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第8話 明日誰かに話したくなる「D2C」の魅力

わたし達はアロマ開発に取り組んでいるが、ゆくゆくはアロマを「D2C」という形態で販売していこうと考えています。

「D2C」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「D2C」とは、ここ数年におけるモノづくりビジネスのトレンドであり、外せない重要なキーワードです。

本記事は、今日はじめて「D2C」という言葉を聞いた中学生でも、「D2C」を理解でき、人に簡単な説明できるようになることを目指して書いています。

D2Cとは

「D2C」というのは「Direct to Consumer」の略で、小売店や既存ECサイト(Amazon、楽天など)を通さずに、自社サイト・チャネルを用いて、消費者に直接的に商品を販売する仕組みのことです。

多くの人がスマホ・PCを持ってインターネットにアクセスできるようになり、また、日本ではBaseやStores,世界的にはShopifyといった、個人が簡単にネットショップを開設できるサービスが普及したこと、Instagram等のSNSの普及によりブランド自らの情報発信ができるようになったことで、D2Cビジネスが実現できるようになりました。

D2Cが注目されている理由を説明するためには、D2Cが従来の販売方法(小売店や既存ECサイト)とどう異なるかを知れば、理解が早いだろうと思っています。D2Cの特徴は以下です。
直接販売:中間販売業者を挟まない(=低価格高品質の実現)
双方向の関係構築:お客さんと関係性を構築できる
データ取得:お客さんの生の声/データを得られる
世界観:(中間業者を挟まず)独自の世界観/ブランドを演出できる

D2Cの本質は、上述のポイントを十二分に活用することで「顧客体験を徹底的にデザインできる」ところにあります。顧客体験を制するものはビジネスを制するのです。

実際に顧客体験にこだわり抜いた世界のD2C企業は、顧客に圧倒的に支持されるブランドを築くことに成功しています。そして、多くのスタートアップが次に続けとトライアンドエラーを繰り返すことで、現在、D2Cはベンチャー界隈の一大トピックとなっているのです。

押さえておきたいD2C企業

D2Cが何たるかをお話したところで、では一体どんな会社が、どのようにして顧客体験の向上を図っているのかを説明します。ただし、顧客に圧倒的に支持されているD2C企業は数多くあり、すでに優秀なライターさんが記事化してくれているので、ここでは私がD2C企業の事例をこれまで見てきた中で見つけた素敵なストーリーを紹介します。

Away/スーツケースD2C企業
・スーツケースよりも先に、旅行者向けの雑誌「Here」を制作した。雑誌には、作家、アーティストなど40人への旅に関するインタビューをまとめて、まだ開発途中のスーツケースの販売予約券とセットで1,200冊限定で販売した。愛情に溢れた雑誌が話題となり、その後に無事販売までこぎ着けたスーツケースは初年度から飛ぶように売れた。

これはAwayが単なるスーツケースを販売する会社ではなく、「良い旅」という体験を提供する会社であることを体現しているストーリーとして非常に印象的です。

(↓Away参考記事↓)

Warby Parker/メガネD2C企業
・創業者が旅行先でメガネを紛失して新たに買おうとしたが、高価で買えず、メガネ業界の寡占構造に気づき、安価なメガネD2Cを創業した
・ユーザーはメガネをECで買うことに慣れておらず、試着なしに買うメガネがフィットするか不安を抱えている。そこで、同社はメガネを5つ選択することができ、自宅で5日間試着できる『Home Try-On』というサービスを展開した
・『Home Try-On』はInstagramでのキャンペーンとも連動しており、ハッシュタグをつけて投稿することで、Warby Parkerの社員や他のお客さんから「似合っているよ!」「こっちの方がいい」などコメントをもらえる

Warby Parkerがオンラインでのメガネ購入に不安を抱えるユーザー心理を逆手にとって成功をおさめたこと、さらにSNSを活用して、顧客と直接的なコミュニケーションを取るブランドづくりはD2C企業ならではです。

(↓Warby Parker参考記事↓)

上に挙げた2企業以外にも、押さえておくべきD2C企業はまだたくさんあります。Allbirds(靴D2C)、Glossier(コスメD2C)、Everlane(アパレルD2C)、Casper(マットレスD2C)、Quip(電動歯ブラシD2C)あたりは押さえておきたいところです。(以下、参考記事)

成功しているD2C企業は、それぞれが独自の世界観を作り上げ、それを表現するような施策/インターフェースを有しています。わたし達も、多くの人々を引きつけるブランドを確立し、共感してくれたお客さんと直接関係性を構築できるようブランドを大切に育てていきたいと思っています。

編集後記

このnoteでは、わたし達がアロマ商品開発、事業とどのように向き合い、奮闘していくかをほぼ週刊で綴っていきます。

ぜひ温かく見守ってください。

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