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早起きのTip、目的もなく早起きをしていると、視えてくるものがたくさんありました。

誰が言い出したのか、このような言葉がある。
「早起きは三文の徳」
 誰が、ではなく有名なことわざですね。 年齢を重ねると睡眠よりも時間が大切に感じる事が多くあります(もちろん睡眠も不可欠です。)
 そこで、自分自身が早起きにシフトした理由、そして感じたことをご紹介します。

~ このTip(記事)は5分程度で読める内容です。 
~ 少しブレイクをして、新しい視点から物事を見てみませんか?

■ 社会人になると、何をするにも時間が足りないくらい1年が早い

 社会人になると、本当に時間が足りません。新年を迎え慣れない元号に違和感を覚えながら働き、その元号に慣れたころには年末になっています。

 さて、一般的な社会人の一日を例として下記に記載してみます。

7:00に起床、身だしなみを整え朝食を食べながら動画・テレビを見る。
8:00に家を出て、約1時間をかけて9時に会社に出勤
20:00に退勤。早いときは18時頃に帰るが、逆に遅いと22時になる時も。
21:00に帰宅、風呂に入り、夕食を食べる。
22:00はフリータイム。家族だんらんをしつつまったり。
24:00頃に就寝。23時頃に寝室に行ってスマホをいじりながらウトウト。

 自分に当てはめて考えるといかがでしょうか?

もちろん、人によってライフサイクルは異なるために「通勤時間はもう少し短い」「仕事は定時で終わる」など、細かい点はそれぞれだと思います。

 お伝えしたいのは、社会人になって働き始めると自由に使える時間がほとんどない、という現実。何かをしたい、始めたいという場合には二つの選択肢しかありません。

・ 仕事後に時間を作り好きなことをやる夜型
・ 仕事前に時間を作り好きなことをやる朝型

夜型の私は、仕事後に時間を作る事を選択しました。

■ case1、夜型:仕事後に時間を作ってみました。

 よくある話ですが、将来に不安を感じ、仕事をしながら社労士の資格取得をしようと計画しました。
 資格取得の為に徹底的に勉強法を調べ、10万円近くの教材を購入し、試験スケジュールから逆算して勉強計画を作成。
 さて、あとは実行する時間を作るだけでした。いま思えば無謀ですが、1日3時間は勉強の時間が欲しいと思っていました。

 まだ、その時は早起きは考えておらず、22:00~25:00を勉強の時間に充て、勉強用の手帳も購入し準備万端。DVDを見ながら学習を行うのですが、いまいち頭に入りません。その時は「久しぶりの勉強で頭も慣れていないんだろう・・・」と簡単に考えていました。

 1~2か月は必死に続けましたが、後半はほぼ義務的に起きているだけ。手帳に勉強時間を記録して予定を確認するも、まったくその通りに進みません。失敗したのです。
 
 いま、考えてみると当然です。仕事後は電車に揺られて帰宅。風呂に入り疲れをリセットして、夕食を食べてお腹もいっぱい。
 心身が疲弊し満腹な状態では資格勉強はできません。当然ですが、なかなか集中してやることは出来ず、模擬試験の結果も出なかったので、そのままなし崩しに勉強をしなくなりました。

 手法を変え、帰りにカフェで勉強をするという事もしましたがすぐに辞めました。資格の教科書は重く、仕事で疲れた頭にはカフェ勉強は頭に入らず、喫煙室でたばこの本数だけが増えていたのを覚えています。

 わかりやすく、仕事後の勉強に失敗しました。

■ case2、朝型:仕事前に時間を作ってみました。

 ただ、せっかく始めた勉強の習慣は大事にしたいと思い、早起きをして時間を作る事にしました。

 よく、時間管理や成功者の本には
「早起きをしてジョギングをしています」「早起きをしてジムに通っています」「朝は瞑想の時間を取っています」
 など、早起き信仰を個人的に胡散臭くも感じていましたが、背に腹は代えられません

 同じように3時間は勉強の時間が欲しいと思い、無謀ながら5時に起きることにしました。そもそも早起きの習慣がなかった為、思った以上の眠気に悩まされました。洗顔をしてコーヒーを飲んで軽めの朝食を取り、ようやく頭が起きてくるようになってきました。
 
 しかし、人間は環境の動物と言われるもので、1週間程度早起きを続けると慣れてきます。
夜型の勉強と比較をしても、集中できている実感はあり、朝に勉強する事が楽しくなってきました

 もちろん、よい話だけでもありません。朝の5時に起きるので、本業である仕事の集中力が当然持ちません。昼休みに昼寝をしても、15時くらいには一度ガス欠になります。繁忙期には23時に帰宅することもあり、疲労も徐々に蓄積をされてきます。
 そんな中では、毎日朝の5時に毎回起きることは出来ず、徐々に早起きをして勉強する事はしなくなってしまいました。

 内心感じていた事があります。一般的な会社員には早起きをするのは難しいものであると。
やはり、「自由に時間を使いやすい方や成功者が早起きを楽しむもの」とひねくれた考えをするようになっていました.。

資格取得の勉強は完全に失敗してしまいました。

■ 資格勉強のための早起き・・・??

 挫折したものの、早起きに魅力を感じていたのも事実です。

寝静まった街の中で、一人だけ自分が起きて有効に時間を使えている


「朝5時に起きて、豆から挽いた珈琲を飲む。なんかいいな・・・」という詩的な気持が湧いてきます。特に晴れた日は朝日を一番に浴びるのも好きでした。
 早起きは気持ちの良いもので、自己満足と自己肯定を与えてくれました

 いまは、特にやる事も決めないで早起きをしています。本を読むときもあれば、英会話を勉強することもあったり、仕事をすることもあれば昨夜にできなかった家事をする事もあります。 

 疲れて起きれないこともありますが、早起きをして自分の気持ちのままにやりたい事をやるのは、とっても気持ちの良いものです。

何かを始めるとき、目的と目標を立てることはとても大切です。
しかし、その事に縛られすぎると、あなたの人生を充実させてくれないかもしれません。 

 今回のTipはいかがでしたでしょうか?
何も決めないで早起きをしてみる、という考え方の一つをご紹介しました。年齢を重ねると本当に一年が早く感じられます。時間管理の1つの考え方としてご検討頂ければ幸いです。

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