BLUE ART

芸術と批評のパブリッシャー。編集=櫻井拓。

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マガジン

  • ART CRITIQUEウェブ版 2016年6月号

    ART CRITIQUEウェブ版の、第1号。レビューや批評などを収録。 ・[批評]「わたし」と「ずらし」の力学――豊嶋康子論|勝俣涼 ・[レビュー]作品と非作品のあいだで 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」展(目黒区美術館)|甲斐義明 ・[レビュー]空間の筆跡――土肥美穂の近作について 「土肥美穂 Miho Dohi」展(HAGIWARA PROJECTS)|石崎尚 ・[批評]ジョルジョ・モランディのアスピラ・ポルヴェレ|西田博至

  • ART CRITIQUE n.02

    知と芸術のレゾナンス

  • ART CRITIQUE n.03 セレクト版

    紙版で刊行した「n.03 散逸のポエティクス」から厳選したコンテンツ4本を収録。

  • ART CRITIQUE n.04 セレクト版

    紙版で刊行した「n.04 メディウムのプロスティテューション」から厳選したコンテンツ4本を収録(残り1本は3月中に追加)

最近の記事

[レビュー]本当に消去されているのは誰なのか――小泉明郎展「空気」(無人島プロダクション)|井上幸治

会場に展示されていたのは東京都現代美術館で開催されていた「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展のために制作されたものの、作家による自主検閲という判断により展示されなかった作品です。「キセイノセイキ」展ではキャプションしか展示されていなかったので、「空気」展の会場でその全容を確認出来たことになります。展示されていたのは写真を素材としたイメージですが、素材として使われていた写真は一般的な皇室写真で、昭和天皇の行幸写真から、最近のものでは福島の避難所を慰問する今上天皇と皇后

    • [批評]点描のパルス――矢野静明《不安は魂を喰いつくす》についての一考|高橋しげみ

      [fig.01]《不安は魂を喰いつくす》シリーズ40×24 cm|油彩、インク、ブラックジェッソ、木|2013年 [fig.02, fig.03]《霧は濃度に依存する》展示風景(八戸市美術館) 矢野静明による最新のシリーズ《不安は魂を喰いつくす》[fig.01]は、八戸市美術館で開催された「矢野静明 – 種差 enclave」展会場の3階に、木炭の点描のシリーズ《霧は濃度に依存する》に挟まれるようにして展示されていた[note.01][fig.02, fig.03]。

      • [批評]「わたし」と「ずらし」の力学――豊嶋康子論|勝俣涼

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        • [レビュー]作品と非作品のあいだで 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」展(目黒区美術館)|甲斐義明

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        [レビュー]本当に消去されているのは誰なのか――小泉明郎展「空気」(無人島プロダクション)|井上幸治

        • [批評]点描のパルス――矢野静明《不安は魂を喰いつくす》についての一考|高橋しげみ

        • [批評]「わたし」と「ずらし」の力学――豊嶋康子論|勝俣涼

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        • [レビュー]作品と非作品のあいだで 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」展(目黒区美術館)|甲斐義明

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        • ART CRITIQUEウェブ版 2016年6月号
          4本
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          2本
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          [レビュー]空間の筆跡――土肥美穂の近作について 「土肥美穂 Miho Dohi」展(HAGIWARA PROJECTS)|石崎尚

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          [レビュー]空間の筆跡――土肥美穂の近作について 「土肥美穂 Miho Dohi」展(HAGIWARA PROJECTS)|石崎尚

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          [批評]ジョルジョ・モランディのアスピラ・ポルヴェレ|西田博至

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          [批評]ジョルジョ・モランディのアスピラ・ポルヴェレ|西田博至

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          [投稿|トーク]小林健太「#photo」を巡って|小林健太×荒川徹×飯岡陸×大山光平(G/P gallery)

          「#photo」Installation View(G/P gallery). Courtesy of G/P gallery, Tokyo 小林健太の個展「#photo」(G/P gallery)会場にてトークイベントが行われた。小林はインターネット世代、ストリート、シェアハウスである渋家などのキーワードをきっかけに話題に挙がることが多いが、今回のトークでは、ゲストである荒川徹氏からの「画像加工における工学的劣化」という問題提起をきっかけに小林の作品の可能性について批

          [投稿|トーク]小林健太「#photo」を巡って|小林健太×荒川徹×飯岡陸×大山光平(G/P gallery)

          [投稿|レビュー]色彩、形態、象徴 櫻井伸也展「AZZURRI」(GALERIE PARIS)|上田和彦

          《united colors》、2016年、ミクストメディア、30×30 cm 《united colors》、2016年、ミクストメディア、103×72.5 cm 《united colors》、2013年、ミクストメディア、91×91 cm 五月の良く晴れた日に、横浜のGALERIE PARISでの、櫻井伸也展のオープニングへ伺う。作品は自然光に照らされ、周囲の白壁へと、色彩を放射している。作品が光を受け止める時、絵画が生み出された場所、此処ではない何処かを強く

          [投稿|レビュー]色彩、形態、象徴 櫻井伸也展「AZZURRI」(GALERIE PARIS)|上田和彦

          [投稿|レビュー]「ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏」(東京ステーションギャラリー)|菅原伸也

