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同じところに

先日、同じ寮のお友達と大学の帰りに寄り道散歩をお話ししながらゆっくりしていました。(以降お友達=Aちゃん)

Aちゃんはまったりゆっくりしていて、私は隣にいて空気が暖かかった。東京に来てから一緒にお出かけしたりする人もいなくあんまり近辺も散策していなかったが、Aちゃんは同じく上京してきたにも関わらず色んなところを知っていた。「ここから10分くらい歩けば〇〇あるんだよ〜」「あそこに△△あるの知ってる?」「じゃあ今度一緒行こう〜」 

飾らずそのままで話してくれるのがすごく嬉しかったよ。一緒にいて居心地が良かったんだ。

そしてその学校帰りの日は前から行こうと言っていた近所の路地にある小さなパン屋さんに行ってきた。私は初めて行ったが本当に思っていたより小さなパン屋さんだった。でもちょこんと居座っているのがすごく好きな空間で楽しかった。パン屋さんの後に古着屋さんに行く予定をしていたから「2人で半々こして食べよう」と6個入りのパンの耳を揚げた130円のお菓子を買って古着屋さんまで行く道でお話ししながら2人で食べた。あの10分何を話して歩いたか忘れてしまったが、それくらい私はAちゃんと気兼ねなくいられたのだ。私にとってはかなり珍しくて、何時間も人と話すと友達だとしてもだんだん気疲れしてきてしまって1人で帰りたくなる。どちらかというと、1人で散歩に行ったり1人で本屋さんに行ったり部屋で本を読んだり、と1人でいる時が多く1人が好きだ。Aちゃんとお友達になれてよかったなあ。

古着屋さんに着いて、店内いっぱいに式詰まった古着を見て私は感動。思わずここに連れてきてくれたことに、Aちゃんに握手した。帰りにスーパーに寄ってジュースを買って同じ寮に帰った。きっと何気なさすぎて、そのうち記憶の片隅に置いてけぼりになってしまうのかな。でも忘れないと思う。私にとっては何気なくなんかない幸せな思い出だから。

これからの世界は、私へこんなふうに幸せな嬉しい思い出を増やしてくれるのだと思った。

大事にしまえるようにしていきたいな。

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