元日に父想う。アロマへの導きに感謝!
1月1日、元旦。
この日は、亡き父の誕生日。
おめでとうが重なる元日は、おせちのデザートに
ケーキ、なんてこともありました。
父の存在があったからこそ、私は今もずっもアロマを続けられているんだな、と新しい年を迎えるたび実感しています。
そんな父が突然の病に襲われ、即入院となったのが
7年前。
なかなか診断が下されないなか、脳に水が溜まる
“水頭症”を起こしているということから、数日後には頭に管を通されました。
そこから1か月間、意識不明に。
家族が呼ばれ、下された診断は、“悪性リンパ腫”。
しかも、脳のど真ん中!
手術すら出来ない状態でした。
一時的に回復したとしても、
もって一年…。
医者の言葉を聞きながら、
「こんなシーン、ドラマで見たことあるな…」と、私自身まるで他人事のよう。
ただ横たわっているだけの父のそばで迎えた、
40歳の誕生日でした。
次第に私は、心からの笑顔を失っていきましまた。
父の病院へは、大阪の難波という繁華街を通って
いくのですが、何も考えられなくなっていた私。
部屋着のような格好で電車に乗ったり、幸せそうなカップルをみては「何でそんなに楽しそうにしてるの?」って突然涙が溢れてきたり…
辛い日々が続きました。
そんなある日、妹から
「お姉ちゃん、アロマでお父さんのことどうにか出来ないの?」
と言われました。
でも、私には何も出来ませんでした…。
香水と違って、アロマオイルには
薬理作用があります。
ラベンダーで気分が落ち着いたり、
オレンジが前向きな気持ちにさせてくれたり…
私も思ってはいたんです。
父のためにアロマで何かしてあげたい!
でも、出来なかった…。
父の場合、脳の中枢部に腫瘍があったため、
私が何かすることでこれ以上悪化させてしまうのでは…と思うと、怖くてたまらなかったのです。
ただ、今思えば、直接のトリートメントは出来なくても、病室に少し芳香させるくらいやってもよかったんじゃないかな…と、少し後悔しています。
だからこそ、これからは香りが必要な方に
アロマの良さを伝え、届けていきたい!
その一心で続けています。
私の勤務する医院の患者さんで、
睡眠に悩む高齢女性がいます。
「布団に入ってから、いつも考え事をして眠れなくなる」と。
もう何年も前から、睡眠導入剤を服用されていますが、同時に今は、アロマを併用されています。
定期的に使用されるようになって、約2年。
今では、香りがないなんて考えられない!とまで
おっしゃってくれています。
お薬を手放すことは多分出来ませんが、寝る前に
ずいぶんリラックスできるようになったそうです。
2022年がスタートしました。
父に何も出来なかったという悔しさや後悔をバネに、私は、今年も必要な方に必要なアロマを
伝え続けていきます。
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