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自分の強みの育て方

* 自分の強みを見つけたい
* 自分の強みを育てたい
* 自分の強みを活かしたい

というのは誰もが一度は考えることだと思います。

例えば会社員をやっていても、強みを活かしている人は「え?そんなこと言うなら会社辞めるよ?」と強い態度に出ることができるので、会社から搾取されにくいでしょう。
フリーランスなどにおいても、「そんな不義理なことするなら契約終了するけど、困るのは誰だか分かってる?」と言える状態は自分を守る上で大変心強いでしょう。
そして、なによりも強みを活かしている状態は満たされた気持ちで楽しいことでしょう。

強みってどうやってみつけるの?

そこで人類はすぐに自分の強みを見つけたがるわけですが、そんなことやめておきましょう。
だって具体的な強みとして想像できるものって、世の中にすでにあるものじゃないですか。
つまり、それって自分以外の誰かを想像して、「あの人みたいな強み」として思い浮かべているはずです。

そんなの意味ないじゃん。だって、すでにその強みを持っている人がいるんだもん。
自分の強みっていうのは、自分にしかできないことだからこそ意味があるんじゃん。

やるべきことは、未だ身の回りに存在しない新しい強みを自分で作ることです。
それをすでに想像できる人は、こんな駄文に目を通していることはないはずです。

強みよりも先に原動力をみつけよう

具体的な強みなんてものは、どうせ時代とともに陳腐化するんです。
20年前なら知識量がある人がすごいって言われたかもしれないですが、もう今の時代ググればわかるじゃないですか。
具体的なものに拘泥していたら、時代遅れの老害になっちゃいます。

まずは自分にとって原動力となるものを見つけましょう
時代によらず、環境によらずに自分の原動力となるものを見つければ、
時代と環境にあった自分の強みなんていくつでも作れます。

原動力のみつけ方

ここで言う「原動力」というのは、人や世の中との関わりの中で自分が心地よく感じる瞬間や、逆に最高に嫌だと感じる瞬間のことを言います。

たとえば、あなたが今から50人の聴衆の前で講演会をすることになったとしましょう。
なにも準備する時間はありませんし、聴衆の年齢や性別もわかりません。
講演のテーマすら決まっていません。
そんな状態で、あなたにとってどういう結果が得られたらその講演は成功したと言えるでしょうか。
あるいは、考えにくければ「これが達成できないで終わってしまったら失敗だ」と思うものを想像してもいいです。

人によって想像するものは千差万別です。

* 笑わせることができれば成功と考える人
* 共感してもらえることができれば成功と考える人
* 感動させられれば成功と考えられる人
* 人として惚れてもらうことができれば成功と考える人
* 聴衆からおいしい草をもらえたら成功と考えるヤギ

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いろいろあるでしょう。

参考までに僕の場合は、聴衆が「そんな考え方したことなかった」「固定観念が外れた」と感じることが成功だと考えます。

原動力 x 環境で強みを作る

強みとは異なり、原動力は自分の根幹にあるものであり、具体的な手段ではないため汎用性が高いです。
つまり、あらゆる場面で活かすことができ、あらゆる時代に役立てられます。

強みとは、この原動力と自分が今置かれた環境でやるべきことが合わさってできるものです。
例として「固定観念を外す」ということを原動力に置いたときにどんな強みがでてくるか考えてみましょう。

たとえば会議の場で原動力を発揮できるように工夫し続ければ、「今はみんな無意識にこういう前提の下で考えているけど、実はもっと視野を広げればこういう考え方もあるはずだ」と、「他の人が出せない意見を出せる」という強みを得ることができるでしょう。
たとえば営業の場で原動力を発揮できるように工夫し続ければ「今は無意識にこういう手段を使おうと考えていると思いますが、本来の目的から考えれば別のもっといい方法があります」と、他の人には提案できない別の切り口で提案できるでしょう。
あるいはたとえば「ペットといえば犬やネコだろう」という世の中の固定観念に逆らってヤギを飼うことで「ヤギから仕事に活かす方法を見つけられる」という強みになるでしょう。

「草をもらいたい」というのが原動力のヤギも、ペットとして飼われればその原動力を発揮するために工夫をする中で、「世界一かわいいヤギさん」という強みを手に入れられます。

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「具体的にどんな環境で何をしたいか」から考えるのではなく、このように今自分にあたえられた環境の中で「どのように原動力を発揮するか」を意識して工夫を続ければ、そこからたくさんの強みが生まれます。
(何の工夫もなく「がんばる」だけでは怠慢なので、ちゃんと工夫することが必要です)

強みの育て方

原動力は、具体的にどんな仕事をしていようがそこから強みを生み出し育てられます
逆に「俺はこんなところでこんな仕事をやってるような人間じゃねぇんだよ」とやっすい居酒屋で愚痴を吐くために時間を浪費してるくたびれたサラリーマンは一生強みを身につけることはないでしょう。
「大変貴重なお話ありがとうございました。人生観が変わりました。」と言って自己啓発本を読んだり起業セミナーみたいなのに参加して現実逃避するばかりで実際には何もできない意識だけ高い系も、いつまで経っても原動力を発揮しないので永遠に強みを見つけることもできないし、人生自体を変えることはできないでしょう。
まずは自分の原動力を見つけて、その原動力を今の環境で発揮することを考えるべきでしょう。

もちろん、今の環境があなたの原動力を否定する環境であればすぐに環境を変えるべきです。
たとえば「固定観念を破る」ことが原動力の人が、ワークスアプリケーションズのような「能力があっても不条理に絶えられないやつは優秀じゃない。ゾンビのように言われたことをそのままにただ我慢できるだけのやつが優秀なんだ」と代表が公言するような会社にいては、原動力を発揮して強みを活かしたところで「余計なことはするな。いいから言われたとおりにしろ。」と邪魔をされてしまいます。
(もちろん、ゾンビとして生きることが原動力な人には大変すばらしい会社です!)

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さくらちゃんにご飯をあげる
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