雪丸

気に入ったシーンや思いついたストーリーを綴るようにして創り上げていきたいです。

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マガジン

  • 『境界領域の詩』

    眠りにつく時、一瞬踏み込む『境界領域』。領域をさまよいながらつぶやく”ぼく”。隠れてる優しかったり怖かったりする"ぼく"・・・"ぼく"は何人いる?(Since 2022/10/15)

  • 『テンシンシエン!』全59話

    みなさん、転進支援制度ってご存じですか?いわゆる早期退職制度。世のイメージは、従業員の削減⇒転進支援=早期退職=リストラ。でも・・・転進支援制度は本当にリストラなんでしょうか?退職後、本当に転進を支援してもらえるのでしょうか?実録!中高年の転進支援ストーリー!これこそ中高年の就活バイブル!おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのライトノベル ”おじのべ” 第3弾は”おじさん転進サバイバル!!”「おじさんは生き延びることができるか?」(Since 2021/08/12)

  • 『ARK9010』全24話

    あなたのフォロワーさんは人間ですか?・・・なんとなく始めた車系SNS「Mobil Tune」。このSNSを中心に、車好きなおじさんたちが繰り広げる”おじさんたちのドラマ”。IT社会に翻弄されながら、しぶとくも可愛く生きるおじさんたち。ラストは衝撃の事実が明らかに! おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのライトノベル ”おじのべ” 始動!!(Since 2021/3/25)

  • 一瞬の呟き 写真で一言

    その一瞬の気持ちを呟きます。わかってくれるととても喜びます♪♫♩ (Since 2021/05/11)

  • 記憶のいたずら 雪丸 短編集

    短編集です。消えそうな記憶を手繰り少しづつ書いていこうと思います。(Since 2021/08/14)

最近の記事

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『ARK9010』

 あなたのフォロワーさんは人間ですか? ・・・なんとなく始めた車系SNS「Mobil Tune」。このSNSを中心に、車好きなおじさんたちが繰り広げる”おじさんたちのドラマ”。  IT社会に翻弄されながら、しぶとくも可愛く生きるおじさんたち。ラストは衝撃の事実が明らかに!  おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのライトノベル ”おじのべ” 第一弾!! (Since 2021/3/25) EP.0.0 プロローグ「2020年6月4日」 EP.1 アルマンダインレッ

    • 『境界領域の詩』おころりよ

      (楽しかった?) いや? (楽しくなかった?) いや? (楽しかった?) いや? (楽しくなかった?) いやぁ… 喉乾いた (お水飲んできたら?) だったらポンジュースが出てきたら良いんだよ (ポンジュース?) うん (ポンジュース好き?) いや? (好きじゃないの?) 適当に言った ポンジュースってなんだっけ? (オレンジジュース) ああ… これどうしたらいい? (どれ?) どっちが正しいの? ポカポンタス? ポカホンタス? (ポカポンタス) ポカポンタス (かばは?)

      • 『テンシンシエン!』あとがき+作者紹介 その3

        読んでいただいた方、スキをくれた方、本当に感謝です。 ありがとうございます。 どうもどうも、雪丸です。 この物語をスタートした2021年8月、この私、雪丸自身も転職活動中で、物語を執筆しながらの転職活動だったのです。リアルと妄想の間での転職活動・・・時には現実と創造の区別がつかなくなることも・・・嘘です(笑)その後、縁あってハローワークで紹介された素材メーカーから内定をいただき・・・楽しく働いておりました。 20代、30代の方には想像もできないと思いますが、50代になる

        • 『境界領域の詩』嘘ばかりの世界

          LEDって点滅してるんだよ… すごいね人間の目は それなのにちゃんと普通に見えてるって (ほんとに人間って都合よくできてるね) ぼくにはちゃんと見えない… 画像の取り込み速度を下げないと… (いつも見えてなかったの?) うん… (…そうなんだ…) 蛍光灯も苦手、チラチラする テレビも苦手… 見えるものはなんだか苦手 熱と匂いと空気の流れがつくる世界… そんなぼんやりとした世界にぼくはいるの なんかさ、表に見えるものってさ 信じられないものばかりでしょ? 熱とか匂い

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        『ARK9010』

        マガジン

        • 『境界領域の詩』
          67本
        • 『テンシンシエン!』全59話
          60本
        • 『ARK9010』全24話
          28本
        • 一瞬の呟き 写真で一言
          14本
        • 記憶のいたずら 雪丸 短編集
          17本
        • 『ラークシャサの家系』全26話
          27本

        記事

          『テンシンシエン!』最終話

          ◆「イッテキマス」2021年9月1日、水曜日  結局、私はといえば・・・ハローワークで紹介された素材メーカーから内定をいただき、今日からシステム課員として出社することになった。  内定をもらっていたNEKSTは辞退。一次面接を予定していた明治電工、山崎重工も、面接そのものを辞退した。  結果的に、山泉さんの件は、私の就活に大きな影響を及ぼした。加速していた転職活動を失速させ、私からやる気を削いだ形になった。そんな意味では、彼の仕返しは成功したのだろう・・・  今日からお世

          『テンシンシエン!』最終話

          『テンシンシエン!』第58話

          ◆「サイゴノシゴト?」「あなたを指名してきたスカウト案件を、全部断ってやりました・・・」  山泉さんが嬉しそうに、そして自信に満ち溢れた表情で語り出した。 「ふふ・・ふふふ・・・覚えていますか?初めてあなたにお会いした時、” 私に届いている情報は、会社名と生年月日、それと退職された経緯ぐらいだ ”なんて言いましたけど、そんなの全部、噓っぱちです。余計な先入観を持たないようにするだなんて、もっともらしいことを言いましたが、全部嘘です・・・ふふふ・・・それなのに、あなたは真顔

