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写真について授業① RAWとJpeg

今日はCurbon photo college初級講師をやっていた講師として
真面目なことをちゃんと書こうと思います。

なぜ突然写真について書こうと思ったかというと大きく2つの理由はあります。

早速内容について話させてもらいます。
①はこの前個展に行ったとき
隣にいた男性から急に話しかけられた出来事でした。
(個展に行くとなぜかよく話しかけられる。二度目)
その男性は、写真をやり始めたばかりという方で
写真について、展示について、一緒に話をしました。
急に話かけられたので自己紹介もしていなかったのですが
よくよく話を聞くとこれからCurbon photo collegeの5期生になる方ということがわかりました。そこでようやっと自己紹介。

このnoteを見ている方は知っている人、知らない人もいると思うのですが
僕は株式会社Curbonが主催する、Curbon photo college初級関東をさせていただいている時期がありました。

そのことを伝えるとその方は写真を純粋に楽しみたいこと
そして人脈が広がることへの期待を大きく寄せていて
その時の輝かしい瞳、写真を純粋に楽しむ心がなぜかふと懐かしくなりました。
これが1つ目。

②ふと自分の初心者だった頃の写真を見たくなって
家に帰り今まで撮りためていたSDカードを探しました。
私は写真をやり始めた当初写真友達もおらず
地方で一人で写真を撮っていました。
もちろん一人だったので独学で誰からも教わらず
また誰とも写真について話さずに写真をひたすら撮ってきました。
それ故に写真について、カメラについて、データーの管理方法について無知でした。そのためSDカードをフォーマットできることも知らず長年SDカードがいっぱいになるまで写真を撮り、SDカードを貯めまくっていました。
それがこちら↓

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色んなGB数がありますが、なんと31枚。
写真をやり始めた10年前からのSDカードが残っていました。

当時はRAW現像も知らず、jpegで撮って
ほとんど加工もせず、instagramに載せることだけしていました。
もちろん今はRAW現像しています。
このようにRAW現像とjpegの違い、データー管理方法
SDカードの取り扱い、現像の仕方など誰かに教わることなく
基本的なF値、シャッタースピード、露出、構図のみを勉強してきただけだったので、とても後悔していました。
これが2つめ。

さて前置きが長くなりました。
ここからが授業内容。
簡単にRAWとJpegの違いを話します。

RAWは日本語に訳すと、「生」の「未加工の」という意味で
その文字の意味のまま、編集をして始めてRAWの意味合いを持つものとなっています。
Jpegはカメラの中でRAWから変換されて生成されているものとなります。
その変換はカメラによって違く、キヤノンならDIGIC、ニコンならEXPEED、ソニーならBIONZとカメラの画像エンジンいわゆるカメラの頭脳で、RGBのデータから元の色への復元が行われます。
その時にデータ量の関係で「圧縮」もかかってしまい、光の強弱の情報が間引かれて記録されてしまいます。
これが簡単なRAWとJpegの違いです。
また色の扱える数も大きく差があります。
JPEGが約1677万色、RAWが約4兆3980億色(14bit)と桁違いとなります。

しかし、人間が識別できるのが1000万色程度といわれているので、色数だけでいえばJPEGでも十分ですが、すでに現像されて間引きされた画像ファイルなので、レタッチにこだわると無理が生じてしまいます。

Jpegのメリットは
多くの端末やさまざまな環境で再生することが可能。
ファイルサイズが小さいので、無線やネットでのやりとりも簡単。

RAWのメリットは
JPEGと比べて、たくさんの情報量がある。
現像を何度やっても画質が劣化しないこと。
露出補正やホワイトバランスなど撮影後に変更が可能なので、撮影時のミスも取り戻すことができる。
白飛びや黒つぶれした部分からも情報が引き出せる場合がある。

上記のように大きくメリット、デメリットが分けられます。

編集をしたい方はデーター量は重いですが、RAWで撮ることをお勧めします。
しかし、編集をしないよ。って方はJpegで良いと思います。

今日はJpegとRAWの違いを話しました。

最近はカメラ雑誌や教科書、様々なサロンがあり
カメラを勉強するツールはたくさんあります。
その中でも講師をしていたということ、自分自身のアウトプットのために
これからも少しでも役にたつ情報をnoteに書いていこうと思います。

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次回もお楽しみしていてください。

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