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「スカウトメール=選考通過ではない」のだよ

最近、採用担当として、毎日ぽちぽちスカウトメールを送っています。そして、スカウトに興味を持って選考に進んで頂いた方と面接をしている私が思ったことをつらつら書いてみようと思います。

そもそもスカウトメールとは

スカウトメールとは、企業の採用担当が「自分の会社に欲しい」と思った求職者に対して送るメール、またはメッセージのことです。

ビズリーチのCMでも「待ちの採用」から「攻めの採用」と言ってますが、企業側からアクションすることが今求められています。転職を考えている人は、例えばビズリーチやエンジャパンが運営するAMBIなどに登録し、詳しい経歴を入力しておくと、概要を見て、求める人材と年代・キャリア・経験などがマッチしていた場合、企業やエージェントから「うちにぜひ来て欲しい!!」とメッセージが届くようになります。エージェントに登録する人ってある程度<転職したい気持ち>が高まっている人も多いので、そうやって企業側から潜在層にアプローチしていくことが大切なんですねえ。

スカウトメールに返信したら?

選考orカジュアル面談に進むことがほとんどです。選考を兼ねている「カジュアル面談」もあれば、会社説明会のようなスタンスで説明してくれたり、ざっくばらんに質問に答えてくれるケースもあったり…

選考に進んで、仮に「スカウト送って頂いたのがきっかけで受けようと思いました。なので業界のことは正直わからないです〜」と業界のことを超超超超超基本から質問しようとした場合、採用サイトで載っているような見れば分かる当たり前の質問をしてしまった場合、そして、会社の社風や、企業の考える採用ハードルに満たないと判断されてしまった場合、「あなたに力になってほしい!」と書いてあるスカウトメールを何度見返しても、あなたは不採用です。

初デートの前の日はどうしてますか?

突然ですが、マッチングアプリで恋人を探していることを想像してください。タイプの写真の人と無事マッチング成立し、メッセージも盛り上がります…そして、デートすることになりました!相手は何が好きかな?何の話しようかな…どきどきわくわく♪そして、当日もメッセージやプロフィールに書いてなかったことを聞けてもっと好きになったり、ああこういう人なんだ…と知ることもあると思います。そして、デートで相手によく思われたいって当たり前にある気持ちだと思います。

だから、オンラインでの選考や面談だからって、フリースとか、パジャマみたいな格好とか、ちょっと相手を舐めてません?
企業側も魅力を伝えると思いますし、少しでも興味を持ったら選考や面談前に、業界について、会社や代表の記事については目を通しても良いかもですよね。

自分の中で全力を尽くしたならいいんですが、正直会ってみないとわからないフィーリングも多いし。まあ、でも軽い気持ちでポチッと押しちゃって、ちょっと軽い気持ちで話聞いてみよ〜という気持ちもわかるんですけどね。

でも、それで大切なチャンスを逃すの勿体無くない?!

仮にも「いい企業だな〜!」話を聞いて思ったとしても、企業側から「ああ興味ないんだな」とか思われたらせっかくの機会も台無しじゃないですか?

ぶっちゃけ思うのは、スカウトサービスに登録している応募者も待ちの姿勢でいるなよ。ということ。最近は、転職への温度感が高くなくても自分のスキルのニーズを知るためにスカウトに登録して、自分のイメージに合う企業から声がかかったりするタイミングを狙っている人も多いようです。自分の可能性を貪欲に追求していくことが大切なのかもですね!

「自分の可能性を貪欲に追求していきたいから、忙しいし、話を聞く業界・会社について何も知らないのじゃダメなの?別に良くない?」と思ったあなた。自分が採用担当だとしたら、どうでしょうか?業務で忙しいのに、自社の選考に進むかわからないし、むしろ興味もないし。極め付けは履歴書を提出しなくても良いケースもあるので何処の馬の骨かわからない奴と何十分もお話する余裕はあるでしょうか?だったら、そこに時間を費やすよりもっと自分の会社に興味を持ってくれる人と向き合いたいし、なんならやることやって早く帰りたいですよね。きっと。

「え、そんな人いるの?」と思ったあなた。そんな人多いんですよ。

だから相手の行為に甘んじて胡坐をかいてはあかん。

結果。相手の立場に立って物事を考えることが大切だ。それが自分のためにもなる。だから、私はどんな人が来ても100%の力で面接します!笑
そして、希望の働き方をできる人が増えることをこのなんでもないnoteから応援して終わりの言葉とさせていただきます。


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