神聖家畜帝国 久保俊太郎

「ペットの兵隊から成る武装国家」をテーマに、武器や鎧で武装させられたペットや家畜の作品…

神聖家畜帝国 久保俊太郎

「ペットの兵隊から成る武装国家」をテーマに、武器や鎧で武装させられたペットや家畜の作品を制作。 中の人間の考えごとや作品制作にまつわることなどを主に書いています。 作品を見てくださる方にとって鑑賞材料の1つにでもなればと。

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    『ヒュギエイタス』複製イラストパネルA4

    『ヒュギエイタス』 動物病院への恐怖が巨大な亀のモンスターになりました。 原画は100号の大作。 A4サイズの複製イラストパネル。 耐光UVラミネート加工。 額装付きですぐに飾れます。 専用の箱は付属しません。 寸法 額 255×342mm 絵 210×297mm(A4)
    5,500円
    神聖家畜帝国 BASE店
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    『全滅 ー ハッピーエンド ー』複製イラストパネルA4

    『全滅 ー ハッピーエンド ー』 怪物の戦闘で敗北しハッピーエンドを迎えたペットたち。 A4サイズの複製イラストパネル。 耐光UVラミネート加工。 額装付きですぐに飾れます。 専用の箱は付属しません。 寸法 額 255×342mm 絵 210×297mm(A4)
    5,500円
    神聖家畜帝国 BASE店
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    『ヒュギエイタス』複製イラストパネルA4

    『ヒュギエイタス』 動物病院への恐怖が巨大な亀のモンスターになりました。 原画は100号の大作。 A4サイズの複製イラストパネル。 耐光UVラミネート加工。 額装付きですぐに飾れます。 専用の箱は付属しません。 寸法 額 255×342mm 絵 210×297mm(A4)
    5,500円
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    『全滅 ー ハッピーエンド ー』複製イラストパネルA4

    『全滅 ー ハッピーエンド ー』 怪物の戦闘で敗北しハッピーエンドを迎えたペットたち。 A4サイズの複製イラストパネル。 耐光UVラミネート加工。 額装付きですぐに飾れます。 専用の箱は付属しません。 寸法 額 255×342mm 絵 210×297mm(A4)
    5,500円
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    『イマジナリードラゴン』複製イラストパネルA4

    『イマジナリードラゴン』 爪切りの恐怖が竜のモンスターになりました。 A4サイズの複製イラストパネル。 耐光UVラミネート加工。 額装付きですぐに飾れます。 専用の箱は付属しません。 寸法 額 255×342mm 絵 210×297mm(A4)
    5,500円
    神聖家畜帝国 BASE店
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アテレコ、動物の解釈

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          東京に住民票を持ってから3回目になる都知事選。今回は断トツで面白い。 面白いところの一つは、ひまそらあかねが有力候補者たちの動きを引っ掻き回しているところ。顔出しをせずネット(特にX?)を中心とした限定的な領域で活動しているようなのでどこまで票が伸びるのかは未知数だが、けっこう食い込んでいけるんじゃないか?と思う。これは希望的観測込み。 生姜屋の社長がひまそら氏の支持を表明したところ一部勢力から激しく燃やされているようで、数年前から本邦でも猛威を奮うようになっているキャン

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          愛されていたことを知る由もなく

          飼っていたジャンガリアンハムスターの「ハム公」(♀)が6/11に死んだ。 SNS(X)では作品の投稿と並んで日々のハム公の様子を上げていて知っている人も多かったため、死亡報告も上げた。すると、たくさんの温かなコメントをいただいた。優しさが沁みる。 当のハム公は、自分がSNSで衆目に晒されていたこともたくさんの人からの愛を知る由もない。ハム公は画面を通して多くの人に愛されていたのだなと実感した。結局この愛を受け取るのは飼い主だけで、嬉しいと思うのも飼い主だけなのだが。ペット

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          人とペット、見えざる手、滅びの愛

          我々には認知出来ない高次元の存在が人類を飼っているとする。 彼らの間で飼育のノウハウが成熟してきたら、人間たちを清潔で安全で秩序ある場所で、責任と愛情を持って、出来るだけ長生きさせてあげられるように育てたいと思うようになるだろう。今の我々がペットに対してそう考えるのと同様に。 しかしそうなると、きっとむやみに繁殖させることは出来なくなる。 生存を脅かされない快適な都市空間では1匹あたりの飼育コストが跳ね上がるので、新たな生命の誕生は抑制される。 野良猫が生存競争に晒され

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          横浜トリエンナーレの思い出から、今

          横浜トリエンナーレに関する投稿がXのTLに流れてきた。横浜トリエンナーレは2001年に始まり、3年おきに開催されてきている現代アートの大きな祭典だ。 第8回となる今年は左派的な政治思想の色が非常に濃いことで一部で話題になっている。 自分が横浜トリエンナーレに行ったのは16年も前のことになる。2008年の第3回。街おこしのアートイベントが活気づき、あちこちに立ち上がっていた時期だ。当時は学生だった。 その前の第2回横浜トリエンナーレにはビルに張り付く巨大バッタなどのかなりキ

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          久々に画像生成AIを触ったが...