          ほとんど重大な出来事が起こらなかった人生を神秘化する形や、もしくはその作品の「静謐さ」や「精神性」を詩的に礼賛する形で、モランディの絵画群はいまだに語られることが多い。だが、東京ステーションギャラリーで開催されていた「ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏」展は、クロノロジカルにモランディの作品の変遷と人生を追うという、回顧展によくある形式を取らず、彼の絵画におけるシリーズとヴァリエーションというテーマに焦点を当てることによって、あくまでも絵画の画面内部において生じている変化

          [投稿|レビュー]「ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏」(東京ステーションギャラリー)|菅原伸也

          [レビュー]「非展示」という方法について|井上幸治 「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展(東京都現代美術館)

          本展について語るまえに確認しておきたいのは、美術館とは絵画や彫刻といった美術作品を展示する場所であると同時に、それらの作品を展示しない場所でもあるということである。しかし、「非展示」という方法を美術館が有していることはあまり認識されていない。何故なら、美術館の公共性に対する盲目的な信頼が、美術館の中立性を疑わせないからである。美術館の中立性に疑いの眼差しが向けられることは少ない。そうしたことが起こるのは「規制」や「検閲」といった問題が発生した場合に限られる。 一般的に「規制

          [レビュー]「非展示」という方法について|井上幸治 「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展(東京都現代美術館)

          ART CRITIQUE ウェブ版 投稿募集

          批評誌「ART CRITIQUE」は、コンスタントかつ継続的に批評的なコンテンツを発信していくため、noteというサービスを使い、ウェブ版の発行を始めることにいたしました。 https://note.mu/art_critique 月一程度で、コンテンツをまとめて公開する予定です。有料ですが、無料で読める/見れるものも発信します。ウェブ版の第1号は、4月末に発行予定で進めております。内容は今のところ、特集の対談を1本、展覧会や本のレビューを8本、批評を1本の予定です(変更

          ART CRITIQUE ウェブ版 投稿募集

          [批評]二種類の幽霊、二種類の霊媒(メディア)―― 揺動メディアとしての映画論|佐々木友輔

          佐々木友輔|SASAKI Yusuke 映像作家・企画者。1985年神戸生まれ。映画制作を中心に、展覧会 企画や執筆など様々な領域を横断して活動している。イメージフォーラム・ フェスティバル2003一般公募部門大賞。主な上映に「夢ばかり、眠りは ない」UPLINK FACTORY、「新景カサネガフチ」イメージフォーラム・ シネマテーク、「アトモスフィア」新宿眼科画廊、「土瀝青 asphalt」 KINEATTIC、主な著作に『floating view “郊外”か

          [批評]二種類の幽霊、二種類の霊媒(メディア)―― 揺動メディアとしての映画論|佐々木友輔

          [批評]タブローのマテリアルな起源――今井俊介「surface / volume」|勝俣涼

          勝俣涼KATSUMATA Ryo 1990年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。美術批評。主な論考に、「未来の喪失に抗って―ダン・グレアムとユートピア」(『美術手帖』第15回芸術評論募集佳作、2014年)、「ジョン・バルデッサリの修辞学」(『引込線2015』所収、引込線実行委員会、2015年)など。主な展評に、「欠如の観測――「無条件修復」展」(『美術手帖』、美術出版社、2016年1月号)、「近さと遠さの文法――利部志穂「サンライズサーファー」展」(『美術手帖』、2

          [批評]タブローのマテリアルな起源――今井俊介「surface / volume」|勝俣涼

          [批評]テレンス・マリックがバンジー・ジャンプする|西田博至

          西田博至NISHIDA Hiroshi 批評家。1976年生まれ。大谷大学文学部哲学科を卒業後、会社員生活を経て、佐々木敦「批評家養成ギブス」第一期生。同窓生と発刊した批評誌『アラザル』で「一柳慧のいる透視図」を連載中。妻あり。猫あり。共著に南波克行編『スティーブン・スピルバーグ論』、同『トム・クルーズ』(フィルムアート社)など。その他オークス出版のエロ漫画アンソロジーで文学やオペラを論じ、『キネマ旬報』などでも執筆。最近SKE48にハマる。 彼は自分が個人的に信ずるにたる

          ¥200〜

          [批評]テレンス・マリックがバンジー・ジャンプする|西田博至

          ¥200〜

          [論考]都市と無意識――素描的試論|信友建志

          信友建志|NOBUTOMO Kenji 思想史、精神分析。1973年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了、鹿児島大学医歯学総合研究科准教授。主な共著書に『メディアと無意識』(弘文堂)、『フロイト=ラカン』(講談社)など。訳書に『哲学の犯罪計画』(ジャン=クレ・マルタン著、法政大学出版局)、『ラカン、すべてに抗って』(エリザベート・ルディネスコ著、河出書房新社)など多数。 0. レム・コールハースの『錯乱のニューヨーク』日本語版には、磯崎新の解説が付されている。

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          [論考]都市と無意識――素描的試論|信友建志

          ¥200〜

          [インタビュー]柴山桂太|経済学は“ ストック” を思考 できるか?

          経済成長は必要か ――昨年は震災があり、何かが変わらなければいけないという意識が人々になんとなく共有されていました。しかし今や――被災地の復興の現状などとは別の次元で――その騒ぎも落ち着いてしまい、ただ前と変わらない「現在」が続いている感じがあります。 柴山先生はご著書の中で、これから冬の時代が来るなら、そのことをきちんと理解して冬に備えることが必要なのではないか、とお書きになっています。災害などの危機において立ち上がるユートピア的な協働に夢を託すこともできるのですが

          ¥200

          [インタビュー]柴山桂太|経済学は“ ストック” を思考 できるか?

          ¥200