小説・成熟までの呟き 28歳・2

題名:「28歳・2」
 2018年、美穂は28歳の秋に、大学生のときの友人と3人で久しぶりに海外へ旅をした。行き先はアフリカ・モロッコで、理由は史上初めてアフリカに渡りたかったためで、美穂にとっては生産に携わるオリーブについて詳しく知りたいためで、友人にとってはお洒落な工芸品に興味を持っていたためである。カサブランカの空港に到着後、首都・ラバト、青色の街・シャウエン、迷路の街・フェズ、古代ローマ遺跡・ヴォルビリス、活気ある街・マラケシュといろいろな見所があった。中でも、朝にサハラ砂漠でラクダに乗った際にはドキドキした。朝日は綺麗で、砂漠は大きかった。美穂にとっては、本場のオリーブの実をいただいた貴重な機会となった。オリーブオイルを購入した。友人にとっては、独特な工芸品を見られて嬉しかった。旅では、美穂は康太について話した。友人は、「そんなに気になるんだったら、付き合いなよ。運命の人かもしれないよ。」と言われた。美穂はますます、自分の人生を進めていくことになる。

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