本のある空間を訪ねて③地中図書館編
「本をめぐる街歩きをしたい」
去年の今ごろそんなことをnoteに書いておりました。
サボっていたつもりはなかったのですが、こんなにもアップしていなかったとは!
・・・間違いなくサボりでした(笑)
そんなタイムラグを経て、本のある空間について語りたくなったきっかけを作ってくれたのがこちら!
地中図書館@クルックフィールズ
千葉県木更津市にある「循環」をテーマにしたフィールド。
【農と食、アートと自然。いのちのてざわり】の場です。
いつもより断然近く感じる植物や動物、大地、そしてひらけた視界にひろがる空や空間に身を置くことで、鈍りがちな五感が少しずつ目覚めるのを感じます。
どこかで何かを燃やしてる焚火の匂い
道端に咲いてる名前は知らないけれど、おままごとで遊んだ雑草たち
どんどん変化する雲のかたち
遠くから聞こえる羊や牛ののどかな声
昭和ど真ん中世代の仲間たち。子供のころやふるさとの記憶がスルスル出てきて、はじめての場所をなつかしい気持ちで歩きました。
そんなのんびりモードでありつつ、ファームで野菜収穫、それを使って夕飯作り、薪のスチームサウナ、夕食後の焚火と参加型体験がめじろ押し!
多分、めちゃめちゃリラックスしながら新しい刺激を受けて、「今、ここ」に心身ともにいたんだと思う。楽しくて全然疲れない。
そんな「参加型刺激体験」のなかで、ピカイチだったのが「地中図書館」だったんです!
一目みて、本が大切に扱われているのがわかります。
ジャンルごとの選書と、棚同士の流れと。
右から左へ、左から右へ。
余裕をもって並べられてるから、1冊1冊を丁寧に見ることができました。
そんな本自体の魅力ももちろんありつつ・・・
なんと、宿泊者は17時~翌11時まで出入りオッケーなんです!
狙ったわけではなかったんだけど、夜中の12時過ぎに貸し切り図書館。
小さな動物の巣穴みたいなところに、ソファーや机が置いてあるのもたまらない。
全体もそんなに広くないから、友達がページをめくる音に安心しながら、気づけばかなり集中してました。
満月に近いお月様の明かりをたよりに、真夜中にコテージに帰る道すがら、「大人っていいね!」とはしゃいで言ったら、「とっくの昔からいい大人だけどね!」とすかさずツッコまれ(笑)
まったくその通りなんだけど、思わずそう言ってしまうほどその瞬間とても自由だったんです。
地(知)の栄養をいただき、未来への糧とする。
あれもこれも、おいしくいただいた贅沢な2日間でした。
いただいたものから生まれたものを誰かに届けられますように。
感謝です。
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