見出し画像

祝、私たちのルーツ完成!

あっという間にアメリカ生活も1年半が経過しました。
3年任期の予定ですので、おそらく現在折り返し地点。
すっかりこちらの生活にも慣れ、お陰様で元気に過ごしております。

その一方で私の大切なライフワークであるルーツ探しの方はちょっとおやすみ中。
(noteのルーツ旅も中断しております・・・)


私個人の調査は進んでいませんが、ご一緒させていただいていたチーム長浜はその後も休むことなく前進され、この春「私たちのルーツ」という本が完成しました。

チームとして始動してから約2年の時を経て一冊の本として完成したことは非常に感慨深く、人生の中でも忘れられない思い出の一つとなりました。



著者はチーム長浜のMさん、Yさんのお二人。
私は寄稿の形での参加となりました。

Yさんが調査された内容はとてつもなく膨大でしたので、その資料をまとめ上げるには、相当時間がかかるだろうと思っていました。
ところがお二人の情熱と実行力は私の想像をはるかに超え、あっという間に一冊の本が完成してしまいました。

第一回目の羽咋旅の後、再度現地調査、関係者への聞き取りを重ねられたうえで、資料を元に執筆はお二人分担で、校正、表紙の描画、印刷の全てをMさんがご自宅で、最終段階の製本だけは業者さんに委託でと、ほぼ手作りで制作されました。

渡米後も時折進捗状況を共有してくださったのですが、その行程にはただただ圧倒されるばかり。
本の制作に関しては何もお手伝いできませんでしたが、チームの一員という身内の目線で本が制作されていく過程を側で見させていただくという大変貴重な経験もさせていただきました。


内容はサブタイトルにもあるように、1590年(天正18年)という想定していた以上に時代を遡ることができ、多くの証言を元に考察が深められ、私たちのルーツについてはもちろん、郷土資料としても読み応えのあるものとなっています。

また、添えられた大家系図、調査資料も膨大で、A4、256ページ、フルカラーという充実ぶり。

完成した著書は非売品という形で、親戚、縁者の方々へ届けられたということです。

完成した本が飛んできた


ルーツ探しをしていると不思議なことが度々起こるもので、このご縁が紡がれたこと自体がまさにそれなのですが、今回本が完成したタイミングでもそんなことが起こりました。

本の製本が終わりついに完成しましたとMさんからご報告をいただいたのは今年の4月。
国際便で送っていただくのはあまりにも送料が高いので、ひとまず札幌の実家宛に3冊送付していただくように依頼しました。
その後実家からアメリカの私の元へ送ってもらうか、もしくは一時帰国のタイミングで受け取ろうかと考えていたのです。

5月上旬、ついに札幌の実家に本が届いたと母から連絡があった同日のことでした。

全く別件で義弟から
急遽ですが、来週ダラス出張が入ったので、何か必要なものがあったらお届けしますよ、リクエストありますか〜?」と連絡が来たのです。

なんということでしょう、このタイミングで!

それならば義弟の言葉に甘えさせていただこうと、大至急札幌の実家から義弟宅へ本を郵送してもらいました。
国際便よりも圧倒的に早くて安くて確実です。

そうして翌週には魔法のようにポンと私の手元にやってきたのです。

経緯についてサラッと書きましたが、そもそも義弟はこの本のことも知らなければ、ダラスへの出張も異例のことで、後にも先にもあったわけではありません。

本当は2000字くらい費やしてこの奇跡について語りたいくらい、もっと細かな偶然の連鎖があったのです。
あまりにも出来過ぎの最短タイミングで私の元に届き、ご先祖様の粋な計らいとしか思えない流れに、鳥肌が立ちました。

私自身、先祖調査をスタートした時には、自分の内側のどこから来るのかわからない好奇心と探究心に突き動かされ行動していたのですが、今となってはもはや何もしていないのに、情報も完成した本も私の手元に集まってくるような状況です。
なんという不思議な状況でしょうか。
そういうスイッチが押されるのが、ルーツ探し、先祖調査の面白いところ。

一人で調査していただけでは絶対にたどり着くことができないところまで、MさんとYさんには連れて行ってもらいました。それは時間、空間、情報、考察、全てにおいて、です。


きっとこれからも不思議な偶然に導かれての楽しい旅が待っていることでしょう。

羽咋旅、続きも書いておかなきゃなぁ〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?