読むアロマオンライン読書会forアロマセラピストvol3.ツバキ文具店
「読むアロマオンライン読書会forアロマセラピスト」開催しました!
3回目は、「ツバキ文具店(小川糸著)」です。
(ツバキ文具店・小川糸著・幻冬舎文庫)
鎌倉、手紙、文房具などなど、楽しいキーワードがたくさんあるお話です。それだけで盛りあがること請け合い!なのですが、あらためて、読んだ感想をシェアすると、気づくことがいっぱいです。
また、このお話はドラマ化もされているので、映像→文字、文字→イメージとそれぞれ順番が違っていたのですが、鎌倉の街の空気をリアルに感じるのは同じでした。
それだけ、作者の小川さんが切り取った鎌倉は、暮らす人々や四季折々の自然の描写が生き生きとしていたのだと思います。
「手紙」という題材も、心のやわらかな部分をそっと刺激するには十分のもので、作中の印象に残った手紙や、「もしポッポちゃんに依頼するとしたら、誰にどんな手紙をおねがいする?」なんて話してたら、涙腺がまずいことに(笑)
亡くなった方が残した手紙が、生きてる人たちに生きていく勇気を与える。
「これはまさにギフトだね」
言葉ひとつで過去が変わり、そこからの未来が変わる。
そういことが、あるのです。確かに。
そして、今回もおもしろかったのがそれぞれが選んだ香りたち。
①テーマ「鳩子が居場所をみつけた時の気持ち」
ベルガモット、オレンジ、サイプレス、ローズ、マージョラム、パチュリ
②テーマ「愛するチーちゃんへの手紙(天国のご主人から)」
ローズマリー、ジュニパーベリー、イランイラン、ローマンカモミール、ベチバー
③テーマ「鳩子からおばあちゃんへの手紙」
マンダリン、ローズマリー、ローズ、マージョラム、ラベンダー、サンダルウッド
①と②は見事にひとつも同じ精油がなく、③はふたつを混ぜたような感じになりました。
例えば、物語から「記憶」というキーワードを拾い、ローズマリーを選んだり、「居場所」からそれぞれベルガモットとサンダルウッドを選択したりといった具合です。
物語のどの部分を切り取るか、そしてそれを表現する香りはどの精油か。
「同じと違う」が嗅覚を通した体験になる瞬間は、
きゃ~♡+へ~!+おもしろ~い♪
要するに、理屈ではないということで(笑)
次回は9/21(火)「クララとお日さま(カズオ・イシグロ著)です。詳細は近日中にFacebookのイベントページをアップいたします。
「物語を香りで表現するってどういうこと?」と思っていただけたなら、たくさんの発見があると思います。
「百聞は一見に如かず」で、ぜひ体験してみてくださいね。
精油大好きなお仲間のご参加をお待ちしております!
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