          『テンシンシエン!』第58話

          『テンシンシエン!』第57話

          ◆「サカウラミ?」 完全に逆恨みだ・・・しかし同情はする・・・だが、完全に逆恨みだ。 「山泉さん、先ほど、私に向かって”覚えていませんか?”と尋ねましたが、あなたとの接点は、あなたが応募した際に提出した、履歴書などの書類のみです。私が、それらの書類に目を通している保証なんてないはずだ。なのになぜ?・・・」 「ははは・・・そんなところに引っかかっていたんですが?最初にあなたとお会いした時、私はまだこんな病にかかっていませんでしたから、もっと恰幅がよくて、メタボなおじさんでした

          『テンシンシエン!』第57話

          『テンシンシエン!』第56話

          ◆「マチブセ?」 退職後の熟年離婚増加!・・・そんな見出しのネットニュースを読んだことがある。それまで仕事仕事の夫。家族とのコミュニケーションをほとんど行ってこなかった。子どもたちが成人して家から離れていく頃から、妻との溝が大きく広がっていく。そのうち、妻は、夫を単なる経済的な支えにしか見なくなってきて、さらに妻独自の世界が構成されいく。恐らく、そこには夫の姿は無い。退職によって、家にいる時間が長くなった夫は、妻から見ると、ただの邪魔者。夫の存在は、妻の活動の自由を阻害するこ

          『テンシンシエン!』第56話

          『テンシンシエン!』第55話

          ◆「ワラエナイハナシ?」「私は、30年以上務めた会社を2013年3月に退職しました。先ほども言いましたが転進支援で・・・なんとなく会社に居づらくなってきたというか、パソコンとかインターネットとかの設定をするにしても、自分の息子のような若い社員に頭を下げてお願いしたりしててですね・・・なんとなく自分が職場のお荷物になっているような感覚を・・・そうですね・・・55歳の時・・・やっと課長相当職に昇進してから、特にそう感じるようになりました。」  定年少し前、55歳前後の管理職昇進

          『テンシンシエン!』第55話

          『テンシンシエン!』第54話

          ◆「ベテランケイリマン?」「沢村さん、私のこと覚えていませんか?」 「えっ?」  いや・・・えっ?以前どこかで会ってる?いや全く記憶にないけど・・・ 「山泉さん、ご冗談を・・・」 「沢村健、前職は誰もが知っているあの超有名企業の新事業創生センター、センター長・・・新事業創生センター自体もあなたの発案による新組織だ。今から約10年ほど前、前社長からのオファーを受け中途入社。以後、事業創生のスキルとキャリアを武器に、多くの新事業を立ち上げてきた。あなたの立ち上げたいくつか

          『テンシンシエン!』第54話

          『境界領域の詩』線材の直進性を計測する機械

          なんか線材のね… 線材の直進性を計測する機械が昔からあるんだ それを点検しようと思ったら、できる所がなくて 昔からそれを使ってる人に診てもらったんだ… 「古くて珍しい機械ですね」って話してたら 「実は自分が作ったんです」って言ってた 俺はその横でSZのメンテナンスしてたんだ (どこで?) 俺はガレージで その機械は第1工場みたいなところにあって… そこと俺のガレージが繋がってるの SZのギアボックスを閉めてて、何回閉めても閉まんなかった 閉まらんなあと思ってたら、帰ってきちゃ

          『境界領域の詩』線材の直進性を計測する機械

          『境界領域の詩』俺とおじさん

          知らないおじさんだった… (どんな人?) 車を展示してて 車の弱点のところを直す人 今度、関東自動車大学みたいなところに来て欲しいって言われてるんだけど (誰が?) 俺とおじさん 「いつどこで」って言われてないから 行かなくていいかなって

          『境界領域の詩』俺とおじさん

          『境界領域の詩』パトロールしてるの

          なにしてるの? (ご飯食べてるよ) …… (ゆうくん、なにしてるの?) パトロール (?) パトロールしてるの

          『境界領域の詩』パトロールしてるの

          『テンシンシエン!』第53話

          ◆「リユウ?」 何から話せばよいのだろうか・・・言葉がうまく出ない。普段通りにしていないと山泉さんに変に思われてしまう・・・けど・・・あっ山泉さんは自分の状況をよく理解しているんだったな。 「えっと・・・いきなりなんですけど、先日、支援センターの瀬川さん、えっと、私の新しい担当になった方なんですが・・・」 「ええ、存じてます。」 「その瀬川さんから聞いたんですけど、就職支援センターへ直接、私宛のスカウトがあったという話のこと。」 「あぁ・・・」 「私は、その話のことを、全く知

          『テンシンシエン!』第53話

          『境界領域の詩』ペリカ

          しゃべれんくなってきた 労働のあとは、なんか…特にね… だから、なんだっけ、やばい 話を変えよう、もうぺリカの話禁止 いまなんか橋を渡りそうだったもん (橋?) 虹の橋みたいなやつ 虹の橋渡ったら最後だから …どこにつくの? (西武園ゆうえんち) 西武園ゆうえんちか… もう何言ってもダメだこの人… もうダメだ なんかね、肩が熱い (日焼け?) うん もう、もうダメかも… もうダメだ…ペリカに負ける… (もう負けてるよ) だって〇〇い線がない (白い線?) 強い線…だって

          『境界領域の詩』ペリカ

          『境界領域の詩』疲れない生き方

          (昨日、少し無呼吸だったよ) うそ (疲れてたかもね) そっか…疲れちゃいけないんだ… いいことが分かったね 疲れない生き方をしたらいいね

          『境界領域の詩』疲れない生き方