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アメリカ人の直感に響いた日本美術たち✨先入観なく集められた名品がミネアポリスにあった!☀時を経て日本に集結☀

日本では、「無名だから」とか、「傍流だから」ということで見向きもされなかったような作品が、海外の人々には大きな驚きと感動をもって大事にされていることがあるのだなと改めて実感✨
「海外のコレクターが保管してくれてよかった~!」という作品って結構たくさんあるのですよね。

サントリー美術館で開催中(※5月31日まで臨時休館)の『ミネアポリス美術館 日本絵画の名品』では、そんな名作の数々に出会えます。

うんちくや、日本国内の伝統的な評価などにとらわれず、私たちも「直感」で好きな作品をバリバリさがしちゃいましょう☀
ミネアポリスのコレクター達が自由にそうしていたように(^^♪

ちなみに、アメリカ中西部ミネソタ州最大の都市ミネアポリスに設立されたミネアポリス美術館(Minneapolis Institute of Art 通称Mia〈ミア〉)は、1883年にミネアポリスの市民や実業家が美術協会を設立したことからスタート。現在、日本絵画のコレクションは、約2500点の浮世絵をはじめ、質・量ともに国際的にも高い評価を得ていて、全米4番目の規模とのこと!
☆展覧会は6月27日(日)までの予定☆

ということで、私が本能的に「すごい!好き!」と思った作品ベスト3をご紹介します☀そしてオマケで、近くのおすすめランチスポット《ちょっと贅沢バージョン》をラストでご紹介します♪

山田道安《龍虎図屏風》

まずは、何しろ虎好きなので、こちらの屏風。技術がどうのこうのというより、有無も言わせぬどっしりとした迫力と躍動感を感じてね。あとからモノクロだということに気が付く。水墨画なんですよね。

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山田道安《龍虎図屏風》!山田さん、あまり知らなかったけど。。。戦国時代の武将,画家。大和(やまと)(奈良県)の岩掛城主さんだったそうです。
「豪放な水墨画で知られ,彫刻にもすぐれた。」とは、この絵からうなずける。

「戦国というダイナミックな表現を特徴としており、その点でもいかにもアメリカ人好みである」という本展図録の解説が興味深い☀

《源氏物語 『秋月中宮』(表面)白萩図(裏面)》

こんなに小粒だけどキラキラ輝いていたのがこの作品✨
琳派の酒井抱一による 《源氏物語 『秋月中宮』白萩図(裏面)》。
十二単の中宮が、源氏の奥さんの1人である紫の上に「漆箱蓋に盛られたもみじ」を贈るところ。しかも、和歌を添えて。なんてみやびなんでしょ〜。現代なら四角い箱にデザインされた、ニコライ・バーグマンのプリザーブドフラワーかな?!裏面にはいぶし銀の萩が描かれています。

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《源氏物語 『秋月中宮』(表面)白萩図(裏面)》

曾我蕭白《群鶴図屛風》

この展覧会で、一番心を打たれたのはこの屏風絵👑
曾我蕭白の《群鶴図屛風》です✨

特にこのシーン💛お母さん鶴が大きく羽を広げて、「おかえり」と言ってるみたい。子供たちの嬉しそうな顔を見てください!短い羽もめいっぱい広げて喜んでいる♪

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Screenshot_2021-05-25 サントリー美術館 開館60周年記念展 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 展示構成 サントリー美術館1

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曾我蕭白《群鶴図屛風》

曾我蕭白も、伊藤若冲も、1970年代に辻惟雄 さんが『奇想の系譜』を著して再評価しなければ、日本で光が当たることがなかったかもしれない画家。。。
その間は、ジョー・プライスさんや、ウィラード・クラークさんらアメリカ人コレクターがせっせと彼らの作品を収集していてくれたのです!
ありがとう!!!
そういう名士たちの存在って本当にかっこよくて惚れ惚れしますね。

若冲のニワトリさんを見られるのも、彼らのおかげ🐓

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伊藤若冲 《鶏図押絵針屏風》
私は、真正面を向いて丸いほっぺをしたこのヒョウキンなニワトリ君が好きです🐓

【近くのおすすめランチスポット✨ちょっと贅沢バージョン✨】
「アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ (Artisan de la TRUFFE Paris)」
@ミッドタウンガーデンテラス 1F

人気のフランス パリ本店の雰囲気そのまま六本木に☀
全てのお料理に、絶妙な感覚でトリュフがマッチングされています♪
ランチコースは3000円台からカジュアルにいただけます♪
店内は広々と優雅☀

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前菜のサラダには、鶏肉もたっぷりついてきて嬉しい🐓

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薄く繊細なトリュフがふんわりと乗っているカルボナーラ♪

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リンゴのタルトもこんなにお洒落&リンゴ味しっかり🍎濃厚バニラアイス添え!

サントリー美術館でのアート体験の余韻にひたるのにピッタリなランチスポットです✨

【展覧会概要】
サントリー美術館 開館60周年記念展 「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」
会期:2021年4月14日(水)〜6月27日(日) 会期中に展示替えあり
※4月25日(日)〜5月31日(月)は臨時休館(開館状況は変更となる可能性あり、最新情報は美術館ウェブサイトにて確認)
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3階
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:火曜日、臨時休館期間
※6月22日(火)は18:00まで開館
入館料:
・当日券 一般 1,500円、大学・高校生 1,000円
・前売券 一般 1,300円、大学・高校生 800円
※中学生以下は無料
■巡回情報
・福島県立美術館
会期:2021年7月8日(木)〜9月5日(日)〈予定〉
住所:福島県福島市森合字西養山1
・MIHO MUSEUM
会期:2021年9月18日(土)〜12月12日(日)〈予定〉
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
 ほか

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