2022年の印象に残った映画たち
2022年は依然、コロナ禍の影響があったが、それでも映画を見ることは前年よりはましな環境になったと思う。座席は飛び飛びではなくなり、入場時の検温も無くなった。私が映画を見る本数も増えて過去最高。劇場で見た作品だけで85本を見ることができた。
執筆時点でもうすぐアカデミー賞ということで、2022年に見た作品のベスト10といきたいところだが、私は映画評論家でもないので、映画に順位をつけるのは忍びない。ネット記事のように〇〇ベスト5とか☓☓7選とかは苦手である。そういう数字が入っている記事は読まれるらしいが。
ということで、2022年の映画で自分の印象に残った映画を記録しておくことにする。映画を見て時間が経ってから、自分の中でなにかしら残っているというものを、新作の日本映画、外国映画、旧作の3つのカテゴリーに分けて紹介する。
新作日本映画
日本映画の新作は22本を鑑賞した。印象に残った映画は以下の通り。
ちょっと思い出しただけ
さがす
シン・ウルトラマン
ヘルドッグス
さかなのこ
ケイコ 目を澄ませて
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
「ちょっと思い出しただけ」は伊藤沙莉と池松壮亮の会話がとても自然で、ずっと聞いていられる。
「ケイコ 目を澄ませて」は岸井ゆきのの圧倒的な存在感。惹かれてしまう。ミット打ちのリズムの心地よさが良い。
「MONDAYS」は全くノーマークの映画だったが、面白いとの評判で見に行った。たしかに面白い。マキタスポーツがいい味を出している。
新作外国映画
外国映画は全部で30本を劇場で鑑賞した。
TITANE/チタン
X エックス
女神の継承
哭悲/The Sadness
ブレット・トレイン
LAMB/ラム
こうしてみると、外国映画はクセが強い映画が多いかもしれない。
「TITANE/チタン」は第74回カンヌ映画祭のパルムドールを受賞。だけどへんな映画。なんじゃこれはという映画だが、何故か印象に残っている。
「X エックス」は次回作の「Pearl」に期待。
「女神の継承」が一番印象に残っている。あんなきれいな女性が狂ったようになって、本当に心が痛かった。もう一度見てみたい。
旧作映画
旧作は日本映画、外国映画をあわせて33本を鑑賞した。午前十時の映画祭を中心に、4Kリマスターやレトロスペクティブ企画などで昔の名作を見られる機会が多い。
妖星ゴラス
男たちの挽歌
灼熱の魂
ギルバート・グレイプ
ラ・ブーム
銀河鉄道999(ドルビーシネマ版)
「妖星ゴラス」を35ミリフィルムで上映してくれた塚口サンサン劇場に感謝。
「灼熱の魂」には強烈なパンチを食らった。しばらくは立てなかった。
「ラ・ブーム」は40年前の青春時代を思い出させてくれた。主題歌がヒットした。
「銀河鉄道999」は22年1月にドルビーシネマ版を鑑賞した。約1年後に松本零士が亡くなるとは思いもしないで。今思えば、スクリーンで鑑賞できて良かった。ラストシーンからゴダイゴのテーマソングがかかると、なんとも言えない感動に包まれる。
今回は2022年の劇場で見た映画から、印象に残った映画を紹介した。2023年は劇場に限定せず、配信やTVで見た映画も加えていこうと思う。
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