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ーハウスの読み方ー

占星術のお話、今日はハウスについての説明をしていきたいと思います♪

私の場合、ホロスコープを心の縮図として読み解いて、ネガティブ感情を統合してきました。そして、その葛藤を起こしていた自身のネガティブな性質の妥協点をみつけて統合させ、アートなどの創作に結びつけています。なので、私の読み方はネガティブな心の状態をなんとかして、新しいものを創造していきたいアーティストの方向けかな、と思います。

どの星座にもアートや創作に結び付けられる性質があるので、自身のネガティブ感情と向き合ったあとは、その天体のエネルギーをポジティブに創作や表現に結びつけていくことをぜひおすすめします。

ハウスによって意味はかわってきますが、例えば牡牛座、天秤座は、その支配星が金星(喜び、美、芸術)ということもあり、そこに天体がある場合はアートや美に関連した何かでエネルギーを使っていった方がよいと思います。

また、魚座の支配星は海王星なので、魚座太陽の人などは、生まれた時から集合意識や夢とつながっている生粋のアーティストかといえます。

舞台での自己表現などは獅子座太陽が得意な部分ですし、蟹座の内側にこもる熱量や、山羊座の地道な姿勢は長編小説家向きともいえます。

双子座は子供のようなトリック好きなので推理小説家にむいていたり、幅広いジャンルの小説を書くことができると思います。

水瓶座は支配星は天王星なので、革新的な、新しい形の発信表現にむいていたり、と自身の天体の力の可能性はいくらでもあります。

天体の位置やハウスによって細かい部分は変わってきますので、そのあたりはまたいつか説明していくとして、今日はまず基本のハウスの意味についてだけまとめておきます。

ハウスとは、その天体の力が発揮できる分野、もしくはその天体が影響するテーマのようなものです。


ざっと意味をまとめると以下のようになります。

1ハウス  自己(エゴの基本性格)、社会にみせる顔、外見etc.
2ハウス  所有、才能、人材、能力、価値観、etc. 
3ハウス  コミュニケーション、自己表現、言葉、知性、 etc.
4ハウス  精神基盤、経済基盤、家、幼少期の自分の居場所 etc.
5ハウス  エンターテイメント、恋愛、創造性、喜び、趣味、楽しみ etc.
6ハウス  仕事、貢献、奉仕、自己調整、自己鍛錬 etc.
7ハウス  対人関係、対人関係で表れる自分、パートナーシップ(恋愛を含む) etc.
8ハウス  他者との深い共感、変容、絆、引き継ぎ、生死、結婚 etc.
9ハウス  探究、意識、精神と意識の拡大、高等教育、哲学、スピリチュアル、芸術 etc.
10ハウス 天職、社会的達成 etc.
11ハウス 社会、集団、理想、仲間etc.
12ハウス 潜在意識、集合意識 etc.

1ハウスは牡羊座を表し、2ハウスは牡牛座、という感じで12星座の順番にそって、そのイメージを通して上記のような感じで一般的に解釈されています。

また、12ハウスの円をぐるっと周り、人生の成長のサイクルのようにも解釈できます。

例えば、
生まれたばかりの自分が、(1ハウス:牡羊座のイメージ)

自身の肉体(所有)を通して、(2ハウス:牡牛座のイメージ)

知性を獲得し、言葉を発してコミュニケーションをとり、(3ハウス:双子座のイメージ)

安心する場所をみつけます。(4ハウス:蟹座のイメージ)

そして、喜べるもの、楽しめることをみつけ、(5ハウス:獅子座のイメージ)

自分を社会で役立てることを学び、(6ハウス:乙女座のイメージ)

他者との人間関係を通して、(7ハウス:天秤座のイメージ)

さらに深く他者と関わり一体化して変容し、(8ハウス:蠍座のイメージ)

さらに物質的なものを超えた精神的なもの、宗教、芸術などに意識を拡大させ、(9ハウス:射手座のイメージ)

天職で使命を感じられる仕事をする。(10ハウス:山羊座のイメージ)

そして、それに共鳴した仲間や集団と関わり(11ハウス:水瓶座のイメージ)

