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『ラークシャサの家系』あとがき+作者紹介 その2

今回も、読んでいただいた方、スキをくれた方、本当に感謝です。
ありがとうございます。

どうも、雪丸です。

 今回は、ラノベ風とかコミックスの原作風をテーマに書いてみました。

 ただただ普通に難しいというか、自分の発想力?空想力?妄想力?に失望です。書く前はなんだかイケそうな感じだったんですが、書いていけばいくほど、最初に創ったプランが浅はかだったというか、矛盾だらけだったというか・・・

 まぁ結果的に何事も中途半端で、メリハリのない物語を書いてしまいました。この手の作風は、私には向いてないってよく理解できました・・・

 さて、このラークシャサっていうのは、概念として実際に存在しておりまして、ヒンドゥー教の鬼神のことを言います。ネットで検索すると結構な量の情報が出てくると思いますが、この物語の中で使用した設定の大半は、このヒンドゥー教の世界観を使用しました。ただ、全体の10%程度、特に最初の導入部分は、実際、私の家に伝わる不思議な習慣を使ってみました。

 そこで、2回目の自己紹介を兼ねて、雪丸家の不思議な習慣の紹介してみたいと思います。

①私の家にはお墓がありません。
 幼い頃、死んだらどこに入れられるのか?と本当に両親に聞いたことがあるんですけど、両親は笑ってました。墓がないので当たり前なんですが、私の家ではお墓参りと言う行事がありません。納骨場所はどこかにあるようなんですけど、後述するようにわからなくなってしまいました。

②お葬式が恐ろしく簡素です。
 凡そ15分程度で終わってしまいますし、なんだかとてもあっさりしています。知り合いの母親が亡くなり、そのお葬式に参列した時に、お葬式と言うものは、こんなに長時間やって、しかも親族が、こんなにもぼろぼろと泣くものなのかと感動しました。その感想を祖母にしたら「良い経験をしたね」と言われました。親のお葬式に来てくれた友人たちは、あまりのアッサリ味に目を丸くしてました。

③節分という行事がありません。
 私の家では節分を絶対してはいけませんでした。とにかく、どうしても参加しなけれなならないときは、最終手段として「鬼は外」と言わないことで対応しろと教え込まれました。小学生の時は本当に嫌でした。

 あと・・・これは遺伝的な特徴なのか生活習慣なのかはわかりませんが、私の家はなぜかとても短命なんです。すでに祖父母も両親も死去しており、なんだかなにかに急いでいるかのように突然逝ってしまいます。

 順当にいけば父が亡くなる前に、それ以前に死去した祖父母含め先祖代々の納骨場所を教えてもらうはずだったのですが、父は突然亡くなってしまったので、結局、納骨場所はわからず・・・そのため、まだ納骨が済んでいなかった母のお骨とあわせて、永代供養を広く引き受けてくれるところへお願いすることとしました。
 本来の納骨場所は、祖父が父にしか教えていなかったようで(代々一子相伝だったそうです)、今となっては誰もわからずじまいになってしまいました。親戚内でも納骨先は家ごとに異なるようで、家同士でこの話をすることもなかったようです・・・
 ちなみに、うちのお葬式にお経をあげに来るお寺さんなら、納骨先を知っているだろうと相談に行ったのですが・・・雪丸家のものが亡くなったらお経をあげに行けと、代々お寺で伝えられているだけで、詳しいことは誰もわからないと言われました・・・

 なんだか、そんなミステリアスな雪丸家の習慣をベースに、ヒンドゥー教の世界観を織り交ぜ、流行りの鬼にあやかった物語を紡ぎ出してみました。


今回も、あとがき、自己紹介になってなくてごめんなさい (/ω\)
雪丸 2021/08/11

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