新型コロナウィルス肺炎問題と宇崎ちゃんは遊びたい!の赤十字との再コラボから、表現の自由と検閲の禁止が社会を災害から護ってるのではないかと考えてみる。

 お久しぶりです。
 いろいろ書きたいことは出るものの、まとまりかけた所で用が入って、鳥頭よろしく忘れてしまうのを繰り返しておりました。
 後、みなさん、文章のお買いあげありがとうございます。本当に、助かります!

新型コロナウィルス肺炎が、中国の武漢市を爆心地に拡大してる。

 さて、色々な問題が、相変わらず噴き出しています。

 コロナウィルスの件でも、「災害対応の安倍」が本領発揮して、やってる感だけだしてロクに対処をしないのが繰り返されてる日本があるわけですけど、そこに関しては後ほど。
 コロナウィルスの件で、まだ感染が表で話題になってなかった時期に武漢で「奇病」が起こってるのを診ていたお医者さんたちが、グループチャットで情報共有して議論した結果「SARSによく似たコロナウィルス感染症だから対策すべきだ」ってSNSで公表して自衛を呼びかけた所、お医者さんたちが向こうの警察である公安に捕まって、当局に「自己批判」を書かされた上で釈放されたと言う事件が一月頭にありましたが、そのうちの一人のお医者さんが、コロナウィルス感染症で亡くなりました。まだ、33歳だったということです。

https://toyokeizai.net/articles/-/329129

新型コロナウィルス肺炎だという話を拡散しようとした勇気あるお医者さんたちに罰を与えた、中国当局。

 この件では、件のお医者さんたちの勇気ある告発と呼びかけで、やっと「奇病」がなんであるかわかり始めたものの、それから約20日間、武漢市の地方政府も北京の中央政府も「デマだ」「デマを言ったものは逮捕する」と繰り返し・否定し、コロナウィルス感染症の実態の報道が一月一〇日過ぎには中国以外のマスコミで度々報じられたものの、中国の中にいる人達の殆どは、その情報を知ることが出来ず・武漢などのパンデミックが起きたところでも奥歯に物が挟まったような感じでしか感染症の話を出来ず・うわさ話も殆どなかったらしいというのですから、習近平が権力を握ってる今の中国の、言論や表現の自由のなさと風通しの悪さを象徴する状況があった訳です。

https://mainichi.jp/articles/20200130/k00/00m/030/257000c

 そして、最初は武漢市での感染実態があまりにひどくなったことで、情報を押さえ込みきれなくなり・渋々中央政府がパンデミックを認めて、武漢市の市長が「上(北京の中央政府ですね)から事実の公表をするなと圧力がかけられてた」とテレビで爆弾発言する事態なんかもあったりして、そこから一気に武漢市の封鎖や病人への対応に軍や他の地域からの応援が行われると言う事になっていった訳です。

情報統制の厳しい習近平体制下の「大災害」で、デマとも本物ともつかない情報が内外で渦巻いている。

 そして、「これが武漢市の実態だ」として沢山の動画などが流されるようになりましたけど、その多くが「法輪功」を中心とした「反北京政府」側からの情報で、現地の人達の動画が出てくる事もあればフェイクの動画が流れ出てくることも同じくらいあって、何が本当なのか容易に見分けられないという状態に、中国の外側では置かれてるんですよね。そして、多分、中国の内側にも検閲をかいくぐって沢山の情報が飛び交ってて、混乱してしまってる。

情報統制や表現弾圧が日常化してる中国当局は、人々の信頼も喪ってる。

 日頃から、少しでも政府の都合の悪い話しがあると、ネットでほのめかしただけで検閲され・削除され、拡散した人含めて家に公安(警察)が突然押しかけてきて「どこか」に拉致されてしまうというのが、この何年間かの習近平体制での中国では当たり前になってしまっていたので、中国の「内側」も「外側」も、中国政府が言ってることをマトモに信用しなくなってる。

https://cybersecurity-jp.com/security-measures/6729

https://monipla.com/china-smmlab/page/china_sns_vpn

https://toyokeizai.net/articles/-/137828

 そういう「信頼が喪われてる状況」では、パニックも起きやすいし、色々な形での差別や暴力も蔓延しやすく、パンデミックが起こってしまうと収拾が難しいし・パンデミックに至るまでにもみ消すことも当たり前に起こりますから、事態が取り返しつかなくなるまで放置されてしまうのも珍しくなくなるわけですね。


宇崎ちゃんは遊びたい!が、再び赤十字とコラボ。そして、アニメ化が発表。

 少し話を変えてみましょう。「宇崎ちゃんは遊びたい!」が赤十字社とコラボをして献血キャンペーンをやったのが、「フェミニズム」を自称する人達や「リベラル」を自称する人達から「性差別的」「奇形を出すな」などと攻撃されたのが、確か、去年の10月。その後沢山の議論となり、色々な事があった後で、この二月、再びコラボキャンペーンが行われて・しかも、出版元の角川がアニメ化を始めてる事が公表された訳です。
 その事を巡って、又、色々な議論が蒸し返されてるものの、「奇形」「差別」を根拠に排除を要求する人達に批判が集まったことで分が悪くなったのか、前のようなバッシングの勢いがなくなってる訳です。

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