個である自分も全ての人もつながって1つなのである、ということに気が付く。(12ハウス:魚座のイメージ)

といった感じです。(解釈は一例です。)

ただ、このサイクルの通りに誰もが成長するわけではなく、やはり重要なのは天体のはいっているハウスになります。特に天体同士がハードアスペクトとよばれる葛藤をつくっている場合は、その葛藤を統合することによって、独自の成長を遂げていきます。それが個性ともいえます。

例えば、私の場合は、仕事、社会貢献を表す6ハウスや天職を表す10ハウスに天体がはいっていません。

それよりも、9ハウス牡牛座の金星が、私のヨッドの頂点となっています。ヨッドは、かなり制限がかかるアスペクトです。その頂点の金星は、3ハウスの天王星、12ハウスにある月、火星、とT字アスペクトとよばれるハードな葛藤がうまれる配置になっています。ドラゴンヘッド(今生の目的)も火星にほぼ重なっていて12ハウスですし、木星は1ハウスですが12ハウスとの境目ぎりぎりのところなので、木星も12ハウスに影響を与えます。

天体のはいっていないハウスは、無理なくその星座の性質をそのハウスで使えることになります。あまり心配しなくても、ほうっておいてもなんとかなる分野でもあります。(太陽にむかう時に活用すると良い)なので、もしも私が、アスペクトの葛藤を無視して、人生で一番大事なのは仕事だ!という価値観で生きたとすると、12ハウスの月やヨッドの頂点を含んだT字アスペクトが物凄い葛藤をうみ、精神を病んで生きる喜びも心の安定感も失って誰ともコミュニケーションをとりたくない状態になる、、ということになります。実際に、大学4年くらいの時にそうなりましたが、当時は、

自分一人で日記を書いて精神を安定させる自分(獅子座12ハウスの月)
勝手に英語の発音にはまって英語をマニアックに勉強する自分(牡牛座9ハウスの金星)
本当の気持ちを誰かに伝えたい自分、変わりたい自分(蠍座3ハウスの天王星)

といったように、それぞれのエネルギーがバラバラになっていました。月と金星の90度のアスペクトのせいで、インナーチャイルドが恋愛を求めて安心感を得ようとしていましたが、インナーチャイルドの要求は恋愛では満たすことはできないので、ボーイフレンド達には多大な迷惑をかけたことと思います、、。ただ、1ハウスに土星と木星がはいっているので、努力して英語の勉強を続けて、イギリスの大学院に入学したあとは、かなり自分の自信につながっていきましたし、英語の分野においては講師の仕事には恵まれていました。これは、1ハウスの木星の幸運拡大の力でもありますし、2ハウス始まりが乙女座なので、「知性」に価値をおき、2ハウスの反対側の8ハウスの太陽で、英語や海外という未知の世界(牡羊座)を共有できるからです。

しかし、結婚しても、海外へ移住しても、子供ができても、私の場合は自分で自己の潜在意識をみつめない限りは心から安定した精神状態は得られない葛藤を生み出す天体をもっていますので、最終的には占星術や心理学を勉強して自己セラピーをせざるを得なかったといえます。

ちなみに、創造性を表すハウスは5ハウスですが、私はここにパートオブフォーチュン(生まれつきの才能)があります。(上の表では表示していません)パートオブフォーチュンも、その星座、ハウス、サビアンシンボルによって意味がかわってきますが、私の場合は子供のような創造性をもっている(はず)というサビアンです。それが山羊座の性質なので、地道な努力が必要だけれども、そのうち確実に自分の力になる、といった感じです。(まだまだ使いこなせていない気がしますが)

話すときりがないので今日はこのあたりにしておきたいと思います♪天体がはいっているハウスはこんな感じでかなり重要な意味をもちますが、心の状態を読み解いていけば、必ずそれを統合することが出来ます。一筋縄ではいかない葛藤もありますが、要は目に見えない心の世界に向き合う勇気があるかどうか、です。私の太陽は牡羊座の8ハウスなので、こういった見えない世界の事を星やアートを通して皆さんとこれからも共有し、成長していければいいなあと思っております。

読んでいただいてありがとうございました♪




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