨(YANG ZHENXIN)
    受講者12名(欠席2名:高橋 麻衣子、藤田 奈穂)
ファシリテーションゲスト講師:フクフクプラス 髙橋圭

3、場所  渋谷区文化総合センター大和田8F シブヤフォントオフィス

4、目的
桑沢デザイン研究所の教員と学生からシブヤフォントに取り組む意義、背景、経緯を聴講し、シブヤフォント事業の理解を深める。鑑賞プログラムを受講者自身で実際にファシリテーションできるよう実践する。

5、プログラム内容

1)桑沢デザイン研究所 の教員と学生からの視点による講義(ライラ、学生)

 ①シブヤフォントの授業について(ライラ)
・自分自身の福祉系のデザインプロジェクト
・シブヤフォントの授業「ソーシャルデザインプロジェクト」
・アートを施設と制作するプロセス
・障がいのある人とのコミュニケーションのポイント(ex 相手を思い、見て考えること)

ライラ・カセム
学生の齊藤 さくら

 ②シブヤフォントの授業に参加したことについて(学生)
・シブヤフォントに参加した動機
・担当した施設との共同制作について

 アートを自由に捉え、絵を描くだけではない取り組み方を「「みんながアーティスト」というコンセプトで表現して実施(齊藤)を

人の個性と自分の個性。障がいのある人の個性を最大限に生かしていく取り組み方を「自我」というコンセプトで表現して実施(楊)

 ③質疑応答・感想 など

3)対話型アート鑑賞のファシリテーション体験
 
 ゲスト講師ファシリテーターの髙橋圭を含め3グループに分かれて、シブヤフォントを鑑賞する対話型アート鑑賞プログラムのファシリテーションを体験した。1つの問いにあたり、1人が担当し、設問終了後に感想や意見を共有した。


ゲスト講師 髙橋圭
対話型アート鑑賞実施の様子

6、まとめ
受講者は「ソーシャルデザインプロジェクト」授業についての話を聞くことで、学生が障がい者にどう寄り添い、いかにコミュニケーションを図っていったかなど、学生と障がい者による共創の現場を知ることができた。これにより、受講者自身が鑑賞に使うシブヤフォントのアートに深い関心を持つようになった。また、受講者は、少人数の対話型アート鑑賞(シブヤフォント版)のファシリテーションを自ら実施し、ファシリテーター講師からのアドバイスを受け、実践での進行に自信を深めた。

7、次回の開催概要
シブヤフォントの関係者の話を聞き、よりシブヤフォントに対する理解を深める。登壇者は、渋谷区内の障がい者支援事業所であるワークセンターひかわの施設員と同事業所の利用者(障がいのあるアーティスト)、シブヤフォントの共同代表者も予定している。次回をファシリテーションの訓練の最終回として、次回以降は実際に募集した参加者向けに実践していく。


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