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4arts|川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市)

※過去記事

今回ご紹介するのは、ドラファン・藤子ファンの聖地のひとつ、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
F先生の出身地である富山県高岡市にもミュージアムやドラスポットがあるのですが、長年住んでいた川崎市に建てられたのがこちらのミュージアムです。

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当日券はなく、ローソンで日時指定のチケットを買うスタイル。
三鷹の森ジブリ美術館とシステムは一緒ですが、こちらの方が遥かにチケットが取りやすいです……! そしてチケットも一般1,000円、安い!
最寄駅は登戸駅と向ヶ丘遊園駅。歩いても行けますが、Fキャラでラッピングされた直通バスもあります。

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入館を待つ間も、キャラクターたちがそこかしこに!

今回初のソロ参戦ということで、まずは混雑必至のミュージアムカフェへ(10:00)受付を出て左のエレベーターで3階に上がるとスムーズです。

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「初登場ドラえもんピザ」、かわいいしか出てこない……!
茶色い部分はココアパウダーでした、甘じょっぱおいしい。
ビジュアルが素敵なのはもちろん、ちゃんと大人のお口にも合うおいしさ。お値段は意匠代ときれいに盛り付ける代が含まれてる感じです。

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デザートの「どら焼きシフォン」は黒蜜をかけていただきます。
もちろん他のFキャラメニューもあり、コロ助のコロッケやジャイアンのカツ丼、期間限定でゴンスケの芋スイーツや、あのジャイアンシチューも食べられます……勇者はぜひ(笑)

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腹ごなしも兼ねて、野外エリアへ。
キャラクター像が設置されたフォトスポットになっており、空き地の土管やどこでもドア、水辺にはピー助もいます。
いろいろなところにキャラクターやひみつ道具が隠れていますので、是非探してみてください。

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2階はインタラクティブな展示コーナーやガチャガチャ、カスタムスタンプがつくれるコーナーが集まる楽しいエリア。
通常の順路で、展示室を抜けた先がこの空間になります。

野比家のジオラマにタブレットをかざしてARがみられたり、レールを転がるボールとディスプレイの映像が連動するモニュメントがあったり。展示で飽きちゃったお子さまも機嫌がなおるコーナーです。

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そしてこの階にあるのが、オリジナルの短編アニメーションが観られるFシアター!受付でもらえる硬券に「F」の字を切ってもらい入場します。

2020年1月中の放映作品は、2019年のドラ映画の脚本をつとめた辻村深月さんの脚本による「ドラえもん&Fキャラオールスターズ『月面レースで大ピンチ!?』」。
SF短編『征地球論』に出てくる宇宙人たちが、月面レースに介入してきて大騒ぎ!というお話でした。

過去には、『ドラえもん』と『パーマン』『キテレツ大百科』『てぶくろてっちゃん』などの組み合わせでオリジナルアニメーションが制作されています。
『ドラえもん』をきっかけに他の作品にも親しんでもらおう!という意図でしょう。

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さて、受付に戻って音声ガイド「おはなしデンワ」を受け取り、1~2階の展示室を巡っていきます。展示室に向かう道中には、少年時代に手塚治虫からもらった葉書もありました。

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常設展では、『ドラえもん』『パーマン』『エスパー魔美』など代表作の複製画が展示され、おはなしデンワからは主題歌とともに作品説明が流れます。
多くの作品がマンガやアニメに展開されていったからこそできる展示ですね。

2階へ上がる階段エリアは、F先生の仕事机が再現されています。天井が吹き抜けになっており、作品資料となった蔵書やおもちゃなどがびっしり!

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企画展示室では、2019〜21年にかけて「ドラえもん50周年展」を3期に分けて開催しています。
1期はドラえもん初登場の場面をはじめ、さまざまな「初めて」の場面を紹介しています。
スネ夫の初めての自慢がご先祖様の話だったり、どら焼き好きが判明したのが私が好きな「ドラえもんだらけ」の回だったり、発見がたくさんありました。

展示エリアの最後を締め括るのは、先生の日曜日。
娘さんのためにつくった紙のパペットや絵本、クリスマスに登場するサンタポスト、奥さまに当てた手紙などからは、家族を大事にした先生の人となりとユーモアが伝わってきます。
今ならF先生(の手のブロンズ像)と握手ができます!

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Fミュージアムは、各作品やキャラクターと来館者とのコミュニケーションに主眼が置かれています。
建物の外壁や窓、サイン計画やスタッフさんの制服など、至るところにキャラクターが散りばめられ、展示やシアターはもちろん、スタッフさんもおはなしデンワの内容も、来館者が大好きなキャラクターやまだ知らない作品に出会う橋渡しとなっています。
私自身、ミュージアムに行くようになってマンガの「ドラえもん」の魅力を知り、ポコニャンのかわいさを知ることになりました(タヌキっぽいキャラクターが好きなようです)。

S・F(すこし・ふしぎ)なお話で夢を叶え、未来を希望を与えてくれる作品をつくり続けてきたF先生の精神を未来の子どもたちに伝えてくれる場所が、このミュージアムなのです。

いつかFミュージアムの内覧会に呼ばれるようなお仕事がしたいですね……
Fミュの未来に貢献したい。

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートでミュージアムに行きまくります!