          あれから約1年半。 初めて画像生成AIに触れたのはおととしの夏だった。 AIがクリエイターを駆逐するかもしれない…なんて未来が語られ出し、どれどれじゃあこれで自分の作風を再現出来るだろうか?と思い、触ってみた。midjourneyトライアルのたった25枚であったが、再現どころか動物をろくに描画出来ないというレベルだった。うさぎの耳が4本とかになっていたのだ。 もちろん当時でもクオリティの高い作品はもちろんあり、AI作品が美術展のグランプリになってしまったというニュースも

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          今を生きるトリックスター

          トリックスターとは神話などの物語の中に登場する、自然界の法則や秩序を破り、物語を展開させる者である。善と悪、破壊と創造などの異なる二面性を持っているとされる。 以前読んだ本の中に具体例があるので、引用する。 ちょうど今よく目につくペットの貨物室問題のことについて考えていた時、昔に読んだこの本の記述がふと出てきたのだった。 ある人はペットを人だと言う。ある人は動物だと言う。そこに争いが生まれる。 ペットは畜生と人の二面性を持っている。科学的事実としては人ではないが、社会的

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          「ペットは家族」という幻想

          1/2に起きた痛ましい航空機事故の、ペットについての記事が出ていた。手荷物預かりのペットが貨物室に2匹乗っていて、残念ながら助からなかった。会社側はメディアの取材に応じ、謝罪を出している。 ペットの話題性が高いことをメディアはよく見抜いている。記事によればSNS(X)での反応を見て、問い合わせをし、この文章を出している。 そのXでは、ペットを飼う人への風当たりは以前より明らかに強くなっている。ペットの身を案じたり、犠牲を悲しむこと自体を快く思わない人も見られるようになった

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          良い1年にしましょう

          今年の目標でも書こうかと思った矢先に筆が止まってしまった人も多い年始だったのではないかと思います。 人間なんかより運命の方がよほど残酷である。時折そう考えることを確信させられる年始でした。しかし運命論に負けたくはないのです。良い1年になりますように…ではなく、良い1年にしましょう。

          入隊ペット総括

          今回の記事では、オーダー(歩兵シリーズ)を始めた2015年から1年ごとに作品をグループ化し、その変遷をまとめてみました。 このシリーズでは、作品をモデルと絵に割り振った番号で区切ることはありましたが(作品集なら20作品ごと…など)、制作年で区切ることはありませんでした。 それぞれのグループは「20XX年組」と表現しています。同期がいるような連帯感が生まれて(?)これはこれで新しい面白みがあるかなと。年によって品種や数に違いがあるため、グループとしての個性も出ています。

          根拠の無い自信、根拠の無い義務感

          来年の春に11年住んだ現在の家から引っ越すことになりました。 古いけれど収納の多い家だったので、何かと荷物が多いアナログ絵描きの自分にとっては暮らしやすい家でした。 次の家では作業部屋は少しだけ広くなるものの、今ほどの収納はありません。だから毎日少しずつ物の処分を進めています。集めすぎたシルバニアをメルカリに出したり、アクアリウム用品を捨てたり…。 そんな中、厄介なのは大きな絵。収納の奥深くから出てくる、思わず顔を背けたくなるような遠い昔の絵。学生時代の作品。黒歴史という

          根拠の無い自信、根拠の無い義務感

          喪失が人を強くする、欲望のグラコロ

          今日の昼、セブンイレブンに寄って「グラタンクリームコロッケ」を買おうとレジに並んだら、前の客に最後の一個を買われてしまった。本当に悲しく悔しかったので夕飯はグラタンクリームコロッケにすると決めた。クリーム系のコロッケを作るのは初めてだったが、けっこう上手く出来た。日々の料理は生活の主導権をちゃんと握れている感じがしてとても好きだ。作られるより作りたい。 「欲しくても手に入らなかった」という飢えこそが物を作る原動力になる。並んでいるグラコロを食べて得られる幸福よりも、最後のグ

          喪失が人を強くする、欲望のグラコロ

          苦労の拡散と、魅力の拡散

          安易な飼育(=不幸なペット)を防ぐため「ペット飼育ってこんなに大変。お金、時間、手間、老化や病気…etc」とはよく言われます。これはある意味ネガキャンの一種で、こうしてハードルを上げれば基本的にペットを飼う人は絞り込まれて減るはずなのですが、それでもペット人気というのは根強いものです。禁欲的で正しい飼育啓蒙よりも、可愛さなどの魅力の拡散の方が勝っているからです。 似たようなネガキャンは人間の子供にも見られます。「親の苦労」や「子の不幸」を訴える投稿やニュースを挙げれば、それ

          苦労の拡散と、魅力の拡散

          シルバニアを手放すも...

          10年くらい前にシルバニアファミリーをよく買っていた時期があり、我が家にはたくさんの家や家具、人形がある。リリースから35年以上になる同シリーズは今や世代を超えて愛され、大人のコレクターも多い。小さい頃は高いなぁと思っていた大きな家も、大人になれば普通に買えてしまう。これが「沼」の一因でもあるのだろう。自分も大きな板を買って、家を並べてジオラマっぽくしていた。しかし結局は管理が行き届かず、悲しいことにここ数年は一部を除いてずっと押し入れに… 来年の春に10年以上住んだ今の家

          シルバニアを手放すも...