見出し画像

【海外生活】ペンを筆に変えて、新鮮な気持ちに

日本にいた頃から
久しぶりにやってみたいことの1つ
手帳には書き残していたのは

お習字

過去を遡れば
小学校の頃、書道教室に通っていた私

先生のご自宅がお教室だったので
いつも玄関で、ご挨拶をする瞬間から
墨の香りに包まれていた記憶
小さい時ながらも五感で
字を書く前の気持ちを
整えてくれていたような気がする

朱赤色の訂正された半紙を眺めながらも
あの頃の小さな私が
今日は何度も自分の中で、話しかけてくれた


書を書く前にお茶を飲み
自分の姿勢や呼吸を整えて
真っ白な半紙に向かう時間

字のつながりを意識して
筆先のはらいが半紙から離れるまで
意識を向けて字を書く時間

そうだった、この感覚だ!と何度も呟いた

頭を使いすぎると、手が動かなくなる
思いのままに書けば、止めやはらいが雑になる

そのどっちつかずで、まとまらない自分に
もどかしさも感じつつ、それでも
また書く時間をつくりたいと思ったのは

大人になるにつれて
無意識に慣れ親しんでいる自分の感覚で
できてしまう事が多いから


宇宙を探るどころか、余白と字のバランスを
書きながらずっと探っていた私・・・

子供の時のワクワクを
取り戻したような時間になりました






この記事が参加している募集

みんなでつくる春アルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?