新・青赤の心臓!そして躍動した日の丸戦士達🔥 【2024FC東京マッチレビュー 第4節アビスパ福岡(A)】
まえがき
「鬼門アウェイ福岡」で今季初勝利!!前節までチームはマイナス傾向だったけど、救世主そして「新たなる🔵🔴の心臓」となる高宇洋(個人的に新加入の中で1番期待していた)、そして日の丸戦士達の活躍で勝ち点3をゲット!今日は主に高宇洋の良さについて書きたいと思います!
第4節マッチレビュー最後までよろしくお願いします🙇
1.両チームのメンバーと注目ポイント
FC東京
前節と同じ4-2-1-3を採用。まさかのディエゴがメンバーから外れタロウをスタートからトップに置く形。そして遂に新加入の高宇洋が初出場となった。木本も今季初スタメン。
アビスパ福岡
3-4-2-1を採用。注目はやはり古巣対決となる紺野。また新加入のザヘディも注目だ。
2.試合結果
アビスパ福岡 1-3 FC東京
得点者(アシスト)
28分 長友佑都(バングーナガンデ佳史扶)
32分 荒木遼太郎(遠藤渓太)
57分 バングーナガンデ佳史扶
82分 松岡大起(シャハブザヘディ🇮🇷)
スタッツ
今季初の支配率50%超え。枠内シュートをもっと増やしていきたい。
3.今節のテーマ+攻守で良かった点・改善点を解説
今節の良かった点、改善点を少しずつ解説していきたいと思う。
攻撃面 「高宇洋という男」「偽9番」
過去3試合と比べてかなり変化したのはビルドアップだろう。今節は高宇洋が初スタメンということで、個人的にはかなり試合内容が変わると試合前から期待してはいたが予想よりもかなり良くなっていた。
相手2トップの後ろのポイントは基本高が取り、小泉が最終ラインに降りる(高も場合によっては降りてくる)。また偽9番的な動きでタロウが落ちて周りに渡すというシーンも何回かあり、そこはディエゴを使う時との差別化ができそうだ。
良かった点① 高宇洋のポジション取り
今節個人的にMOM級の活躍をした高宇洋。彼のポジション取りがかなり良かった。それは相手と相手の斜め後ろ(ポイント)でボールを受ける意識だ。また最終ラインに降りる時と、ポイントを取る時の判断が抜群だ。それによって、CB間の距離が遠すぎてボールが繋がらない/ポイントに人がいなくて前にボールが進まないという過去のnoteでも書いたチームの課題がかなり改善された。これは高がいないとできなくなる可能性が高いので根本的な解決にはならないが、チームにとってはかなり大きい収穫だ。
良かった点② タロウの偽9番
偽9番とは主に、
・中盤の数的優位を生み出しゲームメイク
・相手CBを釣り出し2列目の飛び出しを活かす
こういうものだろう。ペップバルサが実践していた形だ。
今回このタロウ偽9番で良かった点は、偽9番を活かしたWGの斜めに飛び出す動きが多かった点だ。タロウがボールを受けると相手CBが食いつきDFラインに段差が生まれる。そこに斜めに入っていく遠藤が効いていた(仲川は結構降りてくる事が多い)。実際、遠藤の動きだしからゴールが生まれている。タロウと仲川が入れ替わるシーンは何度かあったがそこは臨機応変にやっていきたい。
改善点① 各ポジションの機能不全と立ち位置
このような形でビルドアップをしているが改善点を挙げるなら以下の3点だろう。
①長友→仲川
②カシーフ→遠藤
③小泉
①では長友はいつも張った低い位置にいるが、仲川はずっと中にポジションを取る。これによって長友はパスコースがなく蹴るか下げるしかないため、右サイドから前に進むシーンがほぼ無かった。チャンスになるシーンでは仲川が外に張り、長友が少し絞った立ち位置を取っている時だ。これをデフォルトにしていきたい。
②では遠藤の立ち位置が高すぎたり、①の仲川と同じくずっと中に入っている。試合中玖生がそこを繋ぐ時もあったが、玖生がサイドで受けでも中がスカスカになり、結局戻すになっていた。改善するには主に①と同じだ。
③では小泉が降りすぎてしまう事だ。降りてボールを貰うという事は、ボールは受けれるけど中に人がいなくなる=ポイントを取る人がいなくなってしまう。ポイントを取ると相手選手は中を閉じる事が多くなり、そうすると外が空きやすくなる。よってポイントを取るのはとても大事だ。ただ小泉の立ち位置によってボールが前に進まないという事が何度か起きていた印象だ。高が頑張ってポイントを取っていたが1人だと限界があるので、CHの相方は降りすぎず上手くサポートして欲しい。(原川・高のボランチコンビが1番上手くいきそう..!)
このようにWG・SBの立ち位置を工夫してパスコースを増やし、ポイントに立つ人を増やせばボールは必ず前に進んでゴールに近づくだろう。次節修正されている点があることを祈る。(ここ4試合同じ課題...)
守備面 「高宇洋という男②」 「全員守備」
良かった点① 高宇洋を含めた中盤達
守備でも高は抜群に効いていた。ボールホルダーへの出だしや予測が速く、縦にズレる守備もとても上手かった。また対人では小泉、高、玖生という高強度な選手達で相手にやられるシーンはほぼ無かった。
良かった点② 全員守備
ディエゴに比べてタロウがゴール前のスペースまで戻って来てくれる為、守備では全員守備になっていた。それによっていつもよりも固いブロックを作る事ができていた。1失点してしまったのは勿体無いが次に繋がる守備だった。
改善点は過去のnoteに書いてある事が多いのでここでは割愛する。ただそれも改善されて減って来ている。(チームの問題というより個人の問題の方が大きい失点が多い)
4.個人採点(独断+sofascore)
-評価基準-
10.神様 9.文句なし 8.めっちゃ良い
7.ナイス 6.及第点 5.もっと出来る
4.ダメ 3.話にならない
-スタメン-
GK 13波多野豪
評価:8(7.6) 1失点 4セーブ(80%)
今節も安定したセーブ、キャッチを披露。次はクリーンシートを達成したい。
RSB 5長友佑都 (71分out)
評価:8(7.9) 1ゴール
久しぶりのゴールで先制点を取った。守備でも対人では相手に何もやらせなかった。
CB 4木本恭生
評価:7(7.5)
今季初スタメンとなったが安定した守備、ビルドアップで勝利に貢献。
CB 3森重真人
評価:7(6.8)
ウェリントンとのデュエルではほぼ負けず。ビルドアップでも安定していた。
LSB 49バングーナガンデ佳史扶 👑
評価:9(8.8) 1ゴール1アシスト
今節1ゴール1アシストの活躍でMOM。守備でも特に前半良かった。
CH 8高宇洋
評価:8(7.0)
ビルドアップ、守備全てにおいて高水準でこなせていた。今後東京の心臓になるだろう。
CH 37小泉慶
評価:7(6.8) 🟨
高とバランスを取り合ってプレーできていた。ビルドアップの時、降りすぎるシーンがあるのでそこは課題だろう。
OMF 7松木玖生©︎
評価:6(6.4)
攻撃ではタロウのゴールの起点になるロングボールを含めたパスで繋げていた。守備でもいいプレスができていたが、失点シーンの対応は勿体なかった。
RWG 39仲川輝人 (80分out)
評価:6(6.9)
前線からの守備やオーバーラップの起点になれていた。そろそろ数字が欲しい。
CF 71荒木遼太郎 (80分out)
評価:8(7.2) 1ゴール
CFでの初スタメンで1ゴール。今季4点目を記録した。攻撃時は下がって起点になったり、守備ではしっかりゴール前に戻れていた。
LWG 22遠藤渓太 (71分out)
評価:8(7.8) 1アシスト
斜めに入ってくる動きでゴールをアシスト。体のキレが良くなっていた。
-サブ-
RSB 2中村帆高 (71分in)
評価:7(6.6)
対人で負けることはなく攻撃でも上手く絡めていた。
LWG 33俵積田晃太 (71分in)
評価:6(6.8)
一対一でボールをもらえる回数が増えていた。追加点が欲しかった。
RWG→CF 70ジャジャシルバ🇧🇷 (80分in)
評価:6(6.7)
足元の技術で相手を剥がして攻撃できていた。
WGの時は守備をもう少し頑張りたい。
CF 10東慶悟 (80分in/90分out)
評価:5(6.4)
ブロック時守備に貢献したがすぐに怪我をしてしまった。
RWG 38安斎颯馬 (90+0分in)
評価:-(-)
評価なし
5.まとめ
とりあえず今季初勝利を苦手なアウェイで達成できて良かった!特に高の活躍が見れて良かった!まだ改善点は多いけれどここから上昇気流に乗っていきたい🔥
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次節は負けられない多摩川クラシコ!勝って久しぶりの連勝しましょう🔥🔥
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