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初めての浅草演芸ホール。お着物で落語を聴いてみた

お友達と浅草へ行こう!ということになり、完全に私の趣味で1日を付き合ってもらいました。お着物レンタル→すき焼き→落語→梅園にゆくというツアーを敢行。前からいつか落語をちゃんと見たいと思っていました。ですが、わからない。敷居が地味に高そう。と、とてつもなく落語初心者だったので何ヶ月か前にAmazon primeで米粒写経さんの落談を見て何となーく勉強してました。いよいよ、生の落語をば。いざ、演芸ホールへ。

本日の演目

そして、途中で思う。あれ、なんかこの感じ。新宿の末広亭前に入ったことあったな…(笑)でも前は新宿三丁目に突然現れる異世界感溢れる「末広亭」というものに入ってみたくて聴いたけれども、今回は落語を目当てに入るので心持ちが違いました!!!!わくわく。

夜の部は「時そば」一度生で聞いてみたいなあ…演者さんの変更の告知も手書きで修正していて可愛らしいです。

さて、お昼ご飯を 米久本店 で頂き、浅草寺でお参りをして、14時〜入りました。
昼の部は3000円(現金のみ、クレジットなどは使えません)何時に入っても3000円。11:30〜16:30まで途中退出はできませんが3000円で飲食しながら演目を見れて(お酒はコロナ禍なこともありNG)
よしもとの劇場とは違って演目の途中でも座席に着くことができます。すごいお得ですよな。

【 私が聴いた14:00~16:00までの演目 】 
翁家社中(曲芸)
真田小僧(落語)/橘家圓太郎  
家見舞(落語 )/春風亭正朝 
ざいぜんごろう(落語)/五明樓 玉の輔
・ロケット団(漫才)
置泥(落語)/春風亭一之輔
熊の皮(落語)/春風亭 柳朝

動画ではたくさん見ていたはずでしたが、噺が始まって羽織を脱いでいるところを生で見ると、うおおお!噺が始まるぞ!と、やっぱり眼前で繰り広げられると、全然違いますね。わくわくしながら噺に引き込まれます。

自分のメモにと、家でnoteを打ってます。ただ、《橘家》を《たちばな》で検索しても出てこなくて《たちばな》で出てきて。結果見て「ですよね〜(笑)」って自分で笑っちゃうくらい。それぐらいの知識で、見ていたわけですが。

めちゃめちゃ
面白かった。

めちゃくちゃ
面白かった。

何が面白かったかというと…パッと出てこないのですが。たぶん、わかりやすくて途中でも面白い場面が随所にあるところ。ぐっと引き込まれる。オチのストンという綺麗さ。などなどかなと思っております。

自分の記憶メモのために特に面白かった古典落語のYouTubeをピックアップします。

◇家見舞
江戸に住む二人組は知り合いが新築のを建ててそこへ引っ越したため、引越祝いを贈ろうと考える。 何を贈ろうかと二人は話し合った結果、水瓶をプレゼントすることにするが、しかし、二人の手持ちは二人合わせてたったの五銭しかない。 古道具屋なら、安いものがあるのではと考え、いろいろと回るが、当然そんな水瓶があるわけがない・・・

◇置泥
ある夜、とある長屋のひと部屋で男が眠っていると、戸をこじ開ける音で目が覚める。まもなく、別の男が飛び込んでくる。飛び込んできた男は「静かにしろ、俺は泥棒だ。懐には刃物を持っている」とすごむが、長屋の男はひるむ様子がない…

◇真田小僧
亀坊が父親の熊さんにまとわりついて小遣いをねだるがもらえない。それじゃ、お母っさんにもらうという。この間、留守の時に来たおじさんのことを近所中に ...

いやあ、うまい。そして、テレビやラジオでも活躍されている方の高座を聞くことができたのかと大変満足しました。

そして、個人的に調べてびっくりしたのが 翁家社中(曲芸)のお二人。ただ、顎に乗せたり、バランス取られたり、絶対絶対絶対難しいし、できるはずないのに、見ていると「わーお」くらいの反応になってしまっていたのですが。

太神楽は、もとは伊勢神宮や熱田神宮の神職が各地を回って獅子舞などを演じる神事芸能で、余技としての曲芸や茶番が次第に盛んになり、現在では寄席には欠かせない芸能となっています。研修では、太神楽曲芸の基本である“立てもの”と“投げもの”を中心に、日本舞踊、長唄、鳴物、囃子など、寄席での活動に必要な技芸を習得します。

https://www.ntj.jac.go.jp/training/group/daikagura.html

お二人とも、伝統芸能の研修を修了されていたことを知りました。思っていた以上に、すごいものを目の当たりにしていたんだなと思いました。

本当に改めて、有意義な時間でした。

敷居が高い感じがしますが、落語は聞きやすくて面白かった。そしてYouTubeで見ていたより生の方がいい。私服でもいいけど、着物だと背筋も伸びて、もっと愉しく聴けます。

今日もよき日でした。以上